佐川急便のオペレーター求人はおすすめ?給与や待遇を紹介

この記事では、佐川急便のオペレーター求人への応募を検討している人へのお役立ち情報を紹介しています。佐川急便のオペレーターの業務内容やメリット・デメリット、評判なども併せて参考にしてください。

佐川急便とは?

創業1957年という長い歴史を持つ「佐川急便株式会社」は、京都府京都市南区に本社を置き、宅配事業に特化した企業です。

また、同地区に本社を構える佐川急便グループ「SGホールディングス(持株会社)」の子会社にあたります。企業間取引や、発送個数の多い通信販売企業の利用が多いのが特徴です。

佐川急便のオペレーターの業務内容

ここでは、佐川急便のオペレーターが行う業務内容を紹介します。個人に向けたオペレーター業務・法人に向けたオペレーター業務とがあり、すべてを1人で行うわけではありません。入社後、担当する業務に入る前に、ぜひ頭に入れておきましょう。

個人に向けたオペレーター業務

まずは、佐川急便のオペレーターの個人に向けた業務を紹介します。ここで紹介するのは、お客さんがかけてくる電話やメール、チャットの対応です。

クレーム処理

佐川急便のオペレーターでは「荷物が壊れていた」「配送員の態度が悪くて不快だった」「荷物が予定通りにこない」といった、お客さんからのクレームへ対応しなければなりません。基本的な流れとしては以下の通りです。

  1. まずは謝罪
  2. クレーム内容の詳細を聞き、問題点を洗い出して改善策を提示
  3. 場合によっては配達員や営業所へ速やかに連絡
  4. 相手の質問や相談に対する的確な回答

対策はケースバイケースですが、頭の回転とお客さんへの誠実な態度や言葉遣いが物を言います。ちなみに電話内容は録音され、上司や営業所で確認されるシステムです(サービス品質向上のため)。

再発送の電話対応

お客さんが「ご不在連絡票」を受け取って再配達を依頼する場合、「音声ガイダンスに従って自分で手続きをする」「Web再配達受付サービスを利用する」「ご不在連絡票」に記載されているドライバーの番号に電話をかける」「営業所に電話をしてオペレーターにつなぐ」という方法があります。

なお、営業所にかかってきた再配達依頼の電話対応は、オペレーターの仕事です。依頼主の名前・電話番号・ご不在連絡票に書かれた12桁の送り状番号を確認して配達希望日を聞再配達の受付をします。

配達日時の変更対応

配達指定時刻に急な予定が入るなどして、お客さんから「配達日時を変更したい」と佐川急便のオペレーターに連絡が入ることもあります。

その場合、電話をかけてきたお客さんから「送り状番号」「名前・住所・電話番号」を聞いて配達日時の変更を受け付けて手続きを完了させるのが業務です。

各種問い合わせ対応

上記の他に、お客さんからの各種問い合わせにもオペレーターが対応します。例えば、佐川急便公式サイトに記されている「よくある質問」は次の通りです。

  • 荷物が届くまでの日数が知りたい
  • 配送料金はいくらかかるか
  • 梱包資材はどのようなものがあるか
  • 送り状が手元にないがどうすればよいか
  • 海外に荷物を送るには?
  • 荷物の集荷をお願いしたい

法人に向けたオペレーター業務

佐川急便の物流品質は、ビジネスの成長をサポートするというコンセプトを持ちます。基本的な輸送だけでなく複合的な課題の解決まで、ビジネスニーズを支えることも大きな役目です。

そんな法人に向けた電話や事務上のサポート業務も、佐川急便のオペレーターが行います。発送システムやWeb請求書への問い合わせ等に対応するのが主な仕事です。

発送システムへの問い合わせ

佐川急便のオペレーターでは取り扱う製品およびシステムへの問い合わせ窓口として、対応を行います。出荷や発想システムの操作や申込方法、またシステム障害の発生時に電話やメールで案内するほか、問い合わせ対応を履歴としてコンピューターに入力するといった業務です。

システムについては研修時に、座学やテストなどでしっかり起訴を勉強し、訓練を積んでからの実践となります。

web請求書への問い合わせ

佐川急便では紙の使用量削減の為、電子請求書(Web請求書)への移行を推進しています。実際、2021年10月より紙の請求書を佐川急便で発行すると、1枚につき110円(税込)の手数料をお客さん(法人)が負担しなければならなくなりました。

そのため、Web請求書へのシフトチェンジを希望する法人も増えてくるでしょう。今後は、次のような問い合わせが増えてくることが予想されるため、しっかりと対応できるようになりましょう。

  • 登録の手続きについて
  • 登録手続きが完了したかどうか(メールが届かないなど)
  • 請求書情報を知りたい
  • Web請求書の利用方法

各種問い合わせ対応

個人に向けた業務と同様、法人向け業務でもさまざまな問い合わせに佐川急便のオペレーターが対応します。

佐川急便の公式サイトにて受け付けている相談の一例は、以下の通りです。

  • 海外物流について
  • 総合物流サービスについて
  • リコールや製品の不具合について

佐川急便のオペレーターとして働く4つのメリット

佐川急便のオペレーターとして働くと得られる、4つのメリットを紹介します。やりがいにもつながるところなので、ぜひ知っておきましょう。

インバウンド業務がメイン

佐川急便のオペレーター業務は、お客さんから発信される電話やメール、チャットに対応する受信型のものであり、いわゆるインバウンド業務がメインとなります。

「知らない人に電話をかけて営業するのが苦手」という人にとっては、メリットと感じられる部分だと言えるでしょう。

採用のハードルが低い

採用のハードルが低いところも、佐川急便のオペレーター求人の特徴であり、メリットでもあります。求人のほとんどが「未経験者歓迎」と表記している上、仕事内容が主に電話対応などの事務作業なので、子育てをしながらパートとして働く主婦も多いです。

研修制度が整っている

佐川急便は教育に力を入れており、オペレーター業務も含めすべての職種に研修制度が整っています。マニュアルもあり、電話業務の実践時には先輩がついていてくれるので、未経験でも安心してオペレーター業務を学べるので安心です。

営業所ごとにコールセンターがあるので近場で働ける

佐川急便は全国各地に営業所があり、且つ営業所ごとにコールセンターがあります。そのため、住んでいる場所から最寄りの営業所を選べば近場で働けることがメリットです。

佐川急便のオペレーターとして働くデメリット

佐川急便のオペレーターの仕事で生じるデメリットも知っておきましょう。メリットと併せて理解した上で、応募への判断材料にしてください。

クレーム処理業務が多い

コールセンターなので例外なく、クレーム処理が多いです。これがつらい理由は、荷物の破損や配達の遅延、配達員の態度など自分の過失ではないにもかかわらず、お客さんが感情任せに訴えるクレームを受け止めて謝罪しなければならないからです。

時に悪質なクレーマーから理不尽な罵声を浴びせられることもあり、ストレスの発散法や耐性を身に着けるスキルがないとメンタルを消耗するでしょう。

アルバイトでの採用がメイン

佐川急便のオペレーターの求人は、ほとんどがパートやアルバイトでの採用となっています。

子育て中の女性が働きやすい環境ではありますが、オペレーターを正社員で募集している求人はほぼ無いと言えるでしょう。

正社員として入社したい人にとっては、デメリットと感じる部分かもしれません。

佐川急便のオペレーターの評判

佐川急便のオペレーターで実際に働いている人や退職者のリアルな声を、ネットのクチコミサイトからピックアップしました。佐川急便のオペレーター求人に応募を検討している人は評判も気になると思うので、ぜひ参考にしてください。

  • 通院や体調不良などの都合を考慮してもらえた
  • アルバイトはライフスタイルに合わせて自由な時間を働きながら確保できる
  • アットホームな職場
  • クレーム処理はつらいが、お客さんから「ありがとう」と感謝されると「頑張って良かった」と思える
  • 電話対応が忙しく残業もあったが、自身の都合を考慮してくれた上での最低限の残業だった

佐川急便のオペレーターがおすすめの人

佐川急便のオペレーターの仕事はどのような人におすすめなのでしょうか?主な特徴を3つ挙げているので、自分の適性を判断するための参考にしてください。

アルバイトで働きたい人

佐川急便でのオペレーター業務は、アルバイトやパートでの採用がほとんどです。そのため、正社員の仕事ではなくアルバイトで働きたい人におすすめと言えます。

子育てと両立させている女性も多く働いており、時短で働きたい人(逆に深夜帯で働きたい人)、夫の扶養内で働きたい人は、ぜひ佐川急便のコールセンタースタッフの仕事を検討してみてはいかがでしょうか?

近場で働きたい人

佐川急便は全国各地に営業所を持ち、各支店にコールセンターがあります。そのため、住んでいる場所の近くの営業所がオペレーターを募集していれば、近場で働けます。

インバウンドの経験を積みたい人

インバウンドな電話対応が主な仕事となる佐川急便のオペレーター業務では、クレーム処理や荷物の配送に関する問い合わせなど、数々のインバウンド経験が積めます。

コールセンター未経験であっても、独り立ちまでのバックアップや研修がしっかりとしているので、真剣に働けば着実に経験値となり力となるでしょう。

もし、佐川急便のオペレーターとして勤め上げたのちに転職を決めたとしても、ここで働いていた経歴は有利に働いてくれるのではないでしょうか。

まとめ

全国に営業所およびコールセンターの持つ佐川急便でのオペレーター業務は、子育て中の女性も多く働いており、アルバイトやパートで働きたい人向けの仕事といえるでしょう。研修制度がしっかりしているので、未経験でも安心して仕事を覚えられます。

佐川急便のオペレーターはお客さんと配達員の架け橋として、送る側から受け取る側への流れがスムーズにいくよう、サポートする仕事です。ぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか?