化粧品業界といえば、華やかで女性の憧れですね。
特にコスメ好きの女性なら、せっかく転職するなら化粧品に関わる仕事をしたいと思う方も多いのではないでしょうか。
化粧品メーカーの営業職は美容部員とは異なり、自社の商品の販売チャネルを拡大して売上を伸ばし会社に利益をもたらすことが大きな役割です。
自分の好きなコスメを自分の手で拡大していくことができる化粧品メーカーの営業は、手ごたえを実感することができてやりがいのある仕事です。
化粧品業界で活躍したい女性にぴったりの職種です。
人気の職種のためなかなか求人情報が出てこないので、見つけたらチャンスです。
化粧品メーカーの営業 平均年収は?
年齢や経験の有無によっても変わりますが、一般的に化粧品メーカーの営業の年収は300万~600万円といわれています。
大手化粧品メーカーの営業であるほど年収は高い傾向にあり、年収700万円以上をのぞめる場合もあります。
また、営業職はインセンティブ制度を設けているところがあったり、契約数がボーナスに反映されたりすることもあり、頑張れば大幅な収入アップも可能になるところもあります。
一般的な平均年収が400万円台であることから、化粧品メーカーの営業職の年収は平均より高いため、化粧品の営業に転職することで年収UPも期待できるでしょう。
化粧品メーカーの営業の待遇や休みはどのくらい?
化粧品メーカーの営業の求人を見てみると、基本的に土日祝日が休みです。
しかし、小売店や百貨店などは土日祝日も営業しているため、何かトラブルなどがあった場合休みの日でも出勤となる場合もあります。
また、本社が海外にあると、時差の関係で営業時間外にも打ち合わせをしなければいけないこともあるので、不安な方は面接時に確認しましょう。
化粧品メーカーの待遇では、多くの企業が社割制度を設けていて、自社の化粧品などを割引価格で購入することができます。
コスメ好きの方には嬉しい利点ですね。
自社の製品の使い心地などを実感してぜひ営業活動に役立ててください。
化粧品メーカーの営業の男女比はどのくらい?
化粧品メーカーの男女比は、おおよそ3:7で女性の方が多い業界です。
ただし、最近ではメンズコスメや男女で使えるシェアコスメ、ジェンダーレスコスメなどコスメ好きな男性が増えて、男性が使えるコスメが注目されています。
まだまだ男性向けコスメの市場は今後も拡大が予想されることから、化粧品メーカーにとっても男性の営業の求人需要は高まっています。
男性の方でも躊躇することなく、ぜひ転職先の1候補として検討してみてください。
化粧品メーカーの営業の仕事内容について
化粧品メーカーは販売チャネルが豊富です。
そのため営業先は、百貨店、ドラッグストアやバラエティショップ、エステサロンなど多岐にわたり、どこに営業に行くかによって仕事内容が異なります。
いざ採用されて入社した時に「思っていたのと違う」とならないように、どこの販売チャネルが営業先なのか、顧客はどこなのか応募前に求人情報をしっかりチェックしましょう。
ドラッグストアやバラエティショップ、コンビニなど小売店への営業
…小売店への営業は、直接店舗に行くのではなくその小売店の本部へ営業をおこないます。
またすでに取引がある小売店については、商品の売れ行きの確認、新商品の紹介やキャンペーンの提案などをおこないます。
基本的に個々の店舗に足を運ぶことはほとんどないですが、大型店舗の場合には、商品の陳列方法や販売支援のアドバイスに向かうこともあります。
百貨店への営業
…百貨店は1人あたりの購入単価が高い傾向にあり、化粧品メーカーにとって百貨店は大口の顧客です。
自社製品の取り扱いがない百貨店に出店するための営業活動、すでに取引のある百貨店への自社製品・販売スぺ―スの拡大、プロモーションの提案などをおこないます。
また百貨店にはBAと呼ばれる美容部員が各売り場に配置されますが、そのBAの教育・マネジメントも営業の担当です。
エステサロンや美容院などへの営業
…化粧品メーカーには、業務用商品を取り扱っているところも多く、エステサロンや美容院などに営業をおこなうこともあります。
交渉先が美容業界のため、取り扱っている商品知識以外にもエステやヘアケアなどその専門知識も提案時に必要になります。
また、サロンから委託を受けて製造するOEM商品の開発に関わることもあります。
海外営業
…日本メーカーの化粧品は丁寧に作られていて高品質なので、海外からも人気が高く、ここ数年で化粧品メーカーの海外進出が盛んになっています。
海外営業には、すでに海外進出をしており社内に海外営業部があるところと、これから進出を考えているところと2パターンあります。
すでに海外進出をしている化粧品メーカーでは、現地とのやり取りや販売店の拡大などを現地スタッフとのやり取りになります。
また、現地の消費者にあった商品開発も必要です。
海外出張を伴うこともあるでしょう。
今後進出を検討している化粧品メーカーの場合、まずは現地調査から始めなければなりません。
そのため長期の海外出張が求められるでしょう。
高い英語力以外にも長期間の海外滞在が可能か、また営業力以外にもマーケティング能力や高いコミュニケーション能力も問われます。
化粧品メーカーの営業に転職するために必要なスキルや経験は?
化粧品メーカーの営業に応募するときには、まずは求人情報をしっかりチェックしましょう。
多くは営業経験を必須にしていますが、未経験でもOKとしている求人もあります。
未経験でも採用されるには、営業経験がない分他に強いアピールポイントが必要です。
営業経験
化粧品メーカーの営業の応募条件を見てみると、営業経験があることを条件にしているところが多いです。
また化粧品メーカーの営業は、個人ではなく法人が顧客です。
同じ営業経験でも法人営業の経験があるとさらに有利になります。
特に百貨店や小売店の本部への営業経験があれば、化粧品の営業にも通じるところがあるため高く評価されるでしょう。
逆にこれまでに営業経験がない場合には、不利になるかもしれません。
英語などの語学力
今後海外進出を検討している化粧品メーカーは多いので、営業経験がない人はその分語学力を高めて海外営業を狙うのも1つの手です。
また、海外営業ではなくても外資系の化粧品メーカーで本社が海外にある場合、本社とのやり取りで英語が必要になることもあります。
海外営業や外資系企業の場合、TOEICが800点以上あるといいでしょう。
また、営業以外でも英語でのビジネス経験があればアピールポイントになります。
コスメ、化粧品に関する知識・関心
営業ではなくても化粧品メーカーでの勤務経験があれば、それはそのまま化粧品の知識があるとみなされます。
化粧品メーカーの経験がない人は、「日本化粧品検定」の取得がおすすめです。
日本化粧品検定は、1~3級まであり、特に1級は化粧品の成分から法律・安全性なども学ばなければ取得できないため、化粧品業界では高く評価されます。
受験は5月と11月の年2回だけなのでしっかり勉強して取り組みましょう。
マネジメント能力
特に百貨店の営業の場合、現場の美容部員の指導・管理も大切な業務の1つになります。
美容部員が働きやすい環境を整えることもその現場の売り上げを伸ばすには欠かせません。
管理職やリーダー職での経験は、化粧品メーカーの営業にも活かせることはまちがいありません。
化粧品メーカーの営業への転職を成功させるコツ!
化粧品メーカーの営業職は人気の業種なので、求人募集も少なく、応募倍率もかなり高いことでも有名です。
転職を成功させるには、自己アピールなど事前準備をしっかりおこないましょう。
転職が新卒採用と大きく違うところは、即戦力を求めていることです。
前職を活かしていかに転職先で活躍できるのかを採用担当は見ていることを意識して職務経歴書や面接に反映させましょう。
前職で得た経験を営業職にどのように生かせるかアピールする
前職が営業職であれば、営業先は個人だったのか、法人だったのか、また営業成績や大きな契約を成功させた事例などを挙げると好印象を与えることができます。
営業職ではない場合でも、マーケティング経験や、PRに携わった経験、他にもお客様や得意先企業と接した経験は営業職にも活かすことができるので、積極的にアピールしましょう。
どんな職種でも、必ず「〇〇なところが営業職にも役立てる」と営業職につなげてアピールすることが大切です。
職務経歴書は具体的な数字と事例を挙げる
ほとんどの企業が、まず職務経歴書を見て面接をおこなうか判断します。
「この人の話を聞いてみたい」と思われるような内容でなければ、面接につなげることができないため、職務経歴書はとても重要です。
営業経験があれば、売上の成績や売り上げを伸ばすために心がけていたことなど具体的に記入しましょう。
転職エージェントを利用する
転職エージェントは、企業と求職者をマッチングしてくれるサービスで、企業から報酬を得ているので求職者の登録は無料です。
登録するとキャリアアドバイザーと呼ばれる担当者がつき、希望とマッチングする求人を紹介してくれるだけでなく、職務経歴書の書き方や添削、面接の練習など内定が決まるまでフォローしてくれます。
応募時には転職エージェントから推薦書もつけてくれるため、1人で転職活動をおこなうより有利に進めることができます。
また転職エージェントには非公開案件と呼ばれる登録者やマッチングした人でないと知ることができない求人を持っています。
化粧品の営業は非公開案件になっていることも多いため、転職エージェントに登録することをおすすめします。
まとめ 化粧品の営業職は高人気!転職エージェントを利用して未公開求人を紹介してもらうのもあり
化粧品の営業職は特に女性から人気の高い職種なので、求人情報も少なく出たとしてもあっという間に終了してしまうこともあります。
化粧品の営業職に転職したいと思ったら、こまめに求人情報をチェックして逃さないようにしましょう。
また、非公開案件は転職エージェントに登録しないと紹介してもらうことができません。
なかなか化粧品の営業の求人を見つけられない時には、転職エージェントに登録してみると見つかることもあるのでぜひ登録してみましょう。