お金を稼ぎたいと思っている人の中には、営業職として成功することでたくさんのお金を稼ぎたいと思っている人も多いのではないでしょうか。
営業職の場合は、辛いというイメージもありますが、その反面自分が頑張ればその分収入になるというイメージも強いでしょう。
実際に、営業職で稼いでいる人の中には年収5000万円以上稼いでいる人もいるので、営業職だから稼げないということはありません。
むしろ、営業職は高収入にもなり得る職業と言えるでしょう。
そこで、この記事では営業職の中でも高収入になりやすい職種は何なのか、また営業職として就職した場合に稼げる人はどういう人なのかについて詳しく紹介していきます。
それではみていきましょう。
高収入になりやすい営業職の特徴とは?
高収入になりやすい営業職の特徴は、以下のものがあげられます。
- 商材の単価が高い
- インセンティブ制度がある
- 新規開拓がメインになる
商材の単価が高い
高収入になりやすい営業職の特徴に商材の単価が高いことが挙げられます。
営業職の場合は、自分が販売した利益に応じてインセンティブという形で報酬を受け取ることがほとんどです。
そして、このインセンティブは商材の単価が高ければ高いほど、高くなる傾向があります。
例えば、利益が10万円の商品と利益が1千万円の商品では、同じインセンティブ率であった場合でも、10%の場合は前者の場合は1万円しかインセンティブがつかないにも関わらず、後者の場合は100万円のインセンティブがつくことになります。
このような背景から商材の単価が高い方が利益も大きくなるので結果的に高収入になりやすいと言えるでしょう。
また、営業職の場合は不動産を販売する場合であっても、情報商材を販売する場合であっても販売するに至る過程においての労力はそれまで変わらないということがほとんどです。
これは、営業職の場合はお客様を開拓した上で、そのお客様に対して自社の製品やサービスのメリットを紹介する、そしてお客様から信頼を獲得してお客様と契約を結ぶという一連のフローがあるからです。
つまり、商材の単価にかかわらず、これらのフローは踏まなくてはいけず、効率的に営業を行おうと思っても、人対人の取引なので全てを効率的にすることが難しいのが現状です。
インセンティブ制度がある
高収入になりやすい営業職の特徴にインセンティブ制度がある会社が挙げられます。
インセンティブ制度とは自分が売り上げた成約額に応じて、数パーセントが給料に反映される形でもらえる制度のことです。
一般的な職業の場合は、基本給やその他手当のみで給料が決まることがほとんどですが、営業職の場合は基本給やその他の手当の他にインセンティブが付くことが多いです。
インセンティブ額は、成約額に応じて毎月異なることがほとんどで、支給に関しても毎月支給されることもあれば、ボーナス時期にまとめて支給されることもあります。
そして、このインセンティブ制度があるかどうかは会社によっても異なります。
同じ商材を販売していても、A社ではインセンティブ制度があるにも関わらず、B社ではインセンティブ制度がないということもあります。
また、インセンティブ制度があったとしてもインセンティブ率は会社によって変わります。
インセンティブ率は、商材によっても異なるので利益率の高い商材の場合はインセンティブ率が高くなる一方で、商材の単価が低い物や商材を開発するにあたって開発費が高くなるものについては利益が少なくなってしまうので、インセンティブ率も低く抑えられる傾向があります。
そのため、営業職として稼ぎたいと思っている場合は、インセンティブ制度がありかつインセンティブ率が高いような会社を探すと良いでしょう。
新規開拓がメインになる
高収入になりやすい営業職の特徴の一つに、新規開拓をメインにしている人が挙げられます。
新規開拓とは、コネクションが無いお客様に対してコレクションを作った上で、自社の製品をプレゼンして販売していくという営業手法です。
新規開拓の他にはルート営業と呼ばれるものがあります。
ルート営業は、すでに会社として取引がある会社や法人に対して今までの契約を継続してもらうための営業を行うことです。
ルート営業の方が新規開拓営業と比較して精神的、体力的な負担が小さいのは事実です。
一方で、新規開拓営業の場合はゼロからお客様を作っていきそのお客様に対して商材を販売していくという側面からインセンティブ制度が確立されており、さらにインセンティブ率も高い傾向があります。
しかし、ルート営業の場合はすでに会社として取引がある法人や個人に対して営業を行っていくという背景からインセンティブという制度がそもそもない会社もあります。
このような背景から高収入の営業マンになりたいと思っている場合は、ルート営業マンではなくて新規開拓がメインの営業マンを目指すと良いでしょう。
高収入とされることが多い営業職とは?
高収入とされることが多い営業職は、以下のような営業職です。
- 投資用不動産売買営業
- 保険営業
- MR
投資用不動産売買営業
投資用不動産売買の営業職は高収入が多い営業職とされます。
これは、投資用不動産の場合は、利益率が高いだけではなくて自分が販売した成果に応じて利益を与えるという仕組みが業界として確立されているためです。
つまり、投資用不動産売買を行う会社の多くは自分が販売した金額に応じてインセンティブとして給料に反映される仕組みがあり、さらに一つあたりの単価商材の単価が高いのでインセンティブとして給料に反映される金額も高くなるということです。
このため、投資用不動産売買営業マンは高収入であるとされるでしょう。
保険営業
保険営業マンは、高収入とされることが多い営業職と言えるでしょう。
保険営業マンは、お客様に対して保険の営業をして、お客様に保険に加入してもらうのが主な業務です。
保険営業マンの収入が高くなる背景の一つにサブスクリプションモデルであるということが挙げられるでしょう。
保険はサブスクリプションモデルと言われるもので、月額の掛け金を保険に加入している限りは支払わなくてはいけません。
そして、保険営業マンは契約を獲得した際とお客さまが契約した保険の掛け金の数パーセントをインセンティブとして毎月貰え続けることができます。
保険営業マンの中には、インセンティブだけで毎月100万円以上を定期的にもらっている人もいます。
MR
MRも高収入な人が多い営業職とされてます。
MRは、クリニックや病院、医療機関に対して営業を行う医療系の営業職です。
そして、MRの収入が高くなる背景には製薬会社に所属していることがあげられるでしょう。
製薬会社は、採用人数が少ない代わりに平均年収が高い業界とされています。
また、MRの場合は研究開発職にはない手当がつくことが多く、手当だけで月に10万円以上支給している製薬会社も多いです。
営業が高収入になりやすい理由
営業が高収入になりやすい理由は、以下の3つです。
- 会社の利益に直接結びつくため
- 成果で評価されることが多いため
- 転職で年収をあげていきやすい
会社の利益に直接結びつくため
営業職が高収入になりやすい理由の一つに会社の利益に直接結びついていることが挙げられます。
営業職の場合は、自分が販売した金額がそのまま会社の利益となります。
このような背景から、営業マンがたくさん販売することができれば会社としても全く負担なく、営業マンに対して給料を支払うことができます。
一方で、研究開発職などの場合は研究開発そのものが利益をすぐに生むわけではなく、研究開発をした結果、良い製品を開発することが出来れば初めて利益を生むことになります。
成果で評価されることが多いため
営業マンが高収入になりやすい背景の一つに成果で評価されることが多いことも挙げられるでしょう。
営業職の場合は、成果を出すことができればそれが評価されて出世することができます。
一般的な会社の場合は、出世するとともに手当などで給料が上がることがほとんどです。
このような背景から営業職で成果を出すことができれば年齢に関係なく、管理職などの役職者として登用され、その役職に見合った給料をもらうことができるようになります。
また、大企業含め営業系のキャリアを歩んできた人が社長などに登用されることがあります。
これは、営業でキャリアを歩んできた人の場合請求書発行業務を通して会社の経理を学んだり、訪問をもとにコミュニケーションなどを学んでいることが多いためです。
転職で年収をあげていきやすい
営業が高収入になりやすい背景の一つに転職で年収を上げていきやすいことが挙げられます。
営業職の場合は転職をしていくことで年収を上げていくことが可能で、外資系企業などに行くことで一気に年収を上げることも可能でしょう。
そして、営業職の場合は数字で評価されることが多いため、前職でどのくらいの成果を出していたかなどの成果を持って転職して行きやすいのが特徴です。
また、営業職は基本的にどの会社でも必要なポジションなので、求人の需要として一定してあるというのは大きな魅力でしょう。
まとめ
営業職は、自分の頑張りに応じてインセンティブという形で給与をもらうことができるので、努力次第で給与をあげていくことは十分可能です。
また、営業職の場合は自分の頑張りが数字になって現れるので上司を含めて、定量的に判断しやすいという背景もあります。
このように、適切に評価されることで評価に見合ったポジションにつくことができ、ポジションに見合った給料をもらえる可能性も高いです。