未経験から営業職に転職したいと思っている方は多いでしょう。
特に、営業職の場合は自分の頑張りに応じて給料が上がっていくという背景から、自分の力で給料を上げていきたいと思っている人、自分の成果を正しく評価してもらいたいと思ってる人に人気です。
一方で、未経験だと営業職がきついと感じてしまう人も多いのが事実です。
実際に、自分の力を試すために営業職として転職したにも関わらず、営業職としていざ働いてみると自分の肌には合わず、数年で辞めてしまうという人もいます。
そこで、この記事では未経験だと営業がきついと感じる理由や営業に向いていない人について詳しく紹介していきます。
それではみていきましょう。
未経験だと営業をきつく感じる理由
未経験だと営業をきつく感じる理由は、以下の5つです。
- ノルマがある
- 詰めやパワハラがある会社が多い
- 取引先から冷遇される
- 残業が多い
- 商材の向き・不向きが激しい
ノルマがある
未経験だと営業がきつく感じる理由の一つに、ノルマがあることが挙げられるでしょう。
営業職の場合は、ほぼ全ての職種でノルマが決められています。
ノルマは基本的には達成しないといけない指標で、達成することができないとボーナスがカットされたり、減給されてしまう可能性もあります。
また、ノルマを達成することができないと出世に響く可能性も高く、結果的に給料も高くなる可能性はほとんどないでしょう。
そのような背景からノルマがあり、それを達成することができないと自分が思っていたような働き方ができないというのは、営業をきつく感じてしまう理由の一つでしょう。
詰めやパワハラがある会社が多い
未経験だと営業をきつく感じてしまう理由の一つに、詰めやパワハラがある会社が多いことも挙げられるでしょう。
特に、営業の力が強い会社の場合、数字を上げている人が出世していくという背景から数字を上げている人=優秀な人という定義がされています。
そして、数字を上げている人の言うことは絶対という文化があるのも事実です。
そのような背景から成果を出すことができないと詰めやパワハラをされることもあります。
また、詰めやパワハラをする上司のほとんどがその上司から詰めやパワハラなどをされて成績を上げてきたという背景があります。
そのため、詰めやパワハラが日常的に行われている会社も多く残っています。
実際に、大手の不動産会社でも詰めやパワハラが新聞などのメディアで取り上げられたことがあります。
訪問先から冷遇される
未経験だと営業をきつく感じてしまう理由の一つに、訪問先から冷遇されることもあげられるでしょう。
営業は、クライアントを訪問した上で商品を販売していくのが一般的です。
そして、営業職のほとんどがルート営業ではなく新規開拓営業です。
新規開拓営業は、何もコネクションがない会社に対して自社の製品や自社のサービスを販売するのがメインの仕事になります。
一方で、訪問される会社としては何もコネクションがない会社の担当者が来社して、いきなり自社の製品やサービスを紹介してくれたところで、嬉しく感じることはないでしょう。
このようなギャップから、訪問した会社の担当者から無下に扱われることや暴言を浴びせられることがあります。
残業が多い
未経験だと営業をきつく感じてしまう理由の一つに、残業が多いことが挙げられます。
営業職の場合は、成果を出すことができればインセンティブという形で給料に反映されます。
そのような背景から残業してまでも自分の成果をあげたいと思っている人が多いです。
また、営業職の場合は残業代が付かずに固定残業制度もしくは裁量労働制という形がとられていることが多いです。
そして、これは営業職の場合は外回りがあることで会社が適切に労働時間を管理するのが難しいためです。
このような制度があることで、結果的に残業が多くなってしまうことも多いでしょう。
商材の向き・不向きが激しい
未経験だと営業をきつく感じてしまう理由の一つに、商材の向き不向きが激しいことも挙げられるでしょう。
営業職と一言に言っても扱う商材は様々で、不動産営業と言っても賃貸物件なのかマンション売買なのか、投資用物件なのかなど様々なものが挙げられます。
このように一つの業界であっても様々な商材がある中で、商材の向き・不向きが激しく、またBtoBなのかBtoCなのかのような販売する相手によっても難易度や得意不得意が変わってくると言えるでしょう。
このような背景から営業未経験からいきなり営業職になっても、自分には向いていない商材であったということは非常に多いです。
また、営業経験者であっても販売する商材が変わったり、販売手法が異なる場合は成績が全くあげられなくなってしまうということもあります。
このように営業の場合は、商材の向き・不向きによって成果が大きく変わってしまうというのが、きついと言われる理由の一つでもあるでしょう。
未経験から営業に転職するのをおすすめしない人
未経験から営業に転職するのをおすすめしない人は、以下のような人です。
- 向上心がない人
- 傾聴力が低い人
- 競争心がない人
向上心がない人
未経験から営業に転職するのをおすすめしない人に、向上心がない人が挙げられます。
営業職の場合は、特にインセンティブがつく会社の場合は自分の頑張りがそのままインセンティブとして給料に反映されることになります。
そのため、向上心がある人の場合は効率的な営業を研究したり、営業手法を編み出すなど成果を出すための努力をする傾向にあります。
また、向上心がある人の場合は、成果をあげることができるので結果的に上司から評価されたり、会社の中でも評価されることが多いです。
一方で、向上心が高い人がほとんどの会社の場合、向上心がない人が逆に目立ってしまい、組織の中に居づらくなってしまうこともあります。
傾聴力が低い人
未経験から営業職に転職するのをおすすめしない人に、傾聴力が低い人があげられます。
営業職の場合、特に傾聴力が求められお客様が何を求めているのかを明確にした上で、そのニーズに対してどのような製品をプレゼンすることで、ニーズを満たすことができるのかを見つけることが営業の真髄とも言えるでしょう。
この背景から傾聴力が低い人の場合は、そもそもお客様が何を求めているのかを明確にすることができず、結果的にお客様が望んでいるものを販売できないということになってしまいます。
もちろん、お客様が望んでいるものを販売することができないと、成果をあげることができないので、会社にいても給料アップや昇進を見込むことが難しくなるでしょう。
競争心がない人
未経験から営業職に転職するのをおすすめしない人に、競争心がない人があげられます。
営業職の場合はノルマが決められた上で、プレイヤーたちはノルマを達成することができるかが評価基準です。
そして、この際にはプレイヤー同士で競争心を煽った上で、互いに競争させることがあります。
そのような背景から競争心がない人の場合は、そのような環境を辛く感じてしまう人もいます。
常に比較されているので後輩や年下の社員であっても、自分より成果をあげていたら自分より出世して自分の上司になるということも多いです。
このような競争社会のなかで、精神的な負担が大きくなってしまう人や成果をあげることができず悲観してしまい鬱状態になってしまう人もいます。
未経験でも営業をきついと感じない人とは？
未経験でも営業をきついと感じない人は、以下のような人です。
- コミュニケーション能力が高い人
- 自信を持っている人
- お金が一番大事な人
コミュニケーション能力が高い人
未経験でも営業をきついと感じない人に、コミュニケーション能力が高い人が挙げられます。
コミュニケーション能力が高い人の場合は、相手が何を求めているのかを自分のなかで理解するのがうまく、また相手の懐に飛び込むのが非常に上手いです。
そのため、新規開拓に行ってもお客様が何を求めているのか、お客様にどのようなことをしたらお客様から信頼を得られるのかをわかった上で行動することができます。
実際に、営業成績が高い人はコミュニケーション能力が高い人が多く、体育会系出身者であることも多いです。
体育会出身者の場合は、特にコミュニケーションを重視する傾向があり、会社内でのコミュニケーションはもちろんのこと、クライアントとのコミュニケーション、新規開拓の際にコミケーションなどさまざまな場面でコミュニケーション能力を生かすことができるでしょう。
そのため、営業が幅を利かせている会社の場合は、社員のほとんどが体育会系の社員で、採用するのも体育会系出身者ということもあります。
自信を持っている人
未経験でも営業をきつく感じない人に、自分に自信を持っている人が挙げられます。
営業職の場合は、自分に自信を持っていないと続けられないです。
営業職の場合は、他の人と比較されて評価されることになります。
そのため、自分に自信を持った上でメンタルを維持して、営業できる人の方がより高い成果をあげることができるでしょう。
また、自分に自信を持っている人の場合は、お客様に対しても信頼感を与えることができるとされます。
実際に、自分が何か商品を購入する際に、自信がなくナヨナヨしている人よりも自信があってどっしり構えている人から商品を購入したいという人は多いでしょう。
お金が一番大事な人
未経験でも営業をきつく感じない人にお金が一番大事と思っている人が挙げられます。
営業職に転職する人のほとんどが、お金目的と言っても過言ではないでしょう。
営業職の場合は、インセンティブ制度を導入している会社だと、自分が頑張ることで給料を上げることができます。
一方で、営業職はメンタル面でのきつさを感じる人も多いのが事実です。
そのような背景から、お金を稼ぐことを一番に考えている人の場合は、成果を出してお金を稼ぐという部分だけをフューチャーして働くことができるので、結果的に長く続けられる人が多くなっています。
まとめ
未経験だと営業がきついと感じることは多いですが、成果をあげることで未経験であっても評価されるのは大きな魅力でしょう。