この記事では、Amazonのオペレーター業務が実際にどのような仕事なのかを主に説明しています。
Amazonのオペレーター求人への応募を検討している人は、Amazonのオペレーターの実際の業務内容や待遇、実際に働いている人からのリアルなクチコミなどをぜひ参考にしてください。
Amazonジャパンとは?
本拠地がワシントン州のシアトルにある「Amazon」の日本法人「Amazonジャパン」は、1998年に「アマゾンジャパン株式会社」として設立されました。
2000年11月1日に「Amazon.com.jp」という日本語版サイトがネット上に開設されて以来、1つの会社が独占的に商品を提供する電子商取引というカテゴリーでは、日本最大のECサイトです。
オープン当初は書籍のみを販売していましたが、現在は取り扱い商品を増やし、本やファッションアイテム、カー用品やベビー服、食品など一億種の商品がストアに並ぶ大型ショッピングサイトとなりました。
品数の多さと、条件を満たせば配送料が無料であること(一部を除く)、発送の早さなどから多くのユーザーに人気です。
Amazonのオペレーターの業務内容
ここでは、Amazonのオペレーターの業務内容を詳しく見ていきましょう。
Amazonのカスタマーサポートセンターでは24時間365日電話対応をしています。
Amazonには、お客さんが電話を掛けられるAmazon直通の電話はありません(ネットに表示されているのはアメリカの電話番号のため、Amazonジャパンでの問い合わせなどには利用できない)。
そのため、相手がチャットやメールではなく電話を希望すれば、オペレーター側からお客さんに電話をかけ、各種サポートをする必要があります。
加えてAmazonのオペレーターが活躍するカスタマーセンターは、お客さんと直接のコンタクトを取る唯一の部門です。主に電話やメール、チャットを使ってお客さんとコミュニケーションを取り、困りごとや相談などに対応します。
業務を分かりやすく3つに分けると「購入サポート業務(カスタマーサービスアソシエイト)」「配送サポート業務(カスタマーサービスアソシエイト)」「デジタルサポート業務(テクニカルサポートアソシエイト)」であり、各チームに分かれてそれぞれの業務を担当するのです。
購入サポート業務
Amazonのオペレーターの購入サポートとはAmazonでの商品の購入方法や在庫状況、再入荷についての問い合わせや困りごとへの相談に電話・メール・チャットで対応することです。
また、お客さんの登録情報に関する問い合わせやAmazonプライムのサービスに関する問い合わせや相談にも対応します。
勤務スタイルとしては、主に在宅勤務です。
Amazonのオペレーターは全国にチームメンバーがおり、電話会議や困った時の質問ができるという心強いシステムでもあります。
【問い合わせ一例】
- 注文した商品を他の者に変更できるか
- 届いた商品が壊れていたので交換できないか
- お届け先の住所を変更したいがどうすればよいか
- 自分のアカウントにログインできなくなってしまった
配送サポート業務
Amazonのオペレーターの配送サポートチームも主に在宅勤務で、購入サポートチームと同じく電話・チャット・メールによってお客さんに対応します。
配送サポート業務では、Amazonの自社配送サービスに関する問い合わせや相談への対応を請け負い、お客さんはもちろん、配送ドライバーからの問い合わせにも対応するのが特徴です。
【問い合わせ一例】
(お客さんのサポート)
- 注文した方品がまだ届かないので配送状況を知りたい
- 置き配を始めて使うので設定などを教えて欲しい
(ドライバーのサポート)
- 再配予定の住所が見つからない
- 専用の端末に間違った情報を入力してしまった
デジタルサポート業務
Amazonのオペレーターのデジタルサポートチームによって行われるデジタルサポート業務も主に在宅勤務で、お客さんとは電話・チャット・メールでのやり取りとなります。
デジタルサポート業務では、Echo、Fire TV、KindleといったAmazonのデジタル機器をはじめ、Prime MusicやPrime Videoなどデジタルサービスに関わる相談や質問に対応するのが特徴です。
【問い合わせ一例】
- Fire TVの接続が上手くできない
- Prime Videoのアプリが動かないのでどうすれば良い?ダメだった場合は交換できるのか
- 紙媒体の本が欲しかったのにKindleの電子書籍を間違って購入してしまったので返品・返金は可能か?
- Amazon Musicはどのように楽しめばよいか知りたい
Amazonのオペレーターとして働く3つのメリット
Amazonオペレーターの仕事には「在宅で仕事ができる」「オペレーターの拠点が全国に多く存在する」「給料が高い」「研修制度が整っている」という3つのメリットがあります。
Amazonのオペレーターへの応募を検討している人は、ぜひ参考にしてください。
在宅勤務で働ける
Amazonのオペレーターは、基本的に在宅勤務です。
チャットやミーティングでは全国各地に居るチームメイトとすぐ繋がれるので、チームでの一体感や「仲間がいる」という心強さを感じられます。
また、通勤に時間やお金を取られずに済み、終業後はすぐプライベート時間を確保できることも大きなメリットです(付き合いでの飲み会に行かなくて済むなど)。
加えてAmazonのオペレーターは電話での業務がメインになるため、服装やピアス、ネイルなども自由で、身支度が最低限で済むところもAmazonオペレーター業務の魅力といえるでしょう。
拠点数が多い
Amazonのオペレーターセンターは、国内に多くの拠点があるのもメリットの1つです。
他社のオペレーター業務は、一般的に拠点が地方に集中しやすいのですが、Amazonオペレーターは日本全国の都市部に拠点があります。
また、今はバーチャルカスタマーサービス(現在住んでいる自宅から)となるため、リモートやテレワークを希望する人には大きなメリットといえるでしょう。
給料が高い
国内最大級のショッピングサイトAmazonのオペレーターの仕事は、給料の高さも魅力の一つです。
例えば短期契約社員の場合でも、時給は1500円と高めに設定されています。
加えて、支給基準を満たせば契約満了時に5万円のボーナスが支給され、以下に示す各種手当も追加される契約です。
【各種手当】
- 深夜勤務手当(22時~翌5時まで25%アップ)
- 時間外勤務手当(25%アップ)
- 休日勤務手当(35%アップ)
研修制度が整っている
Amazonのオペレーター業務は、入社後に新人研修期間が設けられています。
研修を終えると在宅勤務となりますが、本人がきちんと理解するまで丁寧に指導し、分からないことを質問する時間も設けられているので安心です。
研修期間を終えても、先輩とチャットでやりとりしたり、定期的に上司との面談があるため、非常に熱いサポートと言えるでしょう。
Amazonの正社員になれる可能性がある
Amazonのオペレーター求人は契約社員での募集がほとんどですが、マネージャーや上司がキャリアアップのサポートをしてくれるため、在宅勤務を続けながら正社員へステップアップできるチャンスは充分にあります。
スキルアップを希望するなら、努力次第で能力を伸ばせることも知っておきましょう。
Amazonのオペレーターとして働くデメリット
Amazonのオペレーターとして働くことで、メリットや大きなやりがいを得られるでしょう。しかし、メリットと併せてデメリットも頭に入れておかなければなりません。
そこで、ここではAmazonのオペレーターの「クレーム処理業務の多さ」「採用までのフローが長い」「フルタイムの契約社員の募集しかしていない」というデメリットを、詳しく紹介していきます。
クレーム処理業務が多い
Amazonのオペレーターは在宅勤務とはいえオペレーターなので、当然ながらクレームの電話も多いです。
「商品が届かない」「届いた商品が破損している」「注文したものと違うものが届いた」といったクレーム処理業務は、感情的になっているお客さん相手の対応なので、メンタルを消耗しやすい仕事といえるでしょう。
採用までのフローが長い
一般的なオペレーターの場合は簡単に採用されることが多いのですが、Amazonはフローがしっかりしているため、採用までが長いことがデメリットでもあります。
オペレーターが採用されるまでのフローは以下の通りです。
- Webページからエントリー後、選考の案内がメールで届く
- オンライン選考(履歴書や職務経歴書を提出後、録画面接、業務用機材セット支給など)
- 内定者に合格通知が届く
- 入社手続き(業務環境およびネット環境の整備、入社書類の提出と必要なデータの送信など)
- 初出勤(オンライン出勤)
- トレーニング(座学や実務などの研修)
- 独り立ち
ただ、これは契約社員であってもしっかり育ててくれて正社員になれる可能性が高いとも言えます。
フルタイムの契約社員の募集しかない
Amazonのオペレーター求人のほとんどが、フルタイムの契約社員の募集しかしていません。そのため、最初から正社員として入社するのは、特に中途採用であれば非常に難しいのかもしれません。
しかし、契約社員で入社後に正社員へと昇格できる可能性は充分にあり、正社員登用も設けています。
正社員枠を狙うならぜひ、ステップアップを目指して頑張ってみてください。
Amazonのオペレーターの評判
Amazonオペレーターで実際に働いている人や退職済みの人からのリアルな声、評判を口コミサイトから集めてみました。ぜひ参考にしてください。
- 先を見据えて時代をリードしていく。さすがAmazon
- AI以上に人間を大事にするべきだと思った
- パート勤務も可能で、いろいろなニーズに応えてくれる
- 時給1100円スタートで数カ月に一回昇給する
Amazonのオペレーターの待遇
Amazonのオペレーターが受けられる待遇は次の通りです。
ぜひ確認しておいてください。
- 時給1500円~(フルタイム)、または1100円~(短時間勤務)
- 残業手当・深夜手当有り
- 正社員登用有り(短時間勤務のみ)
- 社会保険完備 (アマゾンジャパン健康保険組合、厚生年金、雇用保険、労災保険)
- 慶弔休暇有(慶弔金支給)
まとめ
Amazonのオペレーターは主に在宅勤務で時給も高く、福利厚生も手厚い職種です。
クレーム処理が多いなどのデメリットもありますが、お客さんと直接つながってサポートでき、感謝されることは大きなやりがいとなるでしょう。
LINEで無料相談
弊社One’s Willでは、コールセンターをはじめ様々な職種への転職相談を実施中です。
サイトにはない非公開求人のご案内をはじめ幅広い選択肢をもって、皆さまのキャリアアップをサポートいたします。まずはお気軽にご相談ください。