入浴介助は、被介護者の体を清潔に保つという面から非常に重要な業務です。
また、健康的で文化的な最低限度の生活を送る上でも入浴介助は被介護者にとって、欠かすことができないサービスの一つと言えるでしょう。
そこで、この記事では入浴介助のみの仕事をやりたいと思っている人に向けて、入浴介助のみの仕事はあるのか、また入浴介助の業務内容や入浴介助業務がきついと言われる理由について詳しく紹介していきます。
それではみていきましょう。
入浴介助のみ(入浴専従)の求人例
求人①:医療法人永寿会陵北病院
概要
医療法人永寿会陵北病院の入浴介助のみ(入浴専従)の求人概要は以下の通りです。
【入浴・食事介助ケアワーカー(パート)】 未経験・無資格OK!新しいことに挑戦したい方にピッタリ!\病院内での入院患者様へのサポート業務/ お願いするのは、患者様の日常生活のサポート業務。 入院されている患者様が安心して生活を送れるように日々の生活動作や活動のお手伝いしていただきます。一から丁寧に指導しますので、 未経験の方も安心してお仕事ができる環境です! ~チームワークの良さも魅力のひとつ~ 仕事をする上でいちばん大事なチームワーク。 入院患者様や施設利用者様へのお声がけはもちろん、職員同士のコミュニケーションを大切にしながら業務をすすめています。 当法人では、チームワークを大切にしているため、明るい雰囲気の中でお仕事をするように心がけています。 私たちといっしょに、入院患者様に寄り添うサービスを提供していきませんか。 |
待遇
- 職種:介護スタッフ(入浴介助業務担当)
- 雇用形態:パート
- 給与:時給1200円※介護福祉士資格お持ちの方は時給1300円
- 勤務時間:9:00~13:00の3時間 入浴介助業務できる方大歓迎!
- 勤務曜日:月~日・祝のなかで週3日~
- 休日・休暇:シフト制
- 社会保険完備
- 保育園あり(6ヵ月~5歳児)
- 交通費支給(上限2万円)
- マイカー通勤可
- 他手当てあり
求人②:多摩リハビリテーション病院
概要
多摩リハビリテーション病院の入浴介助のみ(入浴専従)の求人概要は以下の通りです。
~働き易い昼間の時間帯の募集です~ ☆週3日以上出来る方 ☆無資格・未経験スタートもしっかりケア♪ 青梅市にある『医療法人社団 和風会 多摩リハビリテーション病院』で一緒にお仕事しませんか?職員が安心して仕事に専念できる環境作りを心掛けています。「河辺駅」より送迎有、車通勤OK♪ 【入浴介助スタッフ募集】 ~働き易い昼間の時間帯の募集です~ 《無資格・未経験の方もお気軽にご相談下さい♪》 ブランクのある方や経験の浅い方も歓迎します。 患者様一人ひとりに丁寧に対応していきましょう。 きめ細やかな気遣いと思いやりのある心遣いで仕事に取り組むあなたをお待ちしております。在職中の方は勤務開始日等お気軽にご相談ください。 《週3日以上出来る方》 お気軽にご相談ください♪ 《充実の待遇》 患者様にはもちろんのこと働く職員にも優しい環境! 職員が安心して仕事に専念できる環境作りに力を入れています。 小さなお子様のいる方も働き易いよう勤務体系を考慮! 最新の設備が整ったフィットネスが使い放題でリフレッシュや健康管理もできます。 働く職員が心穏やかな気持ちで仕事できる事が質の高い医療提供に繋がると考え、職員一人ひとりを大切にしております。 |
待遇
- 給与:時給 1,220円
- 雇用形態:アルバイト・パート
- 車通勤可(駐車場あり)
- 駐車場(無料)
- 福利厚生
- 社員食堂(1食150円)
- 院内フィットネス(エアロバイク、プール等)を職員は100円で利用可能。
- 退職関連
- 定年65歳/退職金制度あり
- 社会保険
- 厚生年金
- 雇用保険
- 労災保険
- 健康保険
求人③:特別養護老人ホーム大洋園
概要
特別養護老人ホーム大洋園の入浴介助のみ(入浴専従)の求人概要は以下の通りです。
特養大洋園【入浴介助】30~60代女性活躍中 ◎無資格未経験でも無理なくお仕事できます。 介護の必要なお年寄りが現在待っている自立能力の低下を防いだり、 社会の一員としての存在感や生きている喜びを味わっていただけるような援助を行っています。 経験者はもちろん、経験・資格がない方、ブランクのある方も喜んでお迎えします。 ◎明るい笑顔のサービス ◎ゆったりくつろげる生活環境 ◎地域に開かれた施設 ◎寄り添いのサービス ◎安全と安心のサービス これらの考えに共感してくれる方と働きたいと思っています。 一緒に心のこもった介護をお届けしていきませんか? デイサービスをご利用する方の入浴介助、清掃・片付け、翌日準備などをお願いします。 当センターでは、スタッフを手厚く配置し、ご利用する方のペースに合わせた決め細やかな介護を実践しております。 一人ひとりが活き活きと自分らしく生活できるよう、スタッフ一同がわきあいあいと、仕事をしております。 ご興味を持たれた方は、ぜひご見学下さい。 |
待遇
- 職種:入浴介助スタッフ
- 雇用形態:パート
- 給与:無資格:時給1,290円~/介護福祉士:時給1,340円~
- 勤務時間・曜日:9:00~11:30/13:45~16:15
- 残業なし
- 毎月の希望休暇システム有
- 日曜休み
- 制服貸与
- 有給休暇
- 希望休取得可能
入浴介助の仕事内容とは?
入浴介助の仕事内容は、被介護者の方が安心して入浴ができるようにサポートをすることで、業務は入浴中だけではなく入浴前から入浴後までさまざまです。
具体的な業務例としては、以下のものが挙げられます。
- 入浴前の体調チェック
- 着脱の補助
- 浴室内の温度チェック
- 移動介助
- 洗体介助
- 体を拭く
- 爪切り
- 保湿(必要な場合)
- 水分補給
- 浴場までの移動介助
- 入浴後の体調チェック
訪問介護入浴とは?
訪問入浴は、専門スタッフが自宅を訪問した上で、自宅で被介護者に対して入浴サポートを行うサービスのことです。
訪問介護入浴を利用するためには、以下の条件を満たしていることが必要です。
- 要介護(1〜5)認定を受けている方
- 医師から入浴を許可されている方
入浴介助に必要な資格とは?
介護施設で勤務する場合、入浴介助にあたって特別な資格は必要なく、無資格のバイトでもできる業務です。
一方で、訪問入浴介護の場合は資格が必要で、指定訪問入浴介護の場合は、看護師または准看護師1人と介護職員2人以上が必要になり、それぞれを満たす資格が必要です。
介護予防訪問入浴の場合は、看護師または准看護師1人と介護職員1人以上で、それぞれを満たす資格が必要になります。
入浴介助の仕事がきついと言われる理由とは?
入浴介助の仕事がきついと言われる理由は、以下の3つです。
- 体力が必要になる
- 責任が重い
- お風呂場という環境が厳しい
体力が必要になる
入浴介助の仕事がきついと言われる理由の一つに体力が必要になる業務であるということが挙げられます。
入浴介助お風呂場で業務をしなくてはいけないだけではなく、ご利用者様の身体を支えてご利用者様が安全に入浴できるようにサポートをする必要があります。
そのため、ご利用者様の体重を一人で支えることができる体力が必要です。
それだけではなくご利用者様が安全に浴場内を移動できるように、手助けをすることも求められます。
責任が重い
入浴介助の仕事がきついと言われる理由の一つに、責任が重いことが挙げられます。
高齢者にとって入浴は死にも繋がる行為の一つであり、血圧の急激な上昇などに伴いお風呂場で死亡する事例というのは高齢者に多いです。
実際に、高齢者の死亡理由の内訳として交通事故の2倍以上の人がお風呂場でなくなっているというデータもあります。
このようにお風呂場での事故というのは非常に多く、介護施設も例外ではありません。
そのような背景から高齢者の方の命を奪ってしまうかもしれないという責任の重さがあり、高齢者が亡くなってしまった際に責任を取らなくてはいけないという面で、きついと感じる人もいます。
お風呂場という環境が厳しい
入浴介助の仕事がきついと言われる理由の一つに、お風呂場という環境が物理的に厳しいということも挙げられます。
お風呂場は温度が高く、かつ入浴介助の介助員の場合、裸ではなく服を着たままの作業になります。
このような背景もあり浴場内での過酷な環境に耐えることができず、体力の消耗が激しくなってしまうということもきついと言われる理由の一つに挙げられるでしょう。
介護職に転職するのが向いている人とは?
介護職に転職するのが向いている人は、以下のような人です。
- 積極的に動ける人
- 人のことを気遣える人
- 会話を楽しめる人
積極的に動ける人
介護職に転職するのが向いている人の特徴の一つに、積極的に動ける人が挙げられます。
介護施設には研修制度が整っている職場もありますが、基本的にはOJTという形で業務が進んでいきます。
そのため自分から積極的に動くことができないと、業務を覚えることができなかったり知識を吸収できない可能性が高いです。
介護の現場において中途半端な知識や経験のまま業務に関わってしまうと、高齢者の方に負担を強いることにもなってしまうので、自分から知識や経験を吸収できる人のほうが向いています。
人のことを気遣える人
介護職に転職するのが向いてる人の特徴の一つに、人のことを気遣える人が挙げられます。
介護の現場では、ご利用者様のことを気遣うことが重要です。
また、ご利用者様を注意深く観察できるスキルも必要になります。
会話を楽しめる人
介護職に転職するのが向いてる人の特徴の一つに、会話を楽しめる人が挙げられます。
デイサービス施設やレクリエーション施設では、高齢者の方が交流を目的に通われていることも多いです。
そして、会話やレクリエーションを通して高齢者同士の交流だけではなく、高齢者と職員の交流を促していくことも施設の役割の一つになります。
そのため、会話を楽しむことができ、かつコミュニケーションにおいても積極的に自分から飛び込んで行ける人のほうが向いていると言えるでしょう。
まとめ
入浴介助のみの仕事は多くあり、入浴介助のニーズ自体も非常に高いです。