高額な家を売る住宅営業は、インセンティブが高いことでも有名で年収1,000万円も可能なんて話を聞いたことがある人は多いのではないでしょうか。
本当に住宅営業マンは年収1,000万円を超えるのか、住宅営業への転職を成功させるポイントなどを解説していきます。
住宅営業の仕事内容は?
住宅には注文住宅と建売住宅とがあります。
注文住宅の営業の場合、設計からお客様の要望を伺い、設計士や現場スタッフとお客様の間に立って家を完成させるまでサポートをおこないます。
何度も打ち合わせをしたり、建設中も現場に足を運んだりと忙しいですがその分やりがいもひとしおです。
お客様の希望を予算内で叶えるため設計士と相談して調整したり、時にはプロとして適切なアドバイスをおこなうことも必要となります。
建売住宅の場合、すでに家を建ててある、またどんな家を建てるのかは決まっているので、お客様の要望をうかがって実現するというよりは、いかにその物件のアピールをできるか、またお客様の住みたい家の希望を伺い、持っている建売住宅とのマッチングが大切になってきます。
また、土地の場所も決まっているため、その住宅近隣の住み心地など事前に調査してお客様に提供できるように調査することも営業活動の1つです。
すでに建設されている場合、売れない時期が長引くと住宅の価値も下がってしまうので、価値が下がらないうちに販売できるようにスピーディーな営業手腕も問われます。
住宅営業の平均年収は?頑張れば1,000万円も狙える?!
住宅営業の平均年収は、中小企業で400万~600万円、大手企業になると800万円以上といわれています。
家は価格が高いのでその分インセンティブも高く、売れば売るほど年収も上がります。
一般的に1戸家を販売すると販売価格の3~10%がインセンティブとして収入になります。
3,000万円の家の契約が成立すると少なくても90万円以上がインセンティブになります。
1ヵ月1戸ペースで販売できればインセンティブだけで1,000万円を超えることができます。
頑張り次第では年収1,000万円も夢ではないのが、住宅営業です。
ただ成績が悪ければインセンティブもなくなり翌年の給料がガクンと下がるリスクもあり、まさに実力主義の世界です。
住宅営業に転職するメリット
住宅営業に転職すると、高年収を狙える他にもさまざまなメリットがあります。
経歴、学歴不問が多く、異業種からの転職も成功しやすい
住宅メーカーの営業職は実力社会なので、大手、中小企業関わらずこれまでの経験や学歴などは不問のところが多いです。
飲食業からの転職、主婦からの再就職なども多く、経験がなくても大手企業に就職をして高収入を狙える業界の1つです。
そのため、未経験者でも安心して働けるように研修が充実しているのも住宅営業の特徴です。
「家を買う」という人生の一大イベントのサポートができる
人生の中で家を何回も買う人はほとんどいないでしょう。
一般的に「家を買う」のは人生にとって大きなイベントの1つです。
家族が増えたり、年収が上がったり、貯金の目標額を達成したりなど、多くの人が30代で家を買うことが多いようです。
「こんな家に住みたい」「こんな間取りにしてこんな生活を送りたい」とマイホームに憧れを抱いて、お客様は足を運んできます。
そんなお客様の理想の暮らしを一緒に考えていくことから住宅営業の仕事は始まります。
他の商品の営業とは異なり、何度も打ち合わせを重ねて、理想のマイホームを手にした時のお客様の笑顔をみたら、大きなやりがいを感じられることは間違いないでしょう。
売って終わりではなくお客様と長い付き合いができる
住宅営業の仕事は、家を売ったら終わりではありません。
引き渡し後のアフターフォローも大切な仕事の1つです。
場合によっては提携しているリフォーム会社を紹介するなど、長い付き合いになることもあります。
また、気に入ってもらえた場合、他のお客様を紹介してもらえることもあり、その場限りで終わらないよさが住宅営業にはあります。
住宅営業に転職するデメリット
住宅営業はお給料がいいけれど、その分決して楽な仕事ではありません。
未経験でも採用されやすいということは、入れ替わりが激しいともいえるでしょう。
住宅営業のいいところだけを見て安易に転職すると、「こんなはずじゃなかった」と結局長続きしないことに。
どんな業種にもメリット・デメリットがあります。
住宅営業のデメリットもしっかりと把握し、それでもメリットが上回るのか、自分にとってはあまりデメリットに感じないのか検討してから応募しましょう。
思っている以上に家は簡単には売れない
住宅営業のノルマは、新人で2~3ヵ月に1棟、ベテランで1ヵ月に1棟というのが一般的です。
この数字なら売れるのでは、と思いがちですが、高額な分お客様も家を買うのには慎重です。
2~3ヵ月に1棟も売ることができないのが現実です。
家を即決で買う人はほとんどいません。
1件の成約を獲得するために数か月にわたりお客様と商談をおこなうことはザラです。
また、それだけの月日をかけたのに、最終的に断られてしまうことも多々あります。
自分が住宅営業として働いているのに、いくら営業をしても1棟も売れないと会社での居心地も悪く感じてしまうでしょう。
プレッシャーに弱い人は相当なストレスを感じるかもしれません。
お客様主体のため休みたい時に休めないことも
住宅営業は、平日よりも土日祝日の方がより多いお客様を見込むことができます。
そのため暦通りに休めることはめったにないでしょう。
土日に商談のアポが入ることがほとんどで、アポがない日でも住宅展示場などでの営業活動や現場との打ち合わせなどがあります。
建築中の建物で問題が起これば、休みの日でも急に呼び出されることもあり、ライフワークバランスが取りづらい職種と言われています。
基本給が低いと売上のない月はお給料が低くなる
住宅営業の給料は、基本給+インセンティブで構成されています。
求人広告で掲載している給料はインセンティブも込みの「目安給料」として記載していることもあり、基本給が低く設定されていることに気付かないことも。
基本給が低いと、売り上げがない月は基本給のみとなってしまうので、そのプレッシャーを毎月感じながら働かなければなりません。
住宅販売の営業への転職を成功させる求人の選び方
住宅販売の営業は常に人手不足で求人も数多く出ています。
その中でいい求人に出会うためにも、どの求人に応募するかしっかり見極めることが大切です。
高額インセンティブを強調しすぎて基本給が低く設定されている
住宅販売の営業の求人広告を見ると「高インセンティブ!毎月100万円以上も!」「1年目から年収1,000万円以上!」とやたらと高インセンティブを強調しているところがありますが、その場合基本給がいくらなのかをしっかりチェックすることが大切です。
高インセンティブを強調している企業は、基本給を低く設定しているところもあるので注意しましょう。
年間休日の日数、残業や休日出勤について
ホワイト企業の場合、残業が少なく休日出勤があってもその分振替休日をもらうことができます。
また年間休日も130日以上としっかり休める環境が整っています。
残業について何も言及がなかったり、年間休日が少なめに設定されてたりするところは避けた方が無難でしょう。
福利厚生が充実している
転職する際には、福利厚生が充実しているかどうかもしっかりチェックしてください。
住宅手当や家族手当、資格手当など給料以外の不可手当が充実しているか、退職金や確定拠出型年金があるかで大きな差が出ます。
ホワイト企業は従業員を大切にしてくれるので、福利厚生も充実しているところがほとんどです。
福利厚生が充実しているかどうかでホワイト企業かブラック企業かを見分けることができます。
企業の口コミサイトをチェックする
気になる求人があったら、その企業の口コミもチェックしましょう。
求人ではいいことばかり書いてあったのにいざ転職したら全然違った…なんて口コミがあるかもしれません。
ただし、口コミを全て丸のみにしないように気を付けることも大切です。
住宅営業に転職する際に有利な資格、職歴
建築関係の資格はさまざまあり、営業としてお客様と接する時に資格があるのとないのとでは、信頼度がかなり変わります。
採用の際にも資格があれば有利になることは間違いありません。
また、資格があると資格手当を出す企業もあるため給料UPにつながることも。
住宅営業に有利な資格は下記となります。
宅地建物取引士(宅建士)
…宅建士は国家資格の1つで、不動産取引の専門家であることを証明する資格です。
宅建士の合格率は15~20%で難易度が高くしっかりと勉強しないと合格しません。
不動産業をおこなうには、この宅建士の資格がないとおこなえない業務もあるため、宅建士を取得していると住宅営業には有利に働きます。
インテリアコーディネーター
…インテリアコーディネーターは、快適に暮らせるようにインテリアをトータルプロデュースできる知識が身に付きます。
家を買う人にその家に住んでからの具体的なアドバイスをおこなうことができるため、住宅営業に活かせる資格です。
ファイナンシャルプランナー(FP)
…住宅を購入する際に、お客様が1番心配を覚えるのが金銭面です。
FPの資格があると、返済パターンや金利の説明などスムーズにおこなうことができます。
複数のパターンの返済プランを出したり、ライフプランを設定したり、他の営業との差別化をはかることもできる資格です。
住宅ローンアドバイザー
…住宅ローンには金利が10種類以上もあり複雑な仕組みのため、どの住宅ローンにするのか、消費者にはとてもわかりづらくなっています。
住宅ローンアドバイザーは、どの住宅ローンが最適なのか公平にわかりやすくアドバイスできる資格です。
住宅ローンアドバイザーの資格は、講習を受講後、効果測定と呼ばれるテストに合格すれば取得できます。
講習をしっかり理解していれば解ける問題なので、合格率も高くなっています。
住宅の営業に転職したい人ならとっておいて損はない資格です。
まとめ 住宅営業への転職を成功させるには求人選びが大切!
家は販売価格が高いため、住宅営業のインセンティブは高く年収1,000万円も夢ではない世界です。
頑張れば頑張った分だけ収入を上げることができる分、ストレスを感じることも多いので、人の入れ替わりが激しい業界でもあります。
転職してから失敗しないように、求人情報を見極めて自分に合う企業を見つけましょう。