営業職としてある程度の経験を積んでくると、次は営業マネージャーとしてマネジメントの方に進みたいと思っている人も多いのではないでしょうか。
そこで、この記事では営業マネージャーの求人に応募したいと思っている人に向けて、営業マネージャーの求人に応募すべき人はどういう人なのか、営業マネージャーの仕事内容とはどのようなものなのか、営業マネージャーの求人に応募しても採用されにくいのはどういう人なのかについて詳しく紹介していきます。
それではみていきましょう。
営業マネージャーの求人に応募すべき人とは？
営業マネージャーの求人に応募すべき人は、以下のような人です。
- 管理職の経験がある人
- 営業マンとしての実績がある人
- 会社の方針とマッチしている人
管理職の経験がある人
営業マネージャーの求人に応募すべき人の特徴に管理職の経験がある人が挙げられます。
営業マネージャーは管理職と言われるポジションで部下のマネジメントや事業計画の策定、グループ単位でのKPIの達成などを主導していく必要があります。
そのような背景から過去に管理職の経験がある人が採用されやすいです。
特に、営業職としていくら優秀であっても、その人がマネジメントを含めて管理職として優秀であるかはまた別の話になります。
そのため、前職でも管理職としてマネジメントを行なってきた人は営業マネージャーの求人に応募しても採用されやすいと言えるでしょう。
一方で、管理職としての経験があるだけでは採用されず、あくまでも管理職の経験があった方が採用される可能性が高くなるということです。
営業マンとしての実績がある人
営業マネージャーの求人に応募すべき人の特徴に営業マンとしての実績がある人が挙げられます。
営業マネージャーは、営業マンのマネジメントや数字の管理などを行なうのがメインの仕事です。
そのため、営業活動がメインの業務になってくることは少ないでしょう。
一方で、営業がメインの会社の場合、マネージャーの営業成績が悪いと部下から信頼を得られないということにもなってしまいます。
実際に、営業色が強い会社の場合、数字をあげている人がえらいという風潮になってしまい、結果的に数字をあげられていないと役職としては管理職であっても、部下から信頼を得られないことが多いです。
そのような背景から営業マネージャーの求人に応募したい場合には、営業マンとしての実績があり、かつその実績をもとに転職できるくらいの成績であることが必須と言えるでしょう。
また、営業マネージャーの求人に応募して営業マネージャーとして採用された場合であっても、営業活動をする可能性は十分にあり得るので、部下からの信頼を獲得するためにも営業マンとしてのスキルや経験を持っていることが重要と言えます。
会社の方針とマッチしている人
営業マネージャーの求人に応募すべき人の特徴に、会社の方針を理解していて、会社の方針とマッチしている人材が挙げられるでしょう。
営業マネージャーは、プレイヤーとは違って会社の管理職として営業マンの事をまとめる必要があります。
そして、その際に会社の方針とマネージャーの方針がずれていると、結果的にプレイヤーが高いパフォーマンスを発揮できないという原因にもなってしまうでしょう。
このような背景から営業マネージャーの求人に応募したい場合は、会社の方針を理解していて、さらにその方針と自分の考えがマッチしているということは必要不可欠になります。
そして、会社としても営業マネージャーは管理職としての採用になるので、会社の方針とマッチしていない人物や会社の方針にたてをつくような人物の場合は、基本的に採用することはないです。
一方で、プレイヤーの場合は管理職ではないので成績さえ出していれば、会社の方針とマッチしていない人材であっても高い給料や信頼を獲得できる可能性は十分にあります。
営業マネージャーの年収は？
営業マネージャーの年収は所属している会社や管理職としてのポジションによっても大きく変わります。
一般的には、520万円から800万円程度が営業マネージャーの年収とされています。
ただし、大企業の場合は管理職になることで1千万円以上を狙うことも可能です。
また、営業職の場合はマネージャーにならなくてもプレイヤーとして高い成果を出していればインセンティブで高い給料をもらうことができます。
このような背景から高い給料をもらいたいという場合は、営業マネージャーではなくプレイヤーとして活動した方が良いことも多いです。
特に、営業マネージャーの場合は営業以外の雑務も多く、マネジメントなどはいくら頑張ってもインセンティブという形で自分の報酬に反映されることはありません。
そのため、あえて営業マネージャーにはならずプレイヤーとして活動する人もいます。
営業マネージャーの仕事内容とは？
営業マネージャーの仕事内容は、以下のような人です。
- プレイヤーとしての営業活動
- 部下のマネジメント
- 計画の策定
プレイヤーとしての営業活動
営業マネージャーの仕事内容の一つにプレイヤーとしての営業活動が挙げられます。
営業マネージャーになる人のほとんどは営業マンとして高い成績を挙げ、それらの成績が評価された人です。
そのため、営業以外の事をすることも多いですが、営業マネージャーであっても営業活動する可能性は大いにあります。
これは会社によって異なりますが、特に営業会社の場合は営業マネージャーが先頭を立って営業活動をしていくという可能性が高いです。
また、大型契約の場合は営業マネージャーが営業マンとしてクライアント企業と対峙することもあります。
このような背景から営業マネージャーとして働く場合であっても、プレイヤーとしての実績や経験は重要です。
部下のマネジメント
営業マネージャーの仕事内容には部下のマネジメントも含まれます。
部下のマネジメントでは、部下が成果を出すことができるようにアドバイスや部下が悩んでいることを聞いて、それらを解決することも含まれます。
その他にも、部下の希望に応じて適職を探したり、部下が高いパフォーマンスを発揮できるような環境を構築することも含まれるでしょう。
そして、部下のパフォーマンスが悪いと部下自身にも責任があるのは事実ですが、マネージャーにも責任があると考えるのが普通です。
このような背景から部下のマネジメントをして、さらに部下のモチベーションを上げるようなマネジメントができないと、マネージャーとして失格という烙印を押されてしまう可能性もあります。
計画の策定
営業マネージャーの仕事の一つに計画の策定があります。
会社では事業を行う中で、KPIと言われる目標設定や事業計画、人員計画など様々な計画をグループや部単位で立てなくてはいけません。
それらの計画を先頭に立って指示するのが営業マネージャーです。
営業マネージャーと聞くと営業だけをやっていると思われがちですが、事業部やグループ、部などの単位でマネージャーをやっている場合は、それらの事業部やグループ、部などを取りまとめて、必要になる人材の計画や金銭的な計画をしなくてはいけないのも大きな仕事です。
そして、これらの仕事の際にはもちろんOAスキルが必要で、エクセルなどを使って数字の管理などをしなくてはいけないことも多いです。
その他にも、営業マネージャーとして策定した計画を上司に対してプレゼンして、これらの計画を承認してもらうという必要も出てきます。
営業マネージャーの求人に応募しても採用されにくい人
営業マネージャーの求人に応募しても採用されにくい人は、以下のような人です。
- 営業職の経験がない人
- マネジメント経験がない人
- 年齢が若い人
営業職の経験がない人
営業マネージャーの求人に応募しても採用されにくい人に営業職の経験が無い人が挙げられます。
営業マネージャーは、営業系の管理職なので過去に管理職経験があるだけでは採用されないことがほとんどです。
特に、営業職の場合は営業実績をもとに上司のことを判断するという風潮もあるので、営業職の経験がない人の場合、部下から営業について何か聞かれてもアドバイスすることができないだけではなく、数字を上げていないので部下からの信頼を獲得できないという可能性もあります。
このような背景から営業マネージャーの求人に応募する際には、過去に管理職として活躍した経験があるだけではなく、営業職として高い実績をあげたという経験も重要です。
マネジメント経験がない人
営業マネージャーの求人に応募しても採用されにくい人に、マネジメントの経験が無い人が挙げられます。
営業マネージャーの求人は、営業マンとしての成績を出すことも重要ですが、それだけではなく部下のマネジメントやチームビルディングなど営業以外の部分での能力も必要です。
そして、これらのマネジメントやチームビルディングは実際の経験をもとにしてないと身につけるのが難しい範囲と言えます。
このような背景からマネジメントの経験がない人は営業マネージャーの求人に応募しても採用されない可能性が高いです。
年齢が若い人
営業マネージャーの求人に応募しても採用されない可能性がある人に、年齢が若い人が挙げられます。
営業マネージャーは会社の中では管理職という立場なので、ある程度年齢を重ねており年齢の部分で部下から信頼を獲得できることが重要です。
特に、年齢が若い人で営業マネージャーの職位に中途で採用されると、その会社にいる他の社員から反発が出る可能性も考えられます。
また、大企業の場合はある程度年功序列の風潮があるので、年齢が若いと営業マネージャーの職種にそもそも応募できない可能性があります。
一方で、ヘッドハンティングで他社から引き抜かれる場合は、年齢が若い人であっても営業マネージャーとしての職位が与えられる可能性があります。
そのため、年齢が若い人で営業マネージャーをやってみたいと思っている場合は、まずは今の会社で高い成果を出した上でヘッドハンティングで他社の営業マネージャーとして採用してもらう流れが一番いいでしょう。
まとめ
営業マネージャーの求人では、通常の営業職とは異なる部分での能力が求められることを意識しておきましょう。