飛び込み営業は、コミュニケーションスキルや相手が求めているものを正確に把握できると、すぐに成果を出すことができる営業職の一つです。
そこで、この記事では飛び込み営業の求人に応募すべき人や、飛び込み営業の求人がきついと言われる理由、飛び込み営業がそもそもどのような営業の種類なのかについて詳しく紹介していきます。
それではみていきましょう。
飛び込み営業とは?
営業職は大きく分けると2種類に分けることができ、一つ目が新規開拓営業で二つ目がルート営業です。
そして、飛び込み営業は新規開拓営業に当たります。
飛び込み営業の場合、個人宅に対して飛び込みをすることが多いのも特徴の一つと言えるでしょう。
飛び込み営業では、全くコネクションやアポイントを取っていないお宅や会社に対して営業マンが訪問することで、コネクションを切り開いていくという営業の種類です。
飛び込み営業の場合は、電話営業やインサイドセールスなどと比較してお客様と直接対面できるので、そのぶん売り込みしやすくなるというのが大きな特徴です。
一方で、飛び込み営業の場合、そもそもお客様に対して毛嫌いされているということも多いのが事実です。
実際に、個人宅や会社の中には訪問営業や飛び込み営業禁止というステッカーが貼られていることもあります。
このようにされている背景には、飛び込み営業のイメージが良くないことも挙げられるでしょう。
飛び込み営業と聞くと、どうしても不必要なものを無理矢理売りつけるというイメージがあり、実際に業者の中には不当に高い価格で高齢者などに対して不必要な製品を売りつけることがあります。
このような社会的なイメージから飛び込み営業が敬遠されることがあります。
一方で、飛び込み営業は販売した成果に応じてインセンティブが獲得できることも多いです。
最近、盛んに行われている太陽光発電の飛び込み営業では、太陽光発電の機器を設置できた場合、営業マンには成約額の数パーセントがインセンティブとして振り込まれます。
飛び込み営業の求人がきついと言われる理由
飛び込み営業の求人がきついと言われる理由は、以下の3つです。
- ノルマが厳しい
- 体育会気質の会社が多い
- 客先で怒られることがある
ノルマが厳しい
飛び込み営業の求人がきついと言われる理由の一つに、ノルマが厳しいことが挙げられます。
飛び込み営業を主な営業方法としている会社は、ノルマが厳しく設定されており、ノルマを達成することができないと基本給がカットされたり、ノルマを達成するまで帰宅が許されないなど厳しい規則がある会社もあります。
また、飛び込み営業の場合、多くのお宅に対して飛び込みをすればノルマ達成できるというものでもありません。
飛び込み営業では、営業する商材や地域特性などによっても成約率や成約額が大きく変わってきます。
体育会気質の会社が多い
飛び込み営業の求人がきついと言われている理由の一つに、体育会系気質の会社が多いことも挙げられるでしょう。
飛び込み営業は、体力が必要になりメンタルが強い人が必要になります。
そのような背景から飛び込み営業をメインにしている会社の中には、体育会気質の会社も多いです。
飛び込み営業を実施してる会社の中でも一番有名なのがリクルートでしょう。
リクルートであってもコミュニケーションスキルが高く体力もある、いわゆる体育会気質の人が採用されやすいといわれています。
このように体育会気質の人が多いので、体育会気質の会社が合わない人やみんなでわいわいがやがやするのが肌に合わないという人には、会社自体がきついと感じられてしまうことも多いです。
客先で怒られることがある
飛び込み営業がきついと言われる理由の一つに、飛び込み営業をして客先で商品を購入してもらえないにも関わらず、クレームや文句を言われることがあるということも挙げられるでしょう。
飛び込み営業自体、多くのお客様から敬遠されているので飛び込み営業をしてきたというだけで、お客様に不快感を与えてしまい結果的に怒られてしまうことがあります。
このようなお客様の場合、商品を購入してもらえることはほとんどなく、多くの場合怒られるだけで終わってしまいます。
飛び込み営業に応募すべき人とは?
飛び込み営業に応募すべき人は、以下のような人です。
- 成果で評価されたい人
- 体力がある人
- コミュニケーション能力が高い人
成果で評価されたい人
飛び込み営業の求人に応募すべき人は、成果で評価されたい人です。
飛び込み営業の場合は、自分が販売した成約額に応じてインセンティブが与えられます。
また、利益が大きい人の場合は早く出世することも可能です。
このように飛び込み営業の求人を募集している会社では、成果をそのまま評価することが多く、成果をあげられることで給料としてその成果が返ってくるだけではなく、ポジションとしても早く出世しやすいということがあります。
また、飛び込み営業の求人を出している会社では、営業マン同士で成果を競わせることも多く、成果をあげることができないと会社に居づらい雰囲気があるのも事実です。
そのため、成果で評価されたいだけではなく、成果を出すためには自分で何をしたらいいのかを自分なりに考えて行動に移し、成果をあげられる人に向いていると言えるでしょう。
体力がある人
飛び込み営業の求人は体力がある人にもおすすめです。
飛び込み営業では多くのお宅を訪問するため体力がないと必然的に訪問できるお宅が少なくなってしまいます。
訪問できるお宅が少なくなってしまうと、そのぶん成約する数が少なくなってしまうのが事実です。
実際に成約率が1%の場合、100件の飛び込みできる人と10件しか飛び込みできない人では、成約額にも大きな差がついてしまいます。
このような背景から体力がある人が求められるとも言えるでしょう。
また、体育会気質の会社が多いため、業務終了後に飲み会が開催されたり休日には社員同士で交流を図るなんてこともあります。
そのため、仕事においての体力だけではなく、就業後においても体力が残っているくらい体力がある人の方が、より早く会社に馴染みやすいとも言えるでしょう。
コミュニケーション能力が高い人
飛び込み営業では、コミュニケーション能力も重要な能力の一つになります。
飛び込み営業では、全くアポイントやコネクションがないお客様に対して、一からコミュニケーションを築いて商品を販売していかなくてはいけません。
このような背景から、コミュニケーション能力が高くかつお客様に気に入られるような営業をしていかなくてはいけないです。
その点で、コミュニケーション能力が高い人の場合は、評価されることが多いといえます。
一方で、コミュニケーション能力が低い人であってもお客様に対してのメリット・デメリットをしっかりした伝えた上で、誠実さをアピールする事ができれば商品を売ることは可能です。
そのため、自分なりの営業スタイルを確立していくことが一番重要ではありますが、コミュニケーション能力がある人の方が飛び込み営業全体では評価されやすいと言えるでしょう。
飛び込み営業を成功させるポイント
飛び込み営業を成功させるポイントは、以下の3つです。
- 押し売りをしない
- 会話のタネを見つける
- 身だしなみを綺麗に整える
押し売りをしない
飛込み営業を成功させるポイントの一つに、押し売りをしないことが挙げられます。
飛び込み営業になると、どうしても自分がいらない商品であってもお客様に対して販売しなくてはいけないという状況が現れます。
そのような際に、押し売りになってしまうとお客様に購入してもらうのが難しくなります。
特に、月末のノルマ期限になると自分のノルマを達成するために、お客様のことを考えず、お客様の聞きたいことなどを察することができないまま、お客様に対して無理やり商品を売るという姿勢になってしまうことが多いです。
このような姿勢は、お客さんも感じるとることができ、その結果営業マンを信頼することができず、商品に対してはある程度興味を持ってもらうことができても、その先の営業マンから購入したいという部分のコンバージョンを達成できない事例も非常に多いです。
そのため、飛び込み営業を成功させるためには、押し売りをしないということが重要になると言えるでしょう。
会話のタネを見つける
飛び込み営業を成功させるためには、会話のタネを見つけることも重要です。
飛び込み営業では、コネクションやアポイントがない中で、お客様とまずは関係値を構築しなくてはいけません。
その中で会話のタネを見つけていくことも重要でしょう。
特に、何もない中でお客様に営業マンとして信頼してもらうためには、お客様の話しを聞いた上で話のタネを見つけることが有効です。
身だしなみを綺麗に整える
飛び込み営業を成功させるためには、身だしなみを綺麗に整えることも重要です。
飛び込み営業では、信頼されることが重要で、その点で身だしなみを綺麗に整えて、見た目の面から信頼されるということが重要になっていきます。
そのため、男性の場合だと髪を短髪にしてスーツで訪問する、女性の場合だと髪をまとめて綺麗な格好で訪問するということが求められるでしょう。
特に、身だしなみの点では、高齢になればなるほど重視する点になります。
また、飛び込み営業でのメインターゲットは主婦や高齢者です。
このような背景から飛び込み営業においては通常の営業と比べても身だしなみが重要になります。
また、飛び込み営業の場合、多くのお客様を訪問する過程で汗をかいてしまい身だしなみが汚くなってしまうこともあるので、そういう部分も意識的に気をつけるほうがいいでしょう。
まとめ
飛び込み営業の求人では、メンタルや体力など通常の営業とは違う部分が求められることが多いです。
今後、飛び込み営業の求人に応募したいと思っている人は、ぜひ参考にしてください。