個人営業は、法人ではなく個人に対して営業を行う営業職のことを指します。
そこで、この記事では個人営業への転職がおすすめな人や、個人営業がきついと言われる理由について詳しく紹介していきます。
それではみていきましょう。
個人営業への転職がおすすめな人とは?
個人営業への転職がおすすめな人は、以下のような人です。
- 相手の懐に飛び込む能力が高い人
- メンタルが強い人
- 言語化して説明できる人
相手の懐に飛び込む能力が高い人
個人営業への転職がおすすめな人には、相手の懐に飛び込む能力が高い人が挙げられます。
個人営業では、相手に信頼感を与えた上で、その信頼感をもとに商品を販売するのがメインです。
そのような背景から、相手の懐に飛び込み、さらに信頼感を与えることが重要になってきます。
個人営業では、金融商品を取り扱う機会も多いです。
特に、証券会社や保険会社では個人営業を行う機会が多く、それらの会社では相手の懐に飛び込む能力が高いと、その分営業成績をあげやすいと言えるでしょう。
また、これらの能力に関しては個人営業のみではなく、法人営業であっても活かすことができるので、個人営業で相手の懐に飛び込む能力を高めた上で、法人営業の営業職にキャリアアップしていくという人も多いです。
メンタルが強い人
メンタルが強い人も個人営業への転職がおすすめと言えるでしょう。
個人営業は、お客様と近い位置で営業するため、お客様からクレームなどを言われる機会も多いです。
そして、クレームに慣れておらず、メンタルが強くない人は、精神的に病んでしまうことも多いでしょう。
また、個人営業を実施している会社は、基本的に新規開拓営業がメインになってきます。
そのような背景から会社の中でも成績を上げることができないと、叱責の対象になることがあります。
そのため、個人営業に転職したい場合、メンタルが強い人のほうが向いていると言えるでしょう。
一方で、メンタルが強くない人であっても成果を出すことができれば、叱責の対象になることは少ないです。
また、お客様に対して満足感を与えることができていれば、お客様からクレームをもらう機会も少ないでしょう。
このような背景から、お客様に対して誠実な対応ができる個人営業マンであればメンタルが強くなくても仕事をしやすいと言えます。
言語化して説明できる人
言語化して説明できる人も個人営業に向いていると言えるでしょう。
営業において言語化して伝えることは重要です。
特に、営業する商品が複雑な場合、言語化して伝えることができないとお客様にまず自社が扱う商品がどういうものかを伝えることができません。
お客様が購入する際には、商品のことを理解すること、そしてその商品を販売している営業マンが信頼できるかどうか、この2点が重要になってくるでしょう。
その上で、販売している商品を言語化して説明することができないと、そもそもお客様に何を販売してるのかを明確に伝えることができません。
お客様に商品の説明をする際には、商品のことを伝えるだけではなく、他社と比較した上で自社で契約するメリットなどを伝えることも必要です。
特に、証券や保険商品などは言語化して伝えるだけではなく、しっかりお客さんに告知をしないと法令違反にあたることもあります。
そのため、言語化して伝えるだけではなく、お客様に納得してもらうことも重要になってくるでしょう。
個人営業がメインになる業種とは?
個人営業がメインになる業種は、以下のような人です。
- 証券会社
- 保険会社
- 自動車ディーラー
証券会社
証券会社は、個人営業がメインになる業種と言えます。
証券会社のリテール営業と言われる営業は、個人に対して証券金融商品などを販売していくのが主な仕事になってきます。
保険会社
保険会社も個人営業がメインになってくる業種と言えるでしょう。
生命保険会社などは個人に対して生命保険の紹介をした上で、それらの商品に加入してもらうことで利益を上げることができます。
保険会社の個人営業マンの場合、インセンティブという形で販売した保険に応じて報酬を得ることが可能です。
また、保険の場合はインセンティブが毎月継続して入ってくる形になるので、その点でも保険会社の個人営業は人気になることが多いでしょう。
一方で、保険会社の個人営業の場合、ライバルが多いのも事実です。
そのため、競争が激しいと言えるでしょう。
自動車ディーラー
自動車ディーラーも個人営業の代表格です。
自動車ディーラーの場合は、営業マンが個人宅を訪問して営業していくのではなく、ディーラーを訪れたお客様に営業していくという形になります。
そのため、証券会社や保険会社の個人営業とは、営業の種類が異なると言えるでしょう。
個人営業がきついと言われる理由は?
個人営業がきついと言われる理由は、以下の3つです。
- 休日出勤が多い
- 新規開拓がメインになりやすい
- 外勤営業になりやすい
休日出勤が多い
個人営業がきついと言われる理由の一つに、休日出勤が多いことが挙げられます。
個人営業では、個人に対して営業していくため、サラリーマンの方が休みの土日に出勤をしなくてはいけないことがあります。
特に、不動産営業の場合、決裁権を持っているご主人が土日休みのことも多いので、休日出勤が多くなるでしょう。
実際に、不動産会社では土日は出勤になっており、水曜日など平日が休みということも多いです。
一方で、証券会社のように金融商品を扱う会社の場合は、土日が休みになっていることも多いでしょう。
新規開拓がメインになりやすい
個人営業がきついと言われる理由の一つに、新規開拓がメインになりやすいことが挙げられます。
個人営業は、新規開拓営業がメインで、自分の足を使って営業先を見つけることが必要です。
そのような背景から、個人営業には新規開拓営業の辛さがあると言えるでしょう。
新規開拓営業の場合は、お客様からクレームを言われることも多く、また会社に対してクレームが入ることも多いです。
また、新規開拓営業の場合はお客様の購入確度がそもそも高くないという側面もあります。
そのため、個人営業の新規開拓営業はきついと言われることも多いです。
外勤営業になりやすい
個人営業は外勤営業になりやすいのも辛いと言われる理由の一つです。
個人営業の場合は、実際にお客様宅を飛び込みで訪問した上で、商品を販売していくことが多いです。
そのような背景から外回りの営業がメインになります。
そのため、体力的な厳しさを感じることも多いでしょう。
個人営業に転職するメリットとは?
個人営業に転職するメリットは、以下の3つです。
- 成果で評価されることが多い
- 営業ノウハウをつけやすい
- お客様の声を聞きやすい
成果で評価されることが多い
個人営業に転職するメリットの一つに、成果で評価されやすいことが挙げられます。
個人営業の場合、新規開拓営業になりやすく、またノルマが設定されていることも多いです。
しかし、ノルマを達成することができれば、それによって評価されるというのは大きなメリットです。
個人営業の場合、男性・女性の性別に関係なく、また年齢に関係なく成果をあげることができれば、それなりの給料をもらうことができます。
また、会社の内部でも成果を基に評価されることが多いので、出世するにあたっても成果を出している場合は、より早く出世することができるでしょう。
このように、自分の成績をもとに評価されやすいのは個人営業の大きな魅力です。
営業ノウハウをつけやすい
個人営業に転職するメリットの一つに、営業ノウハウを身につけやすいことが挙げられます。
個人営業では、個人に対して営業を行っていきます。
そのため、営業をするなかで営業トークや営業をする際の仕草などを改善しながら学ぶことが可能です。
このように、営業ノウハウを身につけていくことで営業マンとして独立して稼いでいくこともできます。
実際に、最近ではフリーランスの営業マンも多くいて、企業から案件を請け負った上で営業を代行していくということが多いです。
このように、個人営業のノウハウを身につけることができれば、その後様々なところで活躍できる可能性が高いでしょう。
また、個人営業で身につけたノウハウに関しては、法人営業でも活かせるだけではなく、コミュニケーション能力を活かして広報部員として活躍する元個人営業マンもいます。
お客様の声を聞きやすい
個人営業に転職するメリットの一つに、お客様の声を聞きやすいことが挙げられます。
個人営業の場合、お客様と一対一でお話をする機会も多く、また販売した後にアフターフォローを通してお客様と継続的に関わっていくことも多いです。
このような中で、お客様の声を聞きやすいというのは大きなメリットでしょう。
法人営業の場合は、相手の組織が大きくなるにつれて会社対会社のやり取りになりやすく、個人的にお客様の声を聞くのは難しい側面もあります。
しかし、個人営業の場合はお客様の声を直に聞くことができるので、営業の仕方の改善に繋がったり、商品自体の改善につながることも多いです。
また、お客様から商品を購入したことで喜びの声をいただければ、それがやりがいになるという個人営業マンもたくさんいます。
このように、お客様と近い位置で仕事をできるのは、個人営業に転職する大きな魅力の一つです。
まとめ
個人営業は、新規開拓営業になりやすく外勤営業である可能性も高いです。
しかし、お客様の声を直に聞きやすいので、モチベーションを保ちやすい営業手法とも言えるでしょう。
個人営業に転職したいと思っている人は、ぜひ参考にしてください。