テレアポはブラックじゃない?テレアポの求人情報を見極める3つのポイント

テレアポの求人は稼げる?仕事内容は?テレアポの求人に応募する前に知っておきたいこと

テレアポの求人と見ると、「稼げる!」と書かれているものがかなり求人情報誌や求人サイトに掲載されています。しかし、ノルマがきつい、ブラックなどという話も聞くため、テレアポの求人に応募することを躊躇してしまう人もいるでしょう。そもそもテレアポとはどんな仕事なのでしょうか。テレアポは本当に稼げる仕事なのでしょうか。

テレアポってどんな仕事?

テレアポとは、「テレフォンアポイントメント(telephone appointment)」の略で、電話で約束を取ること、つまり電話での営業を指します。

求人情報誌や求人サイトで「テレアポ募集」と掲載されている場合には、法人や個人に電話をかけて訪問日時の約束を取るアウトバウンド(発信)業務の求人です。

テレアポの求人は事務の求人と比べても時給が高く、また多くのテレアポはアポイントが取れた場合の報酬=インセンティブがつくので、頑張り次第では稼ぐこともできる高収入の求人の1つです。

本当にテレアポの仕事はきつい?

テレアポの求人について調べると、「テレアポの仕事はきつい」、「テレアポはブラック」という口コミをよく見かけます。

その理由として、

  • そもそも電話に出てもらえない
  • 電話に出てもらっても、話しだしたらガチャ切りされたり怒鳴られたりする
  • アポイントが取れない
  • ノルマがきつい
  • 勤務したら求人情報に書かれていた内容と違う

などが挙げられていました。

確かに今の時代、携帯や家の電話にもナンバーディスプレイで発信元の電話番号が表示されるため、知らない番号だと出ない人がほとんどです。

また、せっかく電話がつながっても、話も聞いてもらえず切られたり、まれに怒鳴られたりなんてことも。確かにこう考えるとテレアポの求人はストレスがたまりやすい仕事のようです。

しかし、テレアポは企業にとって営業戦略の1つで、テレアポの仕事そのものがブラックではありません。社会人において、電話でアポイントを取るのは日常の仕事の1つです。そのため、テレアポの求人は、電話のマナーを学べたり、自分の営業のスキルを磨いたりするのにふさわしい求人とも言えます。

実は、テレアポの求人では、「どんなサービスもしくは商品を、誰に電話をかけてアポイントを取るのか」をチェックすることが、ブラックかそうでない求人かを判別する鍵となります。

テレアポの求人を探すなら法人向けのテレアポがおすすめ

テレアポの求人では、大きくわけて法人向けに電話をかける求人と、個人に電話をかける求人の2種類があります。法人向けのテレアポの求人の方が、ビジネスマナーやセールストークが学べたり、インセンティブも高めに設定されていたりとメリットが多いです。テレアポの求人に応募する時には、法人向けのテレアポの求人がおすすめです。

法人の方がテレアポの電話に出てもらえる率が高い

テレアポがきついと感じる理由の1つ、「そもそも電話に出てもらえない」。

確かに何度電話をしても出てもらえないことが続くと気が滅入ります。法人相手のテレアポであれば、電話に出てもらえないことはほとんどありません。会社では電話受付の人がいることも多く、また、受付がいなくても会社にかかってきた電話は誰かが必ず出るようになっているところがほとんどです。そのため電話がつながる確率はぐんと高くなっています。ここが法人向けのテレアポの求人をおすすめする大きな理由です。

法人相手でガチャ切りされたり嫌な対応をされたりすることはない

テレアポの電話は相手企業にとってもビジネスの電話なので、丁寧に対応してくれます。そのため、対法人のテレアポでは社名を名乗った途端に切られるガチャ切りや、いきなり罵声を浴びせられるなど嫌な対応をされることはまずないと言っていいでしょう。

個人と比べて法人の方がアポイントを取りやすい

会社は常に費用対効果を重要視しており、今使っているサービスや商品よりよいものがあれば切り替えを検討しています。テレアポの電話も会社のニーズと合致しているものであればしっかりと話を聞いてもらえるので、対個人のテレアポと比較してアポイントも取りやすくなります。

テレアポの求人は法人向けの方が高インセンティブ

個人のお客様とのB2Cのやり取りよりは、企業対企業のB2Bのやり取りの方が動くお金の大きさが違います。個人とのアポイント1件取れるより会社とのアポイント1件取れた方がその会社にとっても大きな利益となります。そのため、対法人のテレアポ求人の方がインセンティブも高く設定されているので、稼ぎたい人にもおすすめです。

法人のテレアポはビジネスマナーや営業トークが身につく

法人向けのテレアポの求人は、意外と大学生からの人気が高いです。テレアポは企業に電話をしてアポイントを取る、という立派な営業経験です。それは、就職した際にも役に立つものとなります。また、企業に電話をかけることで電話対応のマナーや営業トークのコツも身につきます。

優良なテレアポはノルマがないことがほとんど

テレアポはノルマがきついと言われがちですが、実はテレアポはノルマがないことがほとんどです。また、ノルマがあったとしても達しない場合のペナルティなどはないことが多いです。逆にきついノルマがあるテレアポの求人は注意した方がいいでしょう。ノルマがあるということは、そこまでノルマを課していかないとアポイントさえもとれないものをセールスしているところが多く、ブラックなテレアポ企業の可能性が高いです。

ブラックなテレアポの求人を見分ける3つのポイント

求人情報には楽に稼げるって書いてあったのに、実際に働いてみたらノルマがきつくしんどい、などブラックなテレアポの求人は存在しています。テレアポの求人情報をしっかりとチェックすることで、ブラックなテレアポの求人に応募してしまうことを避けることができます。

「稼げます!」「高収入!」を強調しすぎているテレアポの求人は危ない

「ノルマなし、月収100万円以上!」、「未経験でも月収50万以上可能!」「ブランドバッグも毎月買えちゃう♪」みたいに過剰に高収入をアピールしているテレアポの求人はブラックの求人である可能性が高いです。

テレアポはあくまで普通のバイトなどに比べて高時給で、簡単に月収100万円は稼げません。テレアポの平均時給は約1,500円ということを考えると月収100万円がいかに困難な数字か実感できると思います。高収入で人を集めようとしている求人は、怪しいものをセールスしたり、仕事内容がきつかったりブラックなテレアポ求人の可能性が高いです。

何のサービスや商品を売り込むテレアポなのか求人を見てもわからない

しっかりしたテレアポの求人は、求人情報に誰に何を案内するのか、具体的な商品名やサービス、ターゲットをしっかりと掲載しています。

反対にブラックなテレアポの求人では、「丁寧な言葉遣いさえできればOK」、「当社のサービスをご案内してもらうお仕事です」などと、求人を見ただけでは何を案内するのか、どんな仕事なのか、誰が相手なのかイメージがつかずあいまいにしているところが多いです。また、求人情報には書けない詐欺に近いような商品やサービスを売りつけるところもあるのが実態です。自分がいいと思えないサービスや商品をセールスするのはストレスもたまります。

もちろん企業秘密などで公開できないこともありすべてがあやしいわけではないですが、あいまいな表現が多い求人は避けた方が無難でしょう。

「即日採用、簡単なお仕事なのですぐ始められます」など求人情報に研修の記載がない

企業相手はもちろん、個人のお客様にも電話をかけるのには電話対応のルールや応対マナーが必要です。また、アポイントを取るためにはセールスする商品やサービスの知識も必要なので、ビジネスマナー、座学、応対チェックのロールプレイングなど電話をかけるための研修が通常1週間から1カ月おこなわれるのが当たり前となっています。求人の募集要項に研修の記載がないということは、研修にかける時間やお金を省きたいほど営業に切羽詰まっているということで、テレアポにきついノルマが課せられていたり、仕事内容がきつかったりするものが多いです。

テレアポに向いている人は?

将来営業職で頑張ってみたい人

テレアポは、営業戦略の1つです。将来営業職に就いた場合でも電話でアポイントを取ることが基本。テレアポでは企業へ電話をかける際のマナー、営業スキルなど磨けるので、将来活かせることは間違いありません。

テレアポの求人もIT系、製造業系などさまざまです。自分が就きたい業種に近いところへテレアポをする求人を探してみるとなおよいでしょう。

人と話すのが好きで苦にならない人

テレアポはこちらから積極的にアポイントを取る攻めの電話です。テレアポにはほとんどの場合トークスクリプトが用意されていますが、予想外の質問を受けたりすることもあり、マニュアル通りの対応だけでは出来ないことが多いです。そのため、人と話すのが好きな人の方が会話を広げられ活躍できます。

自分のスキルを磨いてインセンティブで稼ぎたい人

テレアポはアポイントが取れるとインセンティブがつくことが多く、求人に記載されている固定給にプラスしてお給料をもらえます。営業トークのスキルをあげる方法やアポイントを取るための方法などネットの記事にまとめられていることも多く、自分の能力を試したい、自分の営業スキルを磨いて稼ぎたい人にはぴったりです。

仕事だと割り切れるメンタルを持っている人

電話を何件かけてもアポイントが取れない、断られてばかりだとだんだん焦ってしまったりプレッシャーがかかったりします。また、テレアポは1日にかけた電話の数が○件、アポイント数が○件、と自分の成果がはっきりと数字で評価されます。そのため、負けず嫌い、仕事のストレスを割り切れる人の方が長く続けることができるでしょう。

まとめ

リモートワークが浸透している昨今、飛び込みの営業から電話で事前にアポイントを取る営業方法にシフトしており、今後もテレアポの求人は一定数の需要があります。

テレアポは、電話をかけるマナーが学べ、営業トークが身につき、しっかりとした社会勉強ができる仕事です。また、頑張ればインセンティブで思っている以上に稼ぐこともできる魅力的な求人です。その反面、テレアポ企業によっては、きついノルマが課される、怪しいもののセールスに協力してしまうようなブラックな求人も存在しています。

しっかりと求人内容をチェックする、面接時にどのような仕事内容かをきちんと尋ねるなど、ブラックなテレアポの求人にひっかからないよう注意してください。

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