営業職と聞くと外回りの営業をイメージする人も多いのではないでしょうか。
実際に、コロナ禍になる前まではお客様先を訪問した上で、営業を行っていくスタイルの営業がメインでした。
しかし、コロナ禍になりテレワークが推進されたことで、在宅で営業ができるという求人も徐々に増えてきています。
特に、インサイドセールスはデジタルとの親和性が高く、在宅でも営業ができるという会社も多いです。
そこで、この記事では在宅営業の求人がおすすめな人や、在宅営業の求人の特徴について詳しく紹介していきます。
今後、在宅で営業職をしていきたいと思っている人は、ぜひ参考にしてください。
それではみていきましょう。
在宅営業とは？
在宅営業とは、在宅でもできる営業職のことです。
営業と聞くと、クライアント先を訪問した上で、クライアントと実際に対面した上で営業を行なっていくというのが今までの形でした。
そして、BtoCの場合はそのような形での営業が未だにメインになっている部分が多いでしょう。
一方で、 BtoB営業の場合はクライアントがテレワークになっていることで、結果的に営業活動も在宅でできるということも増えてきています。
例えば、大手企業の場合は社員全員がテレワークを基本としていることも多いです。
そのような場合、営業をしたいと思っている関係者に対して営業する際に、実際に会社を訪問しても、営業をかけたい社員は在宅勤務を行っているということもあります。
そのような背景からBtoB営業の場合は、営業職であっても在宅で営業ができるということが多いです。
また、インサイドセールスの場合はデータ分析をもとに営業していくということも多く、テレアポでも在宅でできるシステムなどが開発されています。
そのため、基本的にはどのような営業形式であっても、在宅で営業ができるようになってきていると言っていいでしょう。
在宅営業の求人がおすすめな人とは？
在宅営業の求人がおすすめな人は、以下のような人です。
- 子供がいる人
- インサイドセールスでのキャリアを歩んできた人
- BtoB営業をメインにやってきた人
子供がいる人
在宅営業の求人は、子供がいる女性などには特にオススメと言えるでしょう。
営業職の場合、対面で営業するとどうしてもクライアントの都合に合わせて勤務時間が不規則になることが多いです。
また、体力的にも子育てをしながら営業活動していくと、厳しい部分が多いでしょう。
そのような背景からいくら優秀な営業マンであっても、女性の場合は出産と同時に一定期間営業から離れなくてはいけないこともあります。
また、女性の中には営業マンとしてバリバリ活躍していても、出産を機に営業マンとしてのキャリアを中断しなくてはいけないという人も多いです。
しかし、在宅勤務ができる営業職の場合は子育てをしながらクライアントに対して営業活動を行うことができます。
また、体力的な面でもクライアントを訪問して営業を行うよりも負担が小さくなると言えるでしょう。
インサイドセールスでのキャリアを歩んできた人
インサイドセールスでキャリアを歩んできた人も在宅営業の求人に応募するのがおすすめです。
在宅営業の求人では、インサイドセールスがメインになってきます。
インサイドセールスの場合は、お客様からのアクションをもとに営業を行っていくことになるので、在宅であっても営業活動をしていきやすいという側面があります。
一方で、飛び込み営業やローラー式の営業の場合は、お客様を実際に訪問しないとそもそも営業が始まらないということも多いです。
このような背景からインサイドセールスでキャリアを歩んできた人の場合は、在宅の営業職として移行しやすいと言えるでしょう。
特に、IT企業の場合はインサイドセールスがメインになっていることも多く、クラウドサービスを提供する会社の場合は、セミナーや資料請求などで営業をすることも多いです。
そのため、このような会社を選んで求人を探すことで、インサイドセールスとしてのキャリアを中断することなく、また在宅で営業活動をすることもできるでしょう。
BtoB営業をメインにやってきた人
BtoB営業をメインでやってきた人も在宅営業の求人に応募するのがおすすめです。
在宅営業の求人のほとんどは、BtoBになっています。
BtoBの場合は、複数社のコンペで案件を獲得することも多いです。
このような背景から場所にとらわれずオンラインであってもクライアントに対して提案ができる機会があると言えるでしょう。
一方で、BtoCの場合はお客様を実際に訪問した上で、関係を築いていかないと自社の製品を紹介できないということも多いです。
在宅営業の求人の特徴とは？
在宅営業の求人の特徴は、以下の3つです。
- インサイドセールス
- 業務委託契約
- 商材が限定される
インサイドセールス
在宅営業の特徴の一つに、インサイドセールスが多いことがあげられます。
インサイドセールスとは、反響営業と言われるもので、お客様から問い合わせがあった場合に営業を行なっていくというスタイルです。
その他にも、セミナーを通して営業を行っていくこともあります。
特に、セミナーの場合は多くの人数をいっぺんに集めて営業していくというのが現状では難しいです。
このような背景から、インサイドセールスをメインに営業活動をしている会社なら営業職であっても在宅で営業ができるということも多いです。
業務委託契約
在宅営業の求人では、正社員としての契約ではなく業務委託契約とされているものも多いです。
業務委託契約の場合は、営業マンの営業成績に応じて会社が金銭を支払うことになります。
例えば、一件あたりの報酬が発生金額の10%となっている場合、営業マンが10万円の商材を販売した場合は1万円が営業マンに報酬として支払われることになります。
在宅で営業活動していく上での一番の問題点は、社員の営業活動が見えないということです。
つまり、社員が実際に業務をしているのかしていないのかを正確に判断することができないということになります。
このような問題を解決するために、実際に社員があげた成果に応じて報酬を支払う形にしていることも多いです。
また、業務委託契約ではなく、正社員としての契約であってもインセンティブの割合が大きくなっている会社も多いでしょう。
商材が限定される
在宅営業の求人の特徴の一つに、商材が限定されているということが挙げられます。
例えば、住宅営業の場合は見込み顧客を探した上で、そのお客様に対して営業をしていく必要があります。
その過程の中で全てオンラインで営業するのは、難しいところがあります。
特に、大きな買い物はクライアントとなるお客様と営業マンとの間での信頼関係が重要になってくると言えるでしょう。
そのような背景から、金額の大きい商材かつBtoCの商材では、コロナ禍であってもオンラインでの営業ではなく対面で営業を行うことが多いです。
在宅営業の求人で求められるスキル
在宅営業の求人で求められるスキルは、以下の3つです。
- 分析能力
- マネジメント能力
- 成果をあげる能力
分析能力
在宅営業の求人で求められるスキルの一つに、分析能力があります。
在宅営業の場合、お客様に対してローラー式でアプローチをしていくのではなく、一つ一つの営業過程を分析した上で、効率的な営業をしていくことが求められるでしょう。
そして、このような分析ができる人が、より効率的にオンラインであっても実績を上げることができると言えます。
マネジメント能力
在宅で勤務できる営業職に就きたい場合、マネジメント能力も重要になってきます。
営業職でもマネジメント側と実際に営業する側では、在宅で勤務できるかどうかが大きく変わってくるでしょう。
お客様に実際に営業を行う営業職の場合は、出勤をしてお客様と対面をして営業していくということも多いです。
一方で、営業職をまとめるマネジメント職の場合は、在宅で勤務できる可能性も高いでしょう。
これは、社内での業務がメインになるためです。
そのため、マネジメント職として営業職で採用されれば、在宅で営業職として勤務できる可能性が高くなります。
一方で、このような職種で採用される為には過去の実績だけではなく、マネジメント能力が高いことを示す必要が出てくるでしょう。
特に、テレワークの場合は社員であっても距離感が離れてしまうことが多いです。
このような背景から、在宅勤務であっても社員同士の結束を高めた上で、求められているノルマを達成するスキル、そして求められている以上の成績を出すことができるチームを組成する力が必要になってくると言えるでしょう。
成果をあげる能力
在宅営業の求人では、成果を上げる能力が重要になってきます。
営業職の場合は、事務系の職種と比較して成果を求められやすいです。
そして、在宅で勤務する場合は成果をより求められることになるでしょう。
同じ営業職であっても出勤している場合は、たとえ営業成績が出ていなくても、しっかり営業活動を行っているということは上司が見て判断することができます。
一方で、在宅勤務の場合は上司が直接部下の行動を見て、仕事をしているか判断するのが難しいのが現状です。
そのような背景から、会社としても在宅の営業職の場合は、成果をもとに各個人の成績を判断することが多いです。
まとめ
在宅で営業職として勤務することは、コロナ禍になったことで一般的になっています。
特に、BtoBのインサイドセールスやルート営業の場合は、営業先の企業もテレワークになっていることから、営業活動もオンラインで行うことが多いです。
今後、在宅で営業職として勤務したい場合は、この記事を参考にしてください。