総合人材派遣会社のフルキャストに掲載されているコールセンターの特徴から、出ている求人の評判などを解説します。
応募する前に、しっかりと情報を頭に入れておきましょう。
フルキャストのコールセンター求人の3つの特徴
まず、フルキャストに掲載されているコールセンター求人の3つの特徴を紹介します。
単発・短期の求人がある
フルキャストの求人サイト「キャストポータル」には、コールセンターの求人のみではなく、日払いや単発、短期での仕事がたくさん掲載されています。
フルキャストで「コールセンター・テレアポ」でそれらを調べたところ、東京都だけで40件がヒットします。雇用形態は派遣ですが、「長期歓迎」というコールセンター求人もちらほら見られます。
単発や短期のつもりが意外と楽しかったと感じられた場合、長期雇用の交渉をしてみてはいかがでしょうか？
日払いで給与をもらえる
フルキャストがWebサイトで紹介しているコールセンターの仕事には、「即給」という項目があります。「利用できます」と書かれている場合は、日払いで給料がもらえる求人だということです。
とにかく早く現金が必要な場合は、即給が可能なコールセンター求人に応募してみましょう。
大学生が多い
フルキャストのコールセンター求人の募集項目には、「大学生歓迎」の仕事も多いです。
アフター5や授業の空き時間、夏休みなどを利用してコールセンターで派遣のアルバイトをする学生が多いと考えられます。
フルキャストのコールセンターの求人は時給も平均1500円となかなかの高給なので、学費やおこづかい稼ぎなど目的に合わせて働けるところも派遣の仕事ならではです。
フルキャストでコールセンター求人に応募する際に気をつけること
ここでは、フルキャストでコールセンター求人に応募する際、気を付けておいた方が良いことを紹介します。
しっかりした教育がないことが多い
フルキャストの派遣スタッフと一緒にコールセンターで働いたことがある人によると、「フルキャストのコールセンタースタッフの態度が最悪」といった口コミが多く、おそらくフルキャストではしっかりとした教育がなされていないものと考えられます。
さらに、フルキャストで働きたい人がフルキャストのコールセンターへ時給について問い合わせたら「明日登録するので明日に電話をかけ直して欲しい」と言われ、さらに踏み込んだ質問に対しては的外れな答えと横柄な態度だったというクレームもあります。
そのほかにも、実際にコールセンターの仕事をフルキャストで経験した人のケースでは「先輩の女社員が上から目線かつ仕事を何も教えてくれない」という感想をネットに書いていました。
このように教育をきちんとしてくれない場合は担当者に相談しましょう。
雑用がメインになることがある
フルキャストのコールセンター業務は派遣という形になります。
そして、雇用先の社員の中には「派遣社員は雑用係」という認識を持つ人も多いです。
そうなると、業務の準備や片付けなど仕事で雑用を押し付けられるという声も残念ながらあります。
例えば、ネットでは以下のような情報が見られました。
・早番は全てのパソコンの電源を入れる、遅番は電源を切る
・ポットにお湯を入れて沸かす
・ゴミ箱の中身を捨てる
・休憩室のテーブルを拭く
・加湿器の準備をする
フルキャストに掲載されている業務内容が「コールセンターでの電話対応」と書かれてあっても、コールセンター業務以外の雑用ばかりでは「聞いていた話と違う」なんてことになり兼ねません。
経験者採用のところが多い
フルキャストのコールセンター業は経験者採用の仕事が多くなっています。これは、雇用先もできるだけ教育の時間をカットし即戦力のスタッフが欲しいからです。
フルキャストのコールセンター求人の評判は？
フルキャストは、派遣会社の中でも総合満足度3.65(5点満点中)と、評判はそこそこ良いようです。
フルキャストに掲載されている求人数の多さ、3時間からの短時間から長期間の仕事まで幅広い働き方の選択肢があること、最短では即日払いの可能なところや履歴書が要らないことが人気の理由でしょう。
参考までに、フルキャストの掲載されていたコールセンター求人に短期間契約で働いた女性の体験談を紹介します。
”本業の景気が落ちて出勤日数を減らされ、回復するまでの間だと思いコールセンター求人に応募しました。
サプリメントの受注の仕事だったのですが、マニュアルは一応用意されているので、慣れるまでにはそう時間はかかりませんでした。とはいえ、受注してそこから営業もする必要があることが多少のプレッシャーでした。
それでも、販売成績の良い人の話を聞いて自分でも勉強し、少しずつ成果を上げられるようになりました。”
このように、コールセンター業務であっても自分次第で成績を上げて職場を居心地良いものにできるケースもあります。
また、フルキャストではコールセンターの仕事を常時募集していますが、他の派遣会社と比べると時給が100円～300円ほど安く設定されているようです。
それでもフルキャストのコールセンターの仕事を選ぶのは、やはり登録の手軽さやー最短2日後に給料が支払われるというシステムが魅力なのでしょう。
続いて、フルキャストのコールセンターの求人での悪い体験談を紹介します。
”フルキャストで見つけたコールセンターの仕事では、「キチンと名乗れば大丈夫だから」と言われ、ろくに研修もないまま着台。
電話は繋がりにくく、繋がっても折り返し対応にされて、それに怒るお客様へひたすら謝罪し、了承を得て切電ということを初日にいきなりやらされました。コールセンターの仕事が未経験の人の9割はその日に辞めてしまったと思います。
その他もシフトが出るのが遅い、パソコンや資料が足りない、担当者の形態に繋がらないので相談もできないなどトラブルだらけ。とてもじゃないけど、こんなところで長期間は働けません”
これを読む限り、フルキャストの派遣先にも当たりハズレがあることが伺えます。口コミサイトで多く寄せられている評判をまとめると、以下の通りです。
【良い評判】
- きちんと研修をしてくれて助かったし説明も丁寧
- 営業担当が「当たり」だったら親身に話を聞いてくれる
- ネットでは悪い評判ばかりだけど、実際に働いてみるとそこまで悪くなかった
【悪い評判】
- エントリー制であり、採用見送りが多すぎる
- 住んでいる地域に仕事がない
- コールセンターのオペレーターや営業担当の対応が雑
ただ、フルキャストは全国に支所を展開していて、場所によって良し悪しはあるのでしっかりと自分で確認の上、判断しましょう。
フルキャストでコールセンターの仕事を探すメリット
ここでは、フルキャストでコールセンターの仕事を探すメリットを紹介していきます。
フルキャストでコールセンターの仕事を探すメリットは「即給が可能」「単発バイトあり」「手軽に応募できる」です。
即日払いで給与をもらえる
フルキャストには、即日払いで給料がもらえる「即給」というシステムを採用しています。
終業した後に即給を申請しますが、特に記入項目などはなく(残業をした場合などは記入が必要な場合もあり)、早ければ翌日の午後に働いた分の給料が入る流れです。
翌月まで給料が待てない時や、取り急ぎ現金が必要な場合に便利ですね。ただし、フルキャストの即給では、仕事実績分をすべてではなく、日給の85％を1000円単位で振り込まれるシステムです。
つまり時給の仕事であれば、手数料として取られる分、数百円ほど損をします。
したがって、急な冠婚葬祭やよほど欲しいものがある場合でもない限り、フルキャストの即給は利用しない方が得かもしれません。
単発で働ける
フルキャストは「3時間～」の短時間や1日～1週間ほどの単発で働ける求人が多いです。フルキャストが運営する求人サイト「キャストポータル」で、リアルタイムに求人募集をしている仕事を閲覧できます。
キャストポータルでは複数の仕事に同時エントリ―が可能で、仕事をする日の前日に合否がネット上で分かるシステムです。
合格の場合は単発で働く仕事場へ向かい、契約書と即給の申請書を渡されて記入し、働いた翌日にフルキャストから送られるリンクから即給の手続きを行うといった流れとなります。
簡単に応募できる
フルキャストは、Web登録していればいつでもサイトから求人情報を閲覧でき、同時にネットから応募できて履歴書なしで仕事が決まるケースもあります(外国人は在留資格や期限の確認が必要なのでWeb登録不可)。
Web登録は24時間可能で登録も約3分で完了するのでコールセンターで早く働きたい人に向いています。
一方で、仕事の流れなどの説明を詳しく聞きたい人は来場登録がおすすめです。
フルキャストでコールセンターの仕事を探すデメリット
フルキャストのコールセンターで仕事を探すこともデメリットも知っておきましょう。求人への応募の判断材料にしてください。
派遣の場合希望しないところを紹介されることがある
フルキャストのコールセンター求人はエントリー制で、人気のある求人はすぐ埋まってしまいます。
そうなった場合、営業担当から「こちらの求人ならご案内できますが」「ご希望のＡ社ではありませんが、Ｂ社でのコールセンターなら募集しています」と、本来希望しない所を紹介されることがあります。
地方の求人が少ない
コールセンターの仕事は地方ほど求人は少ない傾向があります。
地方住みでコールセンターの仕事を探したい場合は、フルキャストだけでなく他の派遣会社やハローワークなども視野に入れて、あらゆる手段で求職する方がよいかもしれません。
まとめ
フルキャストに掲載されているコールセンターの仕事は、良い評判・悪い評判の両方があります。それでも、求人数が多くて即給制度があり、単発や短期の仕事も選べる点は大きなメリットでしょう。
試しに登録し、コールセンターの求人情報を覗いてみる価値はあるのではないでしょうか？