定時で帰れるおすすめの仕事17選|定時で帰れる仕事を見極めるポイントも紹介

「定時で帰宅してプライベートを充実させたい」

「家庭や子育てがあるため定時に仕事を終えたい」

仕事を探している人の中でもこのような悩みを抱えている人もいるでしょう。

そこで今回は、定時で帰れるおすすめの仕事を17個紹介します。また、定時で帰れる仕事を見極めるポイントも紹介するので、ぜひ参考にしてください。

定時で帰れる仕事を見極めるポイント

定時で帰れる仕事を見極めるポイントは、以下の4つがあります。

  • みなし残業制度がない
  • 交代勤務(シフト制)
  • 平均残業時間の記載がある
  • BtoBの事業モデル

それぞれの内容を見てみましょう。

みなし残業制度がない

みなし残業とは、賃金の中にあらかじめ一定時間分の残業代を含ませておく制度のことです。

たとえば、「月30時間分の残業を含む」などと雇用契約書に書いてある場合は、月30時間分の残業代は別で払われることなく既に給与に含まれている賃金体系のようなものを指します。

みなし残業制度がなければ、残業代は別途支払われることとなるため、少しでも人件費を無くしたい企業側としては残業を推奨しないでしょう。

そのため、みなし残業制度のない企業は定時で帰れる仕事の可能性が高いです。

交代勤務(シフト制)

シフト制ならば勤務時間が決まっているため、定時で帰れる可能性があります。

みなし残業のように賃金に残業代が含まれていることはなく、仮に残業があったとしても別途支払われるため、企業側としては人件費を増やさないために残業してほしくないからです。

シフト制は、コールセンターなど24時間稼働している仕事に多く設けられている勤務体系であり、雇用形態に関係なく正社員でも導入されています。

業種が限られてしまいますが、定時で帰ることを優先する場合は検討してもいいでしょう。

平均残業時間の記載がある

求人内容に平均残業時間の記載がある場合、比較的定時に帰れるか理解できるでしょう。

たとえば平均残業時間が月20時間の場合、1日1時間の残業で帰宅できます。

平均残業時間が少なければ、それだけ定時に帰れる日が多いと推測できるでしょう。

ただし、会社全体の平均残業時間が求人票に書かれていることは多いため、実際の残業時間は部署によって異なるので注意してください。

BtoBの事業モデル

対企業向けの事業モデルであれば取引先が固定されており、納入量やスケジュールも決まっている傾向が高いため、残業が比較的少なく定時で帰宅できる傾向です。

また顧客となる相手の就業時間が決まっているため、遅い時間にやり取りするケースも少なく、仕事を勤務時間内に終わらせなくてはなりません。

消費者相手に比べて突発的なトラブルも少ないため、計画を立てやすく、残業をしないで解決していくことを求められます。

定時で帰れる仕事13選

定時で帰れる仕事を13選を紹介します。

  1. 地方公務員
  2. 大手メーカーの工場
  3. コールセンター
  4. 警備員
  5. 一般事務
  6. 開業医
  7. 建設作業員
  8. 化学系メーカー
  9. ホテルスタッフ
  10. 外資系IT企業
  11. コーポレートスタッフ
  12. レジ係
  13. デパートの店員
  14. 不動産管理
  15. 清掃員
  16. 医療事務
  17. 介護士

それぞれの理由を詳しく見てみましょう。

地方公務員

地方公務員の多くは、月末月初などの忙しい時期を除き、ほぼ定時で帰宅できています。

ただし、部署によってはそうでないこともあるため、すべての地方公務員が当てはまるわけではないので注意してください。

なお水曜日または金曜日は「ノー残業デー」が設定されており、定時退庁するように定められています。

インターネット上では「公務員はブラック」「サービス残業なんて当たり前」などという声もありますが、これは正しい情報ではありません。

地方公務員法や労働基準法が適用されるため、サービス残業はあり得ませんし、一部を除けば残業も少なく定時で帰れるのが実情です。

大手メーカーの工場

大手メーカーの工場勤務の場合、細かい部分までシステム管理されており、スタッフの勤務日数や残業時間もしっかり確認されているため、残業なく定時で帰れる傾向です。

大手の場合は、もしも過剰な残業をさせてしまうとニュースなどに出て社会的ダメージを負うことを恐れて残業ルールをしっかり決めています。

また期間工など、3交代や2交代で働く「シフト制」の場合、次の担当者が出勤して引き継げば仕事終了となり定時帰宅が可能です。

ただし、中小企業の場合はシフト制を設けていないケースもあり、定時で帰宅できない可能性があります。

その点、大手との違いがあるため求人票などを事前に確認するといいでしょう。

コールセンター

コールセンターは24時間稼働していることが多く、スタッフの勤務体系はシフト制を用いていることがほとんどです。

そのため、自分の持ち時間が終われば定時可能なので、ワークライフバランスを自分で設計しやすい環境といえるでしょう。

たとえば主婦が家事の合間に働く、学生が授業の前後に出勤するなど、仕事時間の自由度が高い仕事なので、プライベートの時間を充実させたい場合、コールセンターへの就職を検討するといいでしょう。

警備員

シフト制で勤務日や勤務時間を決められることの多い警備員も残業が少なく定時で帰れる仕事の1つです。

1日単位の単発勤務や日中だけや夜勤のみなどの希望を出せる場合も多く、かなり融通が利きますし、残業もないため、仕事外の時間を充実させたい人におすすめです。

とくに交通誘導警備では、残業はほぼ発生せず、場合によっては勤務予定時間よりも早く終わるケースもあります。

これは、道路工事には警察への申請が必要で、申請した時間を超過して作業をすることができないためスケジュールを余分に取ってあることが理由です。

警備員の中にもさまざまな仕事があるため、事前に求人情報を確認するといいでしょう。

一般事務

一般事務はルーティンワークになっていることが多いため、上手にスケジューリングできれば定時で帰れます。

急ぎの仕事やトラブルがない限り残業は基本的になく定時帰宅と考えていいでしょう。

定時内で仕事を終わらせるスキルは必要でしょうが、月末や年末などの繁忙期を除いてほぼ残業はないといえます。

そのため、プライベートを重視したい、家事や子育てに時間を割きたいなど、ワークライフバランスを重視した働き方をしたい人に一般事務はおすすめです。

開業医

開業医はほぼ定時の仕事のため、残業することなくプライベートの時間をしっかり取れます。

夕診によって多少の残業が発生する場合もありますが、自分でコントロールできるため、定時で帰りたい日は調整すれば問題ないでしょう。

とくに無床クリニックの場合、外来診療や日帰り手術などの業務がメインとなり、当直やオンコールがないため時間的にゆとりのある勤務が可能です。

ゆとりを持った仕事をしたいことから、忙しい大学医局や総合病院から開業医になる人もいます。

建設作業員

建設作業員は基本的に日勤の仕事、勤務時間は8:00~17:00、8:30~17:30などに設定されている職場が大半となっています。

これは、屋外での仕事が大半で安全上の都合と近隣住民に対する騒音問題の配慮から、夕方以降の時間帯に作業できないためです。

朝の始業が一般企業に比べて早いですが、終業時刻はしっかり決まっており、残業はほぼなく定時帰宅といっていいでしょう。

体力的な負担もあり、日中にしっかり働き夜は休む生活リズムにできるため、ワークライフバランスを取りやすい仕事といえます。

化学系メーカー

化学系メーカーの残業時間は比較的少ないといわれています。

大手化学メーカーの採用情報を確認すると、フレックスタイム制度やテレワーク制度、裁量労働制度を取り入れているメーカーも多く、従業員に優しい環境といえるでしょう。

ただし、突発的なトラブル発生時や繁忙期などはこの限りではありません。

また、研究職であれば後工程に影響が出るため期日までに実験データを揃えなければならず、工場勤務であれば顧客に必要数を納品するために残業対応しなければならないケースもあります。

部署や時期によって違う点は理解しておくといいでしょう。

ホテルスタッフ

ホテルスタッフはシフト制勤務がほとんどのため、自身に割り振られた勤務時間が終われば定時で帰宅できます。

仕事を引き受ける量やスケジュールを自分で調整できる場所も多く、勤務時間内に仕事を終えられるので、プライベートを充実させたい人に向いている仕事といえるでしょう。

ただし、平均勤務時間はホテルによって変わり、繁忙期は残業しなくてはならないときもあるので、常に定時で終われるとは限りません。

事前に求人票で勤務内容や時間について確認しておきましょう。

外資系IT企業

外資系IT企業の場合、残業に対する考え方も変わり「残業する人ほど勤務時間内に仕事を終えられない」と仕事をできない人と認識されてしまいます。

時間内に仕事を終えられないと自己管理能力が低いと判断され、評価もされません。

確かに楽な仕事ではありませんが、逆に勤務時間に集中すれば終わらせようとするため、定時に帰宅する人がほとんどです。

集中して仕事を終えて、定時以降はプライベートの時間に充てたい人は外資系IT企業への転職を検討するといいでしょう。

コーポレートスタッフ

人事や総務などの本社機能部門で働くコーポレートスタッフは、比較的残業が少ない職種です。

仕事内容も事務内容が多いため、勤務時間内で終えられることが理由として挙げられます。

また、とくに人事の場合は社内に「残業時間を減らす」ことを指示する部門でもあるため、自分たちが残業していては示しがつきません。

ただし繁忙期はこの限りではありませんので、いつでも定時で帰れるわけでないことは認識しておきましょう。

レジ係

レジ係はシフト勤務のため、自分の勤務時間が終われば次のシフトと交代できます。

求人票でも残業なし定時帰宅を謳っているものが多いため、ワークライフバランスを考えてプライベートを充実させたい人はレジ係の職種を希望するといいでしょう。

しっかりシフト制を組んでいれば残業の心配がないといってもいいです。

デパートの店員

デパートの店員の残業はそこまで多くありません。

大型連休やセールなどの繁忙期には準備や片付けなどで残業しなければならないケースもありますが、基本的にはシフト通りの時間で働けます。

普段の仕事の中ではデパートの終了時間とともに帰宅できるのが一般的ですが、管理職などになると会議や雑務などで残業が増える傾向です。

役職によって定時に仕事を終えられるかが変わるため、注意しましょう。

不動産管理

不動産管理者は、建物や土地の所有者とテナントの間で契約を管理し、施設のメンテナンスや賃料の徴収などの業務を担当します。通常、営業時間内に契約や賃貸の手続きを行うため、定時で帰れる場合が多いです。

清掃員

清掃員は、オフィスビル、ホテル、学校、病院などの施設や公共空間を清潔に保つ役割を果たします。通常、清掃業務は定型的で、特に大規模な施設では定められた時間内に作業を行う必要があるため、定時で帰ることができます。

医療事務

医療事務は、医療機関で患者の受付や予約管理、請求処理などの事務業務を担当します。通常、医療機関の営業時間内に業務を行うため、定時で帰ることができます。ただし、医療の特性上、予期せぬ緊急事態が発生する場合もあり、その際には迅速な対応が求められることがあります。

介護士

介護士は、高齢者や障害者の日常生活の支援や介護を行う仕事です。介護施設や訪問介護などで勤務し、定時で帰ることができる場合があります。ただし、利用者の状況によっては夜間や週末に勤務する必要がある場合もあります。また、緊急のケースや急な変化に対応することも求められることがあります。

定時で帰れる仕事の特徴

タスクの内容が変化しない

定時で帰れる仕事の特徴の一つは、業務内容が比較的一定で変化が少ないことです。例えば、工場での組み立て作業やルーチンワーク、または特定の製品やサービスに特化した継続的な業務がこれに当たります。

1日にやる仕事が決まっている

このタイプの仕事では、通常、日々の業務が予め定められている場合が多いです。その日に対応すべきノルマが定まっており、急な変動などもなくスケジュール通りに進行することによって、残業なく仕事を終えることができます。カスタマーサポートセンターでの電話応対や、レストランでのシェフの調理業務などが挙げられます。

緊急対応や想定外の仕事が少ない

緊急対応や想定していなかった出来事に対処する必要が少ないことも、定時で帰りやすい仕事の特徴です。工場の生産ラインでの作業や、オフィスでの定型的な事務作業がこれに当たります。

営業時間が明確に定められている

飲食店や金融機関などの営業時間が明確に定められている職場での仕事も、定時で帰りやすい場合が多いです。小売店やレストラン、オフィスなど、営業時間が明確に設定されている場所での勤務がこれに該当します。

定時で帰れるメリット

プライベートの時間が増える

定時で帰れることで、仕事とプライベートのバランスが取りやすくなります。家族や趣味など、自分の時間を大切にできます。これにより、ストレスが軽減され、生活の充実度が向上するでしょう。

仕事の処理が早くなる

定時で帰りやすい仕事を選ぶだけでなく、いかに自身の処理能力を高めて定時で仕事を納められるかを追求することも重要です。処理速度を意識すれば、効率的にタスクを処理できて生産性も高まります。

自己研鑽ができる

定時で帰って余暇時間が増えることで、自己研鑽に取り組む時間が確保できます。新しいスキルを学ぶ、趣味に没頭する、読書をするなど、自己成長につながる活動を行うことができます。これにより、個人のスキルや知識のレベルが向上し、キャリアの発展につながる可能性があります。

規則正しい生活ができる

定時で帰れることで、仕事とプライベートのメリハリをつけた生活リズムを確立できます。規則正しい生活習慣が身につき、健康や心の安定にも繋がります。良い睡眠環境の確保や適切な栄養摂取、運動など、健康的な生活を送ることができます。

定時で帰れるデメリット

社内のコミュニケーション機会が減る

定時で帰れる状況では、残業もなく会社にいる時間も少ないため、同僚や上司とのコミュニケーション機会が制限されることがあります。

特に仕事以外の雑談や、懇親の場に参加する機会が少なくなることによって、関係構築がしにくくなったり社内の情報のインプットがしにくくなるという場合もあるでしょう。

残業代を得られない

定時で帰れる状況では、通常の労働時間を超えた勤務が少ないため、残業代を得る機会が限られます。給与面での収入が減少する可能性があるでしょう。

新規の仕事を任せにくくなる場合がある

いま任されている仕事をスムーズにこなせる反面、定時で帰る人であるというイメージが社内に定着することで、新しいプロジェクトや任務を任せることが難しくなる場合があります。

特に新規事業の立ち上げなど、一時的に大きな負荷がかかり残業が発生しやすいような仕事においては、人事から任せられないと思われてしまうなど結果として、キャリアの発展に影響を与える可能性もあるでしょう。

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まとめ

定時で帰れるおすすめの仕事について解説しました。

プライベートを充実させたい人にとって、定時で帰れることは重要な検討事項といえるでしょう。

しかし、職種や業界によって傾向は変わります。

そのため、ワークライフバランスを考えて転職前に求人票をしっかり見ておきましょう。

定時に帰宅したい仕事を探している人は、ぜひこの記事を参考にして選んでみてはいかがでしょうか。