転職活動を行う際には”エージェント”という言葉をよく耳にする方もいらっしゃるでしょうが、転職においてのエージェントとは、転職サイトを意味する”エージェント”と転職活動をしてくれる人を指す”エージェント”の2つあります。
今回はその2つのエージェントを踏まえて、転職に関する情報を営業職に焦点をあてて解説していきます。
営業職の転職ではどのような業界の求人募集があるか
現在、多くの企業が求人掲載をしている中で特に多いのが”営業職”です。
営業職は自社の商品やサービスの宣伝や販売促進を行うため、企業の売上アップや規模拡大にはかかせません。
それでは、営業職の転職ではどのような求人募集がされているのか、代表的な例をご紹介していきます。
IT
IT技術の発達により、多くの企業がさまざまなITツールやITサービスを開発・提供しています。
そのため、最近の求人媒体ではIT業界の営業職を募集している企業が増えており、その需要も増え続けているのです。
不動産
不動産の営業ではいくつかの種類に分かれており、居住用の新築や中古の戸建て・マンションの販売や投資用の賃貸物件の販売または仲介、土地の仕入れや売買などさまざまな営業があります。
不動産業界は扱う商材の単価が高いため、平均的に年収が高い傾向にあります。
また、1件成約するごとのインセンティブが高いことで営業職の中でも人気の職業となっています。
自動車のディーラー
自動車のディーラー営業では基本的に営業マンから訪問やテレアポでお客様に営業をかけるのではなく、来店したお客様に対して要望をヒアリングした上で営業を行います。
営業職の転職でおすすめなエージェント
転職エージェントの中でも得意な業種があり、営業職の転職が得意な転職エージェントもあるのです。
営業職が得意な転職エージェントを選ぶことで、他の業種よりも営業職の方が掲載数が多かったり他の転職エージェントでは掲載されていないような募集にも応募ができるのです。
それでは、転職エージェントの中でも営業職に特化している転職エージェントをいくつかご紹介していきます。
リクルートエージェント
転職エージェントの中でも特に有名なエージェントであり、営業職に強いエージェントとしても有名です。
リクルートエージェントの強みは圧倒的な掲載数であり、転職活動に困ったらリクルートエージェントに登録をしておけば、まず間違いはないでしょう。
また、リクルートエージェントには業界大手ということもあり、転職サポートのエージェントが数多く在籍しています。
そのため、営業職はもちろん、営業職以外の職業にも幅広く対応することが可能であり、転職者のニーズに応えやすい環境が整っています。
https://www.r-agent.com/
dodaエージェント
リクルートエージェントと同様に転職エージェントの中で有名なエージェントです。
dodaエージェントの強みは、営業職の求人掲載が多いことはもちろん、それ以外の業種の求人掲載が多いことです。
また、それに加えてサポートエージェントの提案力の高さが売りであり、サポートエージェントに関する悪い口コミはほとんどありません。
そのため、転職活動の際の担当者に当たり外れが少なく、評判の良い転職エージェントとして有名なのです。
https://doda.jp/consultant/
マイナビエージェント
マイナビエージェントはリクルートエージェントやdodaエージェントほど大手とまではいきませんが、20代などの若者向けの転職情報が多く掲載されており若い層が営業職への転職をする際に多く利用されています。
https://mynavi-agent.jp/
ty.pe転職エージェント
ty.pe転職エージェントの特徴は営業職も含めて2万件以上の求人掲載数や31万人以上の転職支援実績に加え、サポートが手厚いという点です。
転職の支援だけでなく、面談によって転職に関するノウハウやポイントを教えてくれるのです。
https://type.career-agent.jp/
パソナキャリア
パソナキャリアでは、何と言っても営業職の求人掲載数が多く、エージェント内でも営業職の求人掲載がトップクラスに多いのです。
また、パソナキャリアでは女性が働くことに対して積極的に支援をしており、子育てをしながらの就業が相談しやすかったり仕事から離れたことによるブランクにもサポートしてくれるのです。
https://www.pasonacareer.jp/
JACリクルートメント
JACリクルートメントでは高年収のハイキャリアや海外赴任などの転職情報が多く掲載されています。
また、地方の転職情報は少なめですが、東京や都心部での募集は豊富であり、営業職以外でも年収600万円以上の掲載が多くされているのです。
https://www.jac-recruitment.jp/
営業の転職エージェントを選ぶ時のポイントとは
先ほどご紹介したように転職エージェントは数多くあり、それぞれの特徴が異なります。
そのため、エージェントを選ぶ方法にはいくつかのポイントがあるのです。
それでは、転職エージェントを選ぶ際にはどのようなポイントに気を付けるべきかを解説していきます。
営業職の掲載数
エージェントを選ぶ際には営業職の求人募集の掲載数が重要です。
いかに全体的な掲載数が多くても、目当てとする営業職の掲載数が少なければそれだけ選択肢が少なくなってしまいます。
そのため、エージェントの広告や見出しで”掲載数〇万件以上！”のような文言に注目するよりも”営業職の掲載”というキーワードに注目して探すと良いでしょう。
選びたい条件
転職の際には前にいた企業よりも良い条件の企業に入社しなければ転職をする意味がなくなってしまいます。
また、先ほどの「おすすめのエージェント」でご紹介したように、それぞれのエージェントによって特徴が異なるため、”年収の高さ”、”福利厚生の充実さ”、”仕事のやりがい”など、自身が転職において重視する条件に合ったエージェントを選ぶべきなのです。
年代別の営業職の掲載数
エージェントによって若者層を得意にしているのか、中年層を得意にしているのかが異なり、中年層の方向けのエージェントを若者層が利用しても要望に合った仕事を探すことはできませんし、逆に若者層向けのエージェントを中年層が利用しても要望に合った仕事を探すことはできません。
そのため、エージェントを利用する時には自身の年齢層を得意としているエージェントで探すことが重要でしょう。
転職のエージェントサポートを受けるメリットとは
転職活動を行う際にはただ単に営業職の仕事を探すだけでなく、エージェントごとのサポートを利用することができます。
サポートを利用することでいくつものメリットを得ることができるため、解説していきます。
おすすめの営業職を紹介してくれる
エージェントのサポートを受ける最大のメリットは求人情報を紹介してくれるという点です。
求人業界の状況や数多くの求人情報を把握しているエージェントに紹介をしてもらうことで、非公開の求人情報も教えてもらうことができるので自身で探すよりも幅広い選択肢の中から転職活動を行うことができるのです。
年収交渉の代行をしてくれる
転職活動において年収アップは非常に重要なことであり、特に営業職へ転職を考えている方であれば、前職よりも年収を上げる目的で転職をする方も少なくありません。
エージェントが転職活動の仲介に入り転職先に交渉をしてくれることで、自身で転職活動を行う時よりも年収が上がりやすくなるのです。
履歴書や職務履歴書の添削やアドバイスをくれる
転職活動において履歴書の作成は必須となり、履歴書のでき次第で採用・不採用に影響が出ると言っても過言ではありません。
また、転職活動においては採用されやすいようなコツや抑えるべきポイントがいくつかあるため、エージェントのサポートによってアドバイスを受けることは大きなメリットと言えます。
転職のエージェントサポートを受けるデメリットとは
エージェントのサポートを受けることでさまざまなメリットを得ることができますが、それと同時にいくつかのデメリットもあるのでいくつか解説していきます。
エージェントの担当と合わないことがある
人と人との付き合いでは性格や考え方で合う・合わないがありますが、エージェントとの間にも同じことが言えるのです。
そのため、中にはエージェントと上手くいかずになかなか転職活動が進まないということもあり得るのです。
自分のペースで進められない時もある
転職活動を行う際には人によって進めていくペースがあります。
早く転職をしたいという方がいれば、じっくり進めていきたいという方もいらっしゃいます。
また、自身が早く転職を進めたいときにエージェントからの紹介や仲介が遅れてしまい、自身の思うようなペースで進められないというケースもあり得ます。
年収が高い求人ばかり進められることもある
エージェントが転職活動を仲介することのメリットとして、年収が高い方を紹介すれば”仲介手数料の報酬が高くなる”という点です。
年収が高いというのは良い事ですが、その分業務の難易度や負担が増えてしまいます。
そのため、自身が望んでいる以上に年収が高く難易度が高い求人を紹介されてしまうということもあります。
紹介に偏りがあることがある
サポートしてくれるエージェントの中にも得意・不得意があり、紹介してくれる求人に偏りがあり、さまざま営業職の情報が知りたい時に似たような情報を紹介されてしまうこともあるのです。
まとめ
今回は営業職に転職をする際のエージェントについて、営業職に転職をする時におすすめのエージェントやエージェントのサポートを受けるメリット・デメリットについて解説してきました。
ここまでで記述したように転職エージェントによって特徴が異なり、人によって向いているエージェントがあれば、向いていないエージェントもあります。
そのため、営業職に転職を考えている時には、自身が希望としている条件に適したエージェントを活用することをおすすめします。