動物看護士の求人例とは?動物看護士のやりがいや動物病院の看護士が向いている人を紹介

動物看護師の求人を探している人に向けて、この記事では動物看護師の求人例や動物病院の看護士が向いている人、動物看護士のやりがいを紹介します。

動物看護士になるための資格「愛玩動物看護師」とは?

従来、動物看護士になる際には特別な資格などはなく民間資格で補われていたのが実情でした。

一方で、動物病院の中には動物看護師が獣医師が行うべき業務などを担っていることもあり、業務範囲が明確になっていませんでした。

そのため、動物看護士としての業務が明確になっていないことについて議論がありました。

そのような背景から農林水産省を中心に愛玩動物看護師という資格を設立し、資格として発足させます。

愛玩動物看護師の資格については以下のように説明されています。

愛玩動物看護師の資格を有する者は、愛玩動物(犬、猫、愛玩鳥(オウム科全種、カエデチョウ科全種、アトリ科全種))を対象に、診療の補助、愛玩動物の世話その他の愛玩動物の看護、愛玩動物を飼養する者その他の者に対する愛護及び適正な飼養に係る助言その他の支援を業とすることができます。なお、これら業務のうち、診療の補助は、愛玩動物看護師の資格を有する者のみ(獣医師を除く。)が行うことができる独占業務となっています。

学校教育法(昭和22年法律第26号)に基づく大学において主務大臣が指定する科目を修めて卒業した者
農林水産省令・環境省令で定める基準に適合するものとして、都道府県知事の指定した愛玩動物看護師養成所において、3年以上愛玩動物看護師として必要な知識及び技能を修得した者
また、「愛玩動物看護師」は受験者が限定されているのも特徴で、以下のものにしか「愛玩動物看護師」の受験資格は与えられていません。

◆法第2条第2項に規定する業務に関する外国の学校若しくは養成所を卒業し、又は外国において愛玩動物看護師免許に相当する免許を受けた者で、主務大臣が1及び2に掲げる者と同等以上の知識及び技能を有すると認めたもの
◆令和4年5月1日より前に学校教育法に基づく大学を卒業した者であって、当該大学において主務大臣が指定した科目を修め、法附則第2条第1号の規定により主務大臣が指定した講習会(以下「指定講習会」という。)の課程を修了したもの
◆令和4年5月1日より前に学校教育法に基づく大学に入学した者であって、同日以後に主務大臣の指定する科目を修めて卒業し、指定講習会の課程を修了したもの(令和5年3月3日(金)までに卒業する見込みの者を含む。)
◆法第2条第2項に規定する業務(診療の補助を除く。)に必要な知識及び技能を修得させる養成所であって都道府県知事が指定したものにおいて、令和4年5月1日より前に当該知識及び技能の修得を終えた者であって、指定講習会の課程を修了したもの
◆法第2条第2項に規定する業務(診療の補助を除く。)に必要な知識及び技能を修得させる養成所であって都道府県知事が指定したものにおいて、令和4年5月1日時点において当該知識及び技能の修得中であり、その修得を同日以後に終えた者であって、指定講習会の課程を修了したもの(令和5年3月3日(金)までに当該知識及び技能の修得を終える見込みの者を含む。)
◆愛玩動物看護師国家試験予備試験に合格した者

今まで民間資格で補われていたものが今後は国家資格の「愛玩動物看護師」の資格に統一されることから、動物看護師としてのニーズの高まりや動物看護師としての責任、そして動物看護師が行うべき業務の明確化などが進められていくことが想定されるでしょう。

動物病院の看護士の業務内容

動物病院の看護士の業務内容は獣医師のサポートがメインです。

例えば、投薬や手術のサポート、マイクロチップの埋め込みなども動物看護士が行うべき業務になってきます。

そして、今までは動物看護士の業務内容が明確になっていませんでしたが、愛玩動物看護師の資格ができたことで、これらの業務が明確になり手術のサポートや投薬、マイクロチップの埋め込みなどについては、愛玩動物看護師が行うことになりました。

動物看護士の求人例

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研修制度
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座学:本部(埼玉県さいたま市大宮区)またはWebにて開催
実務:お住まいの近隣の病院・診療所にて開催

座学では基本的な診療の流れや、様々な知識を学んで頂きます。
獣医師資格を取るために学んだことの復習のようなイメージとなりますので、資格を取ってからブランクがあっても安心です。
実務では担当の先生と一緒に診療をして頂き、研修生として実際の業務を学んで頂きます。
実習後、ご希望の病院、診療所へ配属となり、飼い主様へのご対応を開始していただきます。
将来の独立開業や外科手術のスキルアップに興味がある方にもおすすめの環境です

待遇

  • 月給:27万円〜65万円
  • 勤務時間:10:00~19:30(休憩1.5時間)
  • 残業ほぼなし
  • 時間外診療/休日出勤なし
  • 夜勤なし
  • 完全週休2日制(シフト制)
  • 冬季・慶弔特別休暇
  • 年次有給休暇あり(入社6か月経過後)
  • 社会保険、雇用保険、労災保険加入
  • 完全週休2日制
  • 冬季休暇あり
  • 年次有給休暇日数:10日(入社6か月経過後)
  • 能力により昇給あり
  • 子育て支援給付金2万円/月(規定あり)

動物看護士の求人に応募すべき人とは?

動物看護士の求人に応募すべき人は、以下のような人です。

  • 動物のことが好きな人
  • 専門家の立場で動物と接したい人
  • コミュニケーションが得意な人

動物のことが好きな人

動物看護士の求人に応募すべき人の特徴の一つに、動物のことが好きな人が挙げられます。

動物看護士の場合、動物が好きでないと物理的に仕事を続けにくいということが挙げられます。

というのも、動物看護師の場合、勤務場所が動物病院になり犬や猫だけの動物だけではなく、さまざまな動物が来院します。

このような背景から動物のことが好きで、かつ今まで自分が見たことない動物であっても対応できるような臨機応変さを持っている人の方が向いていると言えるでしょう。

また、動物のことが好きなだけではなく、動物アレルギーを持っていないかなど動物に対して身体の部分で問題がないかも確認するといいです。

専門家の立場で動物と接したい人

動物看護士の求人に応募すべき人の特徴の一つに、専門家の立場で動物と接したい人が挙げられます。

動物看護士は、今までは民間資格で無資格の人であっても働くことができましたが、今後は愛玩動物看護師の資格を有していない人しか業務に当たることができません。

そのため、専門家の立場でより今後接しやすくなっていくと言えるでしょう。

また、専門家の立場で動物と接することができるので、扱える業務が広くなっていくのが特徴です。

このような背景から、動物看護士の求人に応募すべき人の特徴には、専門家の立場で動物と接し、かつ動物だけではなく飼い主さんともコミュニケーションをとり、飼い主さんのサポートができるような人になりたいと思っている人が向いています。

コミュニケーションが得意な人

動物看護士の求人に応募すべき人の特徴にコミュニケーションが得意な人が挙げられます。

動物病院の場合、動物を扱うので人間とのコミュニケーションが発生しにくいと思い、動物看護士の求人に応募する人もいますが、実際には動物病院の場合、飼い主さんとのコミュニケーションが発生したり、同僚とのコミュニケーションが発生する機会が非常に多いです。

このような背景から、コミュニケーションが苦手だからと言って動物病院の看護士になろうと思っている人は、すぐに辞めてしまうかもしれません。

コミュニケーションが必要な場面としては、飼い主さんへの病状説明や飼い主さんからの相談への返答が挙げられます。

また、同僚とも積極的にコミュニケーションを取っていかないと、最悪の場合コミュニケーション不足から動物が死に至ってしまうということも可能性としてはゼロではありません。

動物看護士になるメリットとは?

動物看護士になるメリットは、以下の3つです。

  1. 専門的なキャリアを歩むことができる
  2. 目に見えるスキルを身につけられる
  3. 動物看護士になるハードルが低い

専門的なキャリアを歩むことができる

動物看護士になるメリットの一つに、専門的なキャリアを歩めるということが挙げられます。

動物看護士としてキャリアを歩むことができれば、様々な動物病院で勤務できる可能性があるだけではなく、動物を扱う動物園などでも勤務できる可能性があります。

それだけではなくペット用品を扱っている事業会社などで雇用される可能性もあるでしょう。

さらに、今後「愛玩動物看護師」の資格を保有し「愛玩動物看護師」として動物看護士の経験を積むことができれば、それらの経験をもとに転職やキャリアアップを図ることも可能です。

このように専門的なキャリアを歩みやすく、かつ資格ができたことで自分のキャリアが明確になっていくというのも大きな特徴になります。

目に見えるスキルを身につけられる

動物看護士になるメリットの一つに、目に見えるスキルを身に付けられるということが挙げられます。

動物看護士になることで 動物に対しての接し方が分かるだけではなく、動物についての知識も体系的に身につけることも可能です。

これらの知識に関しては定性的なものではなく定量的なものとして評価されることも多く、どのくらい知識を持っているかで動物病院内での評価も変わることがあります。

このように、動物看護師になることで目に見えるスキルを身につけることができ、かつスキルを身につける段階で動物に関しての様々な知識を身に付けられるというのも大きな特徴でしょう。

動物看護士になるハードルが低い

動物看護士になるメリットの一つに、動物看護士になるハードルが低いということが挙げられます。

動物看護士になる場合、従来は資格などがなかったので求人が掲出され応募して採用されれば動物看護士を名乗ることができました。

ただし、今後「動物愛玩看護師」の資格ができたことで動物看護士になるハードルは今までよりは高くなることが想定されます。

一方で、獣医師と比較するとまだまだハードルが低いのは事実で、獣医師の場合6年制の大学を卒業した上で、獣医師免許を取得しなくてはいけません。

このように、動物看護士の方が獣医師と比較すると、資格取得のハードルが低いというのは大きな魅力でしょう 。

まとめ

動物看護士の求人は、派遣・常勤ともに多く掲出されているので、自分のキャリアプランを考慮した上で自分にあった病院・働き方を選びましょう。