看護師で年収600万円は可能!看護師の給料があがりやすい理由も詳しく紹介

看護師で年収600万円を目指している人に向けて、この記事では看護師で年収600万円は可能なのかを紹介します。

それではなく、看護師の年収が上がりやすい理由についても詳しく解説します。

それでは、見ていきましょう。

看護師で年収600万円は可能

結論から言うと看護師で年収600万円を目指すことは十分可能です。

厚生労働省が発表した「令和3年賃金構造基本統計調査」によると、2021年の看護師の平均年収は498.6万円です。

また、「令和3年賃金構造基本統計調査」によると調査対象の平均年齢は41歳となっています。 

そのため、理論的には41歳の時点で500万円弱の年収をもらっている人が多いということが言えるでしょう。

看護業界では年齢が上がっていくことで年収が上がっていく傾向にあるので、50歳前後になれば年収600万円に到達している人が多いです。

そして、看護師の場合平均勤続年数が10年程度となっているので、一つの病院でより長く働いている人、特に10年以上勤務している人であれば年収600万円を超えている可能性も十分考えられます。

そのほかにも、看護師の場合は夜勤をすることで年収を上げることも可能で、夜勤専従として看護師をやっている場合であれば、年収600万円を20代のうちに達成することも可能です。

看護師の給料が上がりやすい理由

看護師の給料が上がりやすい理由は、以下の3つです。

  1. 年功序列の病院が多い
  2. 資格に対しての需要が高い
  3. 勤務できる場所が幅広く選択肢が豊富

年功序列の病院が多い

看護師の給料が上がりやすい理由の一つに、年功序列の病院が多いことが挙げられます。

世間的には、年功序列ではなくスキルに見合った給料を支払うというのが、ひとつのブームになっていますが、病院の場合はそれぞれのスキルを測ることが難しく、かつそれぞれのスキルに見合った給料を支払うためのマネジメントができていない病院も多いです。

何を基準に給料を支払っているのか、どのようなスキルを達成すればスキルが身についていると言えるのかが明確になっていないため、看護師から不満が続出するという事例もあります。

このような背景もあり年功序列の病院が多く、結果的に年齢が上がっていくことで年収を上げていくことが可能です。

資格に対しての需要が高い

看護師の給料が上がりやすい理由の一つに、資格に対しての需要が高いことが挙げられます。

一般的に需要が高い職種であれば、その分多くの人が欲するので、給料が上がる傾向にあります。

そして看護師の場合、国家資格で取得できる人数が制限されているだけではなく、最近では病院やクリニックだけではなく脱毛クリニックやIT企業など様々な場面で、看護師の資格を持っている人のニーズが高まってきています。

そのような背景もあり、資格に対しての需要が高くなり、結果的に給料が上がっていきやすい傾向にあると言えるでしょう。

勤務できる場所が幅広く選択肢が豊富

看護師の給料が上がりやすい理由の一つに、勤務できる場所が幅広く選択肢が豊富であるということが挙げられます。

看護師の場合、勤務する場所は病院やクリニックのような一般病棟だけではなく、脱毛クリニックや美容クリニック、看護師向けの求人サイトを運営しているようなIT企業、その他にも保育園や老人ホームなど様々な所が想定されます。

そして、勤務できる場所が幅広く選択肢が豊富であるということは、自分のスキルをもとに転職しやすい環境であるとも言えるので、転職をもとに給料を上げる人も多いです。

看護師で年収600万円を達成するには?

看護師で年収600万円を達成するには、以下の方法が挙げられます。

  • 看護師長など管理職に昇格する
  • 脱毛・美容クリニックなど自費診療メインのクリニックで勤務する
  • 都心の病院に勤務する

看護師長など管理職に昇格する

看護師で年収600万円を達成するための方法の一つに、看護師長など管理職に昇格するということが挙げられます。

看護師で、年収600万円を達成するための方法の一つに、年齢をあげてさらに役職を上げていくことが挙げられます。

役職が上がっていくことで役職手当がついたり、基本給が大幅に上昇することがあります。

そのため、看護師長などの管理職の場合は、年収600万円を超えていることがほとんどです。

脱毛・美容クリニックなど自費診療メインのクリニックで勤務する

看護師で年収600万円を達成するための方法の一つに、脱毛や美容クリニックなど自費診療がメインのクリニックで勤務することが挙げられます。

看護師に給料を支払うためには、勤務するクリニックや病院が利益を出していなくてはいけません。

そして、利益を出しやすいクリニックや病院の一つに脱毛クリニックや美容クリニックのような自費診療をメインとしているところが挙げられます。

このようなクリニックの場合、保険診療ではなく自費診療がメインで、利益率が大きくなっています。

このような背景もあり看護師に対しての還元額が高くなっている病院・クリニックが多いです。

実際に、アリシアクリニックでは未経験であっても月収40万円スタートなどかなりの高待遇で求人募集がされています。

都心の病院に勤務する

看護師で年収600万円を達成するための方法の一つに、都心の病院で勤務することが挙げられます。

都心の病院の方が地方の病院と比較して、そもそもの給料水準が高いだけではなく、人材の流動性も高いので、病院・クリニック側としても給料を上げて人材を繋ぎとめようとする意思があります。

実際に、東京の場合、一般診療を行っている病院だけではなく美容クリニックや保育園、老人ホームなど様々な施設で看護師の需要があります。

このような背景から都心の病院の方が給料競争が発生しやすく、かつ人材の流動性も激しいのでポジションが空きやすいです。

看護師として長く働ける人とは?

看護師として長く働ける人は、以下のような人です。

  • コミュニケーション能力が高い人
  • 責任感がある人
  • 判断力がある人

コミュニケーション能力が高い人

看護師として長く働ける人の特徴の一つに、コミュニケーション能力が高い人が挙げられます。

看護師として働くと、患者さんとのコミュニケーションが発生する機会も多いです。

そのため、患者さんと適切なコミュニケーションを取ることができる、患者さんに不快感を持たれないようなコミュニケーションができる能力が必要になるでしょう。

それだけではなく看護師の場合、医者や同僚の看護師、リハビリが発生する場合は理学療法士などリハビリ系の職種の人とも関わる機会があります。

このように、様々な人と関わる機会があるので、コミュニケーション能力が高い人は看護師として長く働きやすいでしょう。

責任感がある人

看護師として長く働ける人の特徴の一つに責任感がある人が挙げられます。

看護師は患者様をサポートする、そして医療従事者の立場から患者様に対してサービスを提供するという側面があります。

そのため、責任感がある人でないと務まりにくいと言えるでしょう。

また、看護師という職業自体、責任感が必要になる職業で、プレッシャーも大きい職業です。

そのような背景から責任感があり、かつその責任感をもとに仕事を遂行できるような人は看護師として長く働きやすいでしょう。

判断力がある人

看護師として長く働ける人人の特徴の一つに、判断力がある人が挙げられます。

看護師として働く中で、自分で判断をしなくてはいけない場面は多いです。

特に、一分一秒を争うオペ看護師として入る場合、医師の指示を仰ぐことは重要ですが、それだけではなく自分で考えて何が次は必要なのか、どのような行動をすればいいのかを考えていくことも求められます。

このような背景から判断力があり、かつ自分で行動に移せる人、そして何をすればいいのかを自分で考えることができる人は看護師として長く働きやすいでしょう。

看護師の年収が高い理由とは?

看護師の年収が高い理由は、以下の3つです。

  1. 夜勤があるため
  2. 年齢・性別に関係なく評価してもらえる
  3. 資金が潤沢なクリニック・病院が多い

夜勤があるため

看護師の年収が高い理由の一つに夜勤があることが挙げられます。

一般病棟の看護師として勤務している場合、夜勤が発生することが多く、月に4回から8回程度夜勤に入ることもあります。

夜勤に入ることに夜勤手当がつき、1万円前後もらえる病院も多いです。

このように夜勤に入るだけでお金がもらえるというのは大きな魅力でしょう。

そのような背景から基本給が低くても夜勤手当があることで結果的に月収30万円前後になることが多いです。

年齢・性別に関係なく評価してもらえる

看護師の年収が高い理由の一つに、年齢や性別に関係なく評価してもらえる制度があるということが挙げられます。

看護師の場合、女性が多い職場なので女性だからと言って不当に評価が低くなるということはありません。

日本社会においてはまだまだ女性の方が男性よりも立場が弱いとされることが多く、男性より女性の方が出世しにくいという現状があります。

一方で、看護業界の場合は女性の方が男性よりも圧倒的に多いので、女性であってもしっかり仕事をこなしていれば評価をしてもらうことが可能です。

また、年齢に関しても看護師として何年働いてきたかが重要なので、若い人であっても看護師歴が長い人であれば評価されます。

一方で、年齢が高い人であっても看護師として勤務した経験が短い場合は、年齢が低い人よりも評価が低くなることは当然ありえます。

資金が潤沢なクリニック・病院が多い

看護師の年収が高い理由の一つに資金が潤沢なクリニック・病院が多いということが挙げられます。

クリニック・病院は、健康保険の診療報酬で収入を得ているところが多く、一般的な企業と比較して経営が安定しやすいのが特徴です。

それだけではなく、最近では自費診療を中心とした美容クリニックも多く誕生しています。

看護師が高い給料をもらう上では、自分が所属しているクリニックや病院が高い給料を支払うことができる組織であるか、そして継続的に事業を発展させることができているかが重要です。

その観点からも、資金が潤沢なクリニックや病院が多いということは、看護師の年収が上がりやすい理由の一つになるでしょう。 

まとめ

看護師として年収600万円を目指すことは十分可能ですが、常勤でないと年収600万円を達成することは難しいです。

看護師で年収600万円を目指す場合は、常勤の求人を探すようにしましょう。