就職や転職を考えた際に、安定した仕事に就きたいと考える人は多いでしょう。
安定した仕事に就きたいと考えた場合、まずはどのような仕事が安定しているのかを知る必要があります。
そこで、この記事では安定した仕事とはどのようなものなのか、そして安定する仕事に就くためにおすすめの資格についてまとめています。
安定する仕事につきやすい資格とは？
安定する仕事に就きたいと思った場合下記のような資格を取得しておくと良いでしょう。
- 宅地建物取引士
- 社会保険労務士
- 税理士
- 司法書士
- 第二種電気工事士
- 危険物取扱者
就職や転職の際に有利と言われている資格でもあり、会社が倒産したり、人員を削減するために解雇となった場合でも、次の働き先を見つけやすくなります。
宅地建物取引士
「宅建」と呼ばれている資格で、国家資格です。
宅地建物取引士は、不動産取引に関する専門知識を有していることを証明できる資格で不動産を購入するお客様に対して、知らせておかなければいけない重要事項を説明するという役割があります。
不動産取引はとても高額になるので、知識がほぼないお客様に対して、細かな説明が必要です。
契約締結前に取引に関する情報をしっかり説明する仕事は、宅地建物取引士にしかできません。
宅地建物取引士の資格を取得していると、不動産会社で勤務できるほか、建築会社や金融機関、保険会社、建物管理会社、住宅メーカーなどでも活躍の場があります。
建物がなくなることはありませんので、安定した仕事に就きやすいです。
宅地建物取引士として仕事をするためには、専門学校や通信講座などを利用してしっかり勉強して試験に合格した後、登録手続きを行う必要があります。
社会保険労務士
社会保険労務士は、企業の人事や労務管理全般に関して、問題点を指摘して改善できるようにアドバイスをする仕事です。医療保険や年金制度などの相談も対応しています。
社会保険労務士になるための試験は、毎年8月に行われていますが、試験に合格したからといってすぐに社会労務士として登録できるわけではありません。
登録するためには実務経験を2年積むか、事務指定講習を受ける必要があります。
社会保険労務士の資格を持っていると、独立開業するか、企業内で労務士として働くという道があり、様々な場面で活躍できます。企業では必ず人材を必要としており、人に関しての問題はなくなることはありません。社会保険労務士は安定した仕事に就きやすい資格と言えるでしょう。
税理士
税理士は、個人や企業に対して各種税務申告の代理業務を行ったり、会計帳簿の作成や、決算書の作成、会計関係の相談を受けるなどの仕事をしています。
経営相談にのることもあります。
国家資格となっていて、条件を満たしていなければ受験できない資格です。
税理士試験に合格した後は、税理士として名簿に登録しなければ活動ができず、名簿に登録するためには、2年以上の実務経験を積むか公認会計士または弁護士の資格を有するなど、条件を満たさなければならないため、試験に合格してすぐに税理士として仕事をすることはできません。
税理士だけにしかできない業務というものがあるため、活躍の場は広いですし安定した仕事に就きやすい資格と言えます。
司法書士
司法書士は国家資格です。
不動産の登記や、商業や法人登記の申請、裁判所に提出する書類の作成、法律相談、多重債務者の救済など幅広く業務を行っています。
人々の権利と財産を守る仕事となっていて、身近な法律家と呼ばれる仕事です。
司法書士の仕事は、定年がなく60歳以上でも活躍している人が多いです。
学歴や年齢、性別関係なく受験できる資格ということもあり注目されています。
資格を取得して、独立開業される人も多いです。
暮らしの中で法律が関係してくる場面は多いので、司法書士資格を持っていると安定した仕事に就きやすいと言えます。
第二種電気工事士
第二種電気工事士は、電気設備の工事を行う際に必要な国家資格です。
第二種では、一般住宅と小規模店舗や事務所、家庭用太陽発電設備などが対象となっていて、600ボルト以下で受電する設備の工事なら従事できます。
手に職をつける資格として注目されていて、定年がないので長く働くことが可能です。
また、電気がある限り需要のある仕事なので、資格を取得することで安定した仕事ができると言えます。
危険物取扱者
危険物取扱者は、消防法で定められている危険物の取扱いや、取扱いの立ち合いで必要となる国家資格です。
ガソリンスタンドや危険物を所有している工場や施設など様々な場所で仕事を行います。
甲類・乙類・丙類と分かれていて、それぞれ扱える危険物の種類に違いがあります。
現在、様々な業務においてIT化が進んでいますが、危険物取扱者の仕事はIT化することができません。
資格を保有していると安定した仕事ができると言えます。
資格がなくても安定した仕事につける？
資格がないと安定した仕事につけないというイメージがありますが、実は資格を持っていなくても安定した仕事に就くことはできます。しかし、資格をもたずに安定した仕事につくためにはそれなりの努力必要になることは意識しておきましょう。
資格なしで安定した仕事に就く3つのポイント
資格なしで安定した仕事に就くためのポイントは以下の3つです。
- 特定の分野のスキルを極める
- 偏差値の高い大学を卒業する
- 業界構造の知識を持つ
特定の分野のスキルを極める
特定分野のスキルを極めておくことで、資格なしでも安定した仕事に就くことはできます。
例えば、AIにはできない仕事のスキルを極めておけばAI技術が進化しても安定して仕事ができるでしょう。
偏差値の高い大学を卒業する
安定した仕事に就くためには、偏差値の高い大学を卒業するのが良いといわれています。
安定した仕事は、上流工程が多く、偏差値が低いとそもそもその会社に就職することができません。
業界構造の知識をつける
業界構造の知識をつけることも、安定した仕事に就くためには重要です。
その業界ではどのような階層構造があり、どこの会社にいけば安定するのか？ということをしっかり知っておきましょう。
一般的には上流の方が安定していて、下請けの方がもろいと言われています。
男性におすすめの安定した仕事
ここからは男性におすすめの安定した仕事をご紹介します。
MR
MRは、医薬情報担当者と呼ばれています。
医薬品に関する情報を扱う仕事で、医薬品の有用性を医師や医療関係者に伝えます。
MRは、製薬会社で勤務することが多く、給与が高水準で業界が衰退しにくいという点から安定した仕事と言えます。
インフラエンジニア
インフラエンジニアは、情報システムを稼働させる基盤が正しく動いているのかを点検する仕事です。
情報システムの構築から設計、そして管理も行います。
24時間稼働しているIT機器にトラブルが発生した場合に対処するのもインフラエンジニアの仕事となっていて、現代において欠かせない仕事です。
公認会計士
公認会計士の仕事は、会計監査やコンサルティング業務、経理・財務関係など多岐に渡ります。
社会的に高い評価を受ける仕事で、大企業の監査を行うこともあり安定した仕事と言われています。
女性におすすめの安定した仕事
次に女性におすすめの安定した仕事をご紹介します。
大企業の事務職
事務職は安定していない仕事と思われがちですが、大企業の事務職は比較的安定しています。
収入もそれなりにあるため、安心して働くことができるでしょう。
地方公務員
各地域で市役所などに勤務する地方公務員は、給料も高く安定した仕事といわれています。
年功序列で年齢に比例して給料が上がる、必ず賞与がもらえるなど一般企業より良い点が沢山あります。
看護師
看護師の仕事は、資格を持っていなければできませんが、女性に人気のある仕事です。
人手不足といわれているので働く場所は多いです。
正社員としてだけでなく、派遣やパートなど様々な働き方が可能で給料も高いです。
長く安定して働ける仕事としても人気になっています。
コールセンター
コールセンターの仕事は、女性におすすめです。
オフィスで仕事をするので、立ち仕事や力仕事もなく働きやすいでしょう。
顧客満足度を高めるために、人が対応するコールセンターは欠かせないといわれているので、安定して仕事ができます。
高卒の人におすすめの安定した仕事
安定した仕事に就きたい場合、大学を卒業している人のほうが安定した仕事に就きやすいでしょう。しかし高卒だからといって、安定した仕事に就けないわけではありません。
では、高卒の人がより安定した仕事に就きたい場合、どのような仕事があるのでしょうか。
大手企業の工場
大手企業の工場は安定した仕事です。
大企業の製造業は国や地方経済と密接な関係があることも多く、国を支えているともいわれています。
技術や資格を持っていなくても働けることが多いので、高卒でも安定して働けるでしょう。
ITプログラマー
ITプログラマーは、専門的な技術となるので高卒でも資格を持っていれば安定した仕事ができます。
様々な企業でITプログラマーを必要としているので、働ける場所も多いです。
また、ITプログラマーは学歴ではなく、実力が重視されるので高卒の人でもスキルを身につけることで安定して働くことができます。
鉄道会社
鉄道会社は、インフラ系企業のひとつです。
鉄道は無くなることはありませんし、生活に欠かせないものです。
高卒の採用枠も設けられているので、資格や経験がなくても安定した仕事に就けます。
コールセンターは安定しやすい？
コールセンターの仕事は、時給も高く学歴に関係なく面接を受けることができます。
自動応答などのシステムが進化しても、人が対応しなければいけない問題もあるため、すぐに無くなる仕事ではありません。
そういった点から、安定した仕事でしょう。
まとめ
安定した仕事に就くために取得すると良い資格や、安定している仕事についてご紹介しました。
学歴や資格がなくても働くことができるコールセンターの仕事は、収入も良いと注目されています。
気になる方はコールセンターの仕事をチェックしてみてください。