これまでの営業というと体力勝負で、接待や残業も多く体育会系のイメージが強いものでした。
しかし働き方改革や女性の社会進出の増加にともなって、営業職もライフワークバランスを重視するようになり女性でも営業職で活躍しやすくなっています。
女性のきめ細やかで人当たりのいいところは営業職には必要不可欠なスキルです。
そのため女性の営業職を求めている企業は増えており、女性歓迎の営業職の求人も増えています。
今よりもスキルアップや収入アップを目指す女性に営業職への転職はぴったりです。
性別や年齢、経歴など不問で活躍できるのが営業職
営業職は、金融系から不動産、化粧品やアパレル、教育系など業界の幅も広く求人数も多いので、やりたいと思った時に自分に合った求人を見つけやすいです。
また、営業職は必ず必要な資格などなく未経験でも年齢問わずいつでも挑戦できます。
そのため20代でも1,000万円プレイヤーがいたり、子育てが落ち着いた主婦から営業になった人、他業種から営業になりトップセールスになった人などさまざまです。
性別問わずキャリアアップや高年収がのぞめるのが営業職の大きなメリットです。
営業で活躍するには自分にあった営業スタイルを選ぶことが大切！
営業職といっても、顧客が法人か個人かによって営業方法が全く違います。
また営業スタイルもいくつかあり、飛び込みやテレアポだけが営業の方法ではありません。
また法人営業でうまくいかなかった人が個人営業に変えただけで成功する例もあるように、自分に合った営業スタイルを選ぶことが大切です。
まずはこれまでの経歴から自分の強みや弱みなど自己分析をおこなって、自分にあった営業スタイルを見つけましょう。
法人営業と個人営業の違いについて
法人営業
…法人営業は企業向けの営業です。
企業に商品やサービスを売り込みます。
法人営業は扱う金額が高額の傾向があり、その分インセンティブも高くなります。
またさまざまな企業の担当者とコミュニケーションを取ることで自分自身のビジネス感性が自然と磨かれます。
また法人営業は他社との競合が基本です。
競合に勝つためにいかに自社のサービスや商品の魅力を伝えるか、顧客の問題点をしっかりと解決に導いているか、ヒアリング力と提案力が重要です。
難しいけれど自社が選ばれた時には大きなやりがいを感じられるのが法人営業の魅力です。
個人営業
…個人営業は個人の顧客に営業活動をおこないます。
保険などの金融商品、住宅や自動車など幅広い業種があります。
法人営業の場合、決定権は会社全体にあり商談相手ではありません。
個人営業は商談の相手が決定権を持っています。
そのため商談の際に相手が「買う」と決めたら成立するので法人営業よりも短期間で成約するのが特徴です。
また、法人営業と比べると、営業マンの人柄なども商談に影響を与える傾向が強いです。
法人営業はビジネスマナーが身についていて、ソリューション力やプレゼン力が高く1つのことにじっくり取り組める人が向いています。
個人営業は、接客が好きでコミュニケーション能力が高く打たれ強い人に向いているといえるでしょう。
これまで女性はきめ細やかな対応が得意とすることから個人営業向きといわれていましたが、最近では積極的に女性を採用する法人営業職も増えています。
営業職には大きくわけて3つの営業方法がある
営業というと、飛び込みやテレアポでまずはアポイントを取らなければいけないイメージがありますが、決してそれだけではありません。
既存顧客を対象にした営業や受け身の営業方法もあり、自分に合った営業方法の求人を探すことも営業職に転職する際には大切です。
一般営業
…一般営業は新規顧客を獲得する営業方法で、一般的な営業のイメージに該当します。
商談をおこなうためには、飛び込み営業やテレアポでまずはアポイントを取ることが必要です。
アポイントの段階で断られることもありハードですが、新規開拓していくことで大きく会社の売上に貢献できる、会社にとって重要な部門です。
ルート営業
…ルート営業は、既存顧客のフォローが主な仕事です。
すでに取引のある顧客に対していかに細やかなフォローができるかが大切です。
使っている商品やサービスで満足してもらえているか、また不具合や故障などは起きていないかを定期的にチェックします。
他にも顧客のニーズや問題をヒアリングしてオプションや他のサービスを企画・提案をして売り込むことも仕事です。
すでに取引のある相手なので飛び込み営業やテレアポなどはおこないませんが、その分顧客と信頼関係を築いていくことと、顧客の抱えているニーズを引き出すヒアリング力が欠かせません。
内勤営業
…内勤営業は、来店したお客様に対してサービスや商品の説明をして営業活動をおこないます。
こちらからアポイントを取ることはありません。
インサイドセールスや反響営業とも呼ばれています。
不動産の賃貸業や車のディーラー、また塾などが内勤営業のスタイルを取っていることが多いです。
お客様からアクションを起こしている時点ですでに自社のサービスや商品に興味を持っているので、成約率も高いのが特徴です。
内勤営業はお客様からのアクションが必要なので、そのアクションを起こすための宣伝や広告作り、サイト作りやキャンペーンの企画が重要です。
そのためマーケティングや企画部との連携も欠かせません。
また、こちらから積極的に営業をおこなう一般営業とは異なり、お客様の状況をヒアリングしてニーズにあった商品を提案できるスキルが必要です。
営業職に転職する前に営業事務や営業アシスタントを経験するのも〇
まったく未経験で営業職に転職することに躊躇してしまう場合は、まず営業事務や営業アシスタントへ転職するのも1つの方法です。
営業事務や営業アシスタントは資料作成、発注や伝票の管理などをおこない営業職のサポートをおこないます。
営業の仕事を間近で見ることができるので、営業の仕事内容やメリット、デメリット、どんな風に成約を取っているかなどを体感することができます。
また営業事務の経験があると、営業職に転職する際に有利になるのでおすすめです。
女性が転職しやすい営業職の業種
化粧品営業
化粧品営業は、百貨店やドラッグストアなどの小売店などを顧客として、販売拡大やキャンペーンの提案をおこなうことが仕事です。
百貨店の場合には、売り場の美容部員の管理も化粧品営業の仕事です。
好きなコスメメーカーを自分の手で広げることができるなど好きなコスメに関われると女性から人気の業種です。
女性用アパレルや下着メーカー
女性用アパレルや下着メーカーなどの女性向け商品は、女性向けの視点が欠かせません。
そのため女性の営業が多く活躍している業種です。
特に下着はフィット感や形など女性にしかわからない部分が多いので、なかなか男性営業マンには難しい業種です。
また、日本製は品質がいいことから海外からも人気が高く、海外進出を目指しているアパレルメーカーや下着メーカーは多く、英語ができる人なら海外営業として活躍できることもあります。
住宅営業
住宅営業は、売買物件、賃貸物件、リフォームなどにわかれますが、どの業界でも女性の営業は重宝されます。
特に住宅は女性目線で選ばれることが多く、キッチンの動線や子育てのしやすさなどに気を配れる女性営業は人気です。
また賃貸物件でも女性の1人暮らしには女性営業がついた方が安心感があるため、女性の採用が活発におこなわれています。
保険営業
保険営業も女性が多い業界なので、女性が働きやすい環境が提供されています。
産休や育休も取りやすく、子育てしながら働いている女性も多いです。
保険営業は実力社会のため厳しい業界ではありますが、中には1,000万円以上稼げるような女性のトップセールスもいて、頑張った分収入アップができる業界です。
女性の営業職の求人に強い求人サイト
マイナビ転職 女性のおしごと
「マイナビ転職 女性のおしごと」はマイナビの女性の転職に特化したサイトです。
営業職の求人数は7,000以上、営業職へ転職する際の志望動機など職務経歴書の書き方や面接方法なども掲載されており、会員登録者には職務経歴書の添削などのサービスも。
女性の営業職への転職のサポートが充実しています。
https://tenshoku.mynavi.jp/woman/
type 女性の転職エージェント
「type 女性の転職エージェント」は、18年以上女性の転職エージェントを専門におこなっている転職エージェントです。
長い間転職エージェントをおこなっているため信頼度が高く、type 女の転職エージェントだけでしか取り扱っていない非公開求人も多数あります。
登録すると専任のキャリアアドバイザーがつき、希望や経歴にあった営業職の求人を紹介してくれるだけではなく、職務経歴書の書き方、面接の対策、また内定後の年収の交渉などもおこなってくれます。
未経験でも営業職に転職したい人や転職が初めての人は、転職エージェントのサポートを受けることをおすすめします。
https://type.woman-agent.jp/
doda
dodaは業界内で最大手の転職エージェントです。
求人数も多く20代～40代、50代の転職まで幅広くカバーしています。
女性歓迎の営業職の求人も多いので、営業職へ転職を希望している人は登録しておいて損はないでしょう。
dodaにも転職エージェントサービスがあり、登録すると非公開求人を紹介してもらえたり、転職活動のサポートを受けられるため1人での転職が不安な人におすすめです。
https://doda.jp/
まとめ 営業職で活躍する女性は増加中！営業職への転職は前向きにチャレンジするのがおすすめ！
女性の営業職への転職は、ここ数年で活発になっています。
人と話すのが好きな方やコミュニケーション能力が長けていれば十分営業職で活躍できる素質があります。
働き方改革で女性の採用も増えている業界なので、これからどんどん営業職で活躍する女性が増えていくことが予想されています。
ぜひ営業職を1つのキャリアパスとして検討してみてください。