不動産売買は自分の成果に応じてインセンティブという形で報酬がもらえるので、今後稼ぎたいと思っている人には、人気の職業のひとつです。
また、不動産売買は未経験であっても経験を積んでいくことで稼ぐ事が出来る職業になります。
そして、稼げるようになるまでのスパンも人によって様々で、未経験であっても1年程度で月収100万円を稼ぐ人がいるのも事実です。
そこで、この記事では不動産売買の求人は未経験でも応募できるのか、また不動産売買の求人に未経験で応募する際の注意点は何かについて詳しく紹介していきます。
それではみていきましょう。
不動産売買の求人は未経験でも応募可能?
結論から言うと不動産売買の求人は未経験でも応募することが出来ます。
また、不動産会社の中には未経験を中心に募集している会社もあり、未経験であっても問題なく採用されるというのが業界の常識です。
不動産売買の求人が未経験であっても採用されやすい背景には、不動産売買における成績と前職における成績が関係ないとされることが多いからです。
つまり、前職が不動産関係の職業であっても転職先で同様の成果が出すことができるかは不明瞭な部分があります。
そして、前職が不動産に全く関係ない業界であっても不動産売買業界に転職してみることで、自分に合っていてすぐに契約を取ることができることも多いです。
そのため、不動産売買営業マンを募集している会社では、経験の有無に関係なくポテンシャルがあれば採用するという会社が多いとされています。
不動産売買の求人に未経験で応募する際の注意点
不動産売買の求人に未経験で応募する際の注意点は、以下の3つです。
- 資格を取得する必要がある
- 成果がでないと給料が少ない
- 離職率が高い
資格を取得する必要がある
不動産売買の求人に未経験で応募する際の注意点の一つに、不動産売買を最初から最後まで行うためには、宅建の資格が必要になるということです。
宅建の資格があることで不動産売買の契約を営業マンが行うことができます。
不動産会社の中には、宅建を持っていなくても業務ができるように営業マンと契約を行う事務作業員を分けている会社もあります。
このようにすることで応募者の応募ハードルを下げることができ、結果的にポテンシャルの高い人材を会社としても確保しやすいという背景があるでしょう。
一方で、多くの会社では営業マンに宅建の資格を取得させて、宅建の取得を元に不動産売買の契約まで行ってもらうのが一般的です。
また、不動産会社の中には宅建を持っていることで月に2万円程度の資格手当が出ることがあります。
そのような背景から不動産売買の求人に未経験で応募する際であっても、応募後もしくは応募前に宅建の資格を取得しておかなくてはいけないことが多いです。
成果がでないと給料が少ない
不動産売買の求人に未経験で応募する際の注意点の一つに、成果がでないと給料が少ないということも挙げられるでしょう。
不動産売買では、基本的にインセンティブという形で自分が出した利益に対して、一部が給料に反映されるという形になってます。
そのため、成果を出すことができない営業マンの場合は、基本給のみになってしまい給料が少なくなってしまいます。
不動産業界の平均的な基本給は、15万円から20万円程度です。
そのような会社で1千万円程度の年収を稼ぐためには、毎月数十万円前後のインセンティブを稼がなくてはいけません。
また、不動産売買仲介会社では大手であっても職責と給料が連動していないことが多く、管理職であっても基本給は新人と数万円しか変わらないということもあります。
このような背景から成果が出ないと、長年働いても自分が思っているような給料をもらうことができないということも多いです。
ただし、大手の不動産売買仲介業者の場合は、インセンティブの割合を低くして、その分基本給で全ての社員に還元しているところもあります。
このようにすることで、社員の給料が安定しやすく、従業員を募集しやすいという背景もあります。
離職率が高い
不動産売買の求人に未経験で応募する際には、離職率が高いということも意識しておくといいでしょう。
不動産業界の平均的な離職率は15%前後とされています。
不動産業界は他の業界と比較しても離職率が高い業界とされており、この背景にはノルマを達成することができないと給料が少なくなってしまうことや、大量離職を想定した採用戦略などがあるでしょう。
つまり、不動産業界は入社するハードルが低くてもその後会社にずっと居続けるのは非常に難しいといえます。
そのため、未経験で入社しても成果を出すことができないとすぐにクビを切られてしまうということもあるでしょう。
一般的な会社の場合、最初の一年間前後は研修期間として成長のために設けられていることがありますが、不動産売買業界では入社2ヶ月目から実際に営業に出て半年後からは徐々に給料の割合がインセンティブ重視になってくるということもあります。
このような背景から離職率が高くなってしまうともいえるでしょう
不動産売買の求人がきついと言われる理由
不動産売買の求人がきついと言われる理由は、以下の3つです。
- ノルマが決められている
- 休みが少ない会社が多い
- 大企業が少ない
ノルマが決められている
不動産売買の求人がきついと言われる理由の一つに、ノルマが決められていることがあります。
不動産売買の求人は多くは、ノルマが決められており、ノルマを達成することができないとボーナスがカットされることがあります。
そのほかにもノルマを達成することができず、数ヶ月連続でノルマを達成することができないと、解雇の対象になってしまうこともあります。
このように、ノルマが決められており、ノルマを達成することができないと会社で居場所がなくなってしまうのが不動産売買業界の特徴です。
そして、このような業界構造に慣れていない人の場合、ノルマが決められていて、ノルマを達成することができないとすぐに解雇の対象になってしまうことが、きついと思われてしまうところです。
休みが少ない会社が多い
不動産業界では休みが少ない会社が非常に多いです。
また、休みがあっても完全週休2日制ではなく、平日に休みが取られることがほとんどです。
そのため、友人との休みが合わせにくくなってしまったり、家族と休みが合わずに関係が悪化してしまうことがあります。
また、そもそも休みが少ない会社もあり、実質的には週に一日しか休みを設けていない会社もあるとされます。
また、ノルマを達成することができないので、休みの日であっても自主的に出勤をして営業活動しなくてはいけないということもあるでしょう。
このように、会社としては休みが設定されていても、ノルマ会社としても休みが設定されていてもノルマを達成することができないと給料が下がってしまうので、結果的にノルマ達成するために自主的に休みの日でも働いてしまうという背景もあります。
大企業が少ない
不動産売買業界では、福利厚生や労務管理がしっかりしている大企業が少ないこともきついと言われる理由のひとつです。
不動産売買を行う不動産会社の多くは、中小企業で、また地域で数店舗のみを展開している会社も多いです。
このような背景から大企業のような福利厚生がなく、また大手デベロッパー系列の不動産売買業者や、独立系の大手不動産売買会社であっても働き方は、そのほかの業界の大手企業とは違い、明確に労務管理が行われていないことも多く、結果的に労働環境が厳しくなってしまいます。
不動産売買の求人が向いている人とは?
不動産売買の求人が向いている人は、以下のような人です。
- コミュニケーション能力が高い人
- 情報収集能力に長けている人
- 勉強が苦ではない人
コミュニケーション能力が高い人
不動産売買の求人が向いている人の特徴の一つに、コミュニケーション能力が高い人が挙げられます。
不動産売買で一番重要な力がコミュニケーション能力です。
そして、コミュニケーション能力がない人の場合、お客様に営業ができないだけでなくお客様を獲得できないという問題があります。
不動産売買では、お客様を獲得するために人脈を広げていったり、情報収集をしていくことが必要です。
その過程のなかで、コミュニケーション能力が必要になり、場合によっては異業種交流会などに参加する必要もあるでしょう。
また、飲み会に積極的に参加することも有効な手段のひとつです。
情報収集能力に長けている人
不動産売買の求人に向いてる人の特徴の一つに、情報収集能力に長けている人が挙げられます。
不動産売買においては、顧客を探すための情報収集やお客様に合った物件を紹介するための情報収集などが必要になってきます。
このような背景から様々な情報に触れて、情報収集をすることが苦でない人の方が向いていると言えるでしょう。
特に、最近ではインターネットで情報収集することが多いので、インターネットを問題なく使いこなせるという能力も重要になってきます。
また、情報収集をしただけでなく情報として集めたものをお客様に対して言語化して、体系的に説明できる能力も重要です。
勉強が苦ではない人
不動産売買の求人が向いてる人の特徴の一つに、勉強が苦でない人が挙げられます。
不動産売買業界では、宅建などの資格を取得する必要があり、それらの資格を取得するためには勉強する必要があります。
そして、勉強をして資格を取得することができないと会社にいづらくなってしまうこともあるでしょう。
また、不動産売買業界では法律が頻繁に変わるので、法律も自主的に調べた上で知識として身につける必要があります。
まとめ
不動産売買の求人は未経験であっても採用される可能性が高いです。
今後、未経験で不動産売買の求人に応募したい人は、ぜひ参考にしてください。