【テレアポ】コールセンターのテレアフォンアポインターはきつい?給料は高い?求人を探す前に自分に向いてるか見てみよう
テレフォンアポインターとは?
テレフォンアポインターとは、コールセンター業務の一つで「テレアポ」と略されます。
主にコールセンターで企業の営業を行う人のことを言います。
テレビショッピング等でよく目にするコールセンター(テレオペ)の人たちとは異なります。
一体どんな違いがあるか見て行きましょう。
コールセンター業務は3種類ある
生活の中でよく目にするコールセンター業務は、テレビ通販CMに映るテレフォンオペレーター(テレオペ)でしょう。
テレオペは主に電話を受けて商品やサービスの受注、契約を担当します。
しかしコールセンターは電話を受けるテレオペだけではありません。
電話をかけるテレフォンアポインター(テレアポ)と、電話をかけると受ける両方を行うテレマーケティング(テレマ)があります。
また、電話を受ける業務をインバウンド。電話をかける業務をアウトバウンドと言います。
コールセンター業務のそれぞれの特徴は以下の通りです。
主な業務内容 | 業務種類 | |
テレフォンアポインター(テレアポ) | 企業の営業を行う | アウトバウンド |
テレフォンオペレーター(テレオペ) | 商品やサービスの受注を行う | インバウンド |
テレマーケティング(テレマ) | 顧客とコミュニケーションを取り、ニーズ調査等を行う | アウトバウンド,インバウンド |
テレフォンアポインター(テレアポ)とは
「主に通信販売や訪問販売において、個人や企業を対象として電話による営利目的の勧誘・注文受付など電話勧誘販売(テレマーケティング、テレマ)に従事する電話接客業務、またはそれに従事する人」
(参照:出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
とあるように、テレアポは電話をかけて営業業務を行う職業です。
インバウンドとアウトバウンド
テレオペとテレアポの大きな違いである”電話をかけるか受けるか”は、それぞれ”インバウンド,アウトバウンド”と言われます。
インバウンド=電話を受ける側
アウトバウンド=電話をかける側
したがってテレオペはインバウンド。テレアポはアウトバウンドです。
電話対応方法 | 業務概要 | 対応相手 | |
テレオペ | インバウンド | 利用者のサポート | 個人 |
テレアポ | アウトバウンド | 営業活動 | 法人 |
テレフォンアポインターの仕事内容は?
冒頭で述べたように、企業へ自社の商品やサービスの営業を電話で行います。
具体的には以下の通りです。
- 顧客獲得(商品案内)
- アポイント獲得
- アンケート調査
- リストクリーニング
正社員の場合、アポイントを獲得したら自身で直接営業に伺うところもありますが、基本的には電話を使用してのお仕事です。
商品を案内するだけでなく、追加サービスの提案をして契約をしてもらえると、インセンティブが発生するところもあります。
仕事の特徴
テレオペの仕事の特徴は”自分から電話をかける”ことです。
コールセンター業務ですが、営業のようなお仕事です。
電話をかけても話を聞いてくれなかったりたらい回しにされることもありますが、たった1つの案件獲得でもかなり大きな成果です。
「断られて当たり前」の精神でお仕事をすることがコツです。
テレフォンアポインターに向いている人は?
コールセンターは対人のお仕事です。
コミュニケーション力が必要になってきますが、他に必要なスキルや性格など、テレアポに向いている人はどんな人なのでしょうか。
一つでも当てはまるスキルや性格があれば、あなたはテレアポに向いています。
仕事を探している人はぜひテレアポを検討してみるといいかもしれませんね。
テレフォンアポインターに必要なスキル
テレオペに必要なスキル |
・コミュニケーション力 ・基礎マナー(言葉遣いなど) |
- コミュニケーション力
テレアポは電話越しで顧客と話すため、ジェスチャー等の身振り手振りができません。
したがって言葉だけで相手を理解納得させる必要があります。
そしてそれぞれの顧客に合わせた対応をするために、コミュニケーション力が必要です。
- 基礎マナー(言葉遣いなど)
テレアポで顧客獲得やアポイント獲得をするためには印象をよくすることが大切です。
電話が繋がったら挨拶と名乗ることは鉄則中の鉄則です。
また挨拶や名乗るときはハキハキと元気よく話しましょう。
親しみやすい話し方を意識するのは構いませんが、友達とのおしゃべりみたいに馴れ馴れしくなるとかえって悪印象を与えてしまいます。
難しいノウハウは必要ありませんが、人として当たり前のマナーを当たり前にこなすことが必要です。
テレフォンアポインターに向いている性格
テレアポは向き不向きがハッキリとする仕事です。
自分が向いているのか向いていないのか、ある程度事前に知っておきましょう。
より効率的に自分に最適な仕事を見つけましょう。
ここではどんな人がテレアポに向いているか説明していきます。
以下のような人がテレアポに向いています。
テレアポに向いている性格 |
・電話が苦手じゃない人 ・ストレスに強い人(メンタルが強い人) ・向上心がある人 |
- 電話が苦手じゃない人
テレアポはほとんどが見知らぬ人に電話をかけます。
会ったことがない人、話したことがない人に電話越しで商品やサービスの魅力を伝えなければなりません。
電話をかけるときのマニュアル (トークスクリプト) はありますが、臨機応変な対応を求められます。
電話だけで柔軟な対応ができるような電話が苦手じゃない人はテレアポに向いていると言えます。
- ストレスに強い人(メンタルが強い人)
テレアポは電話をかけても断られることが9割です。
電話が繋いでもらえない時もあります。
時には断るだけでなく苦情や厳しい言葉を投げてくる人もいます。
相手の言葉に真に受けることもよくありません。
またテレアポはノルマがあります。非正規社員には強く数字を求めさせるところは少ないと思いますが、働いている以上達成に力を入れなければなりません。
このように焦りやメンタルにダメージを受けやすい仕事です。
したがって失敗してもケロッと立ち直れるような、ストレスに強い人はとても向いています。
- 向上心がある人
テレアポは受注が決定したり契約が取れると成果報酬(インセンティブ)が発生する企業がほとんどです。
成果報酬を目当てにして「たくさん電話かけて契約取るぞ!」と向上心を持って働ける人はテレアポにぴったりです。
テレフォンアポインターの給料
結論、比較的高いです。
テレアポの平均給料は以下の通りです。
◉オペレーターの平均給料
アルバイトの平均時給 | 派遣社員の平均時給 | 正社員の平均年収 |
1,000~1,300円 | 1,100〜1800円 | 300〜400万円 |
(参考:https://hakensearch.net/A100065/#content-h00e8c383b5)
勤務地や経験年数によるので一概には言えませんが、他の業種に比べると高い水準に設定されています。
またテレアポには成果報酬(インセンティブ)があることがほとんどなので、成約をたくさん取ればアルバイトや派遣社員でも、正社員以上の給料をもらうことも夢ではありません。
このように給料が高い理由は2つあります。
- 高いコミュニケーション力が必要だから
コールセンター業務は電話のみの顧客対応になります。
どうしても対面で対応しないので、電話で十分足りるコミュニケーションを取ることを求められます。 - 長く働いて欲しいから
テレアポに限らずですが、仕事を長く続けられない人が中にはいます。
コールセンターは覚えることが多く、自社商品やサービス、企業そのものの知識がないといけません。
より早く知識を持った社員が欲しいため、高時給で注目を浴びて知識や経験を積んで、できる社員を早く育てて長く働いてもらうため、高時給なのです。
テレフォンアポインターの大変なことは?
テレアポの大変と思うことはすごく断られることです。
テレアポは基本的に断られ続けます。
時には罵声を浴びせられたり、話途中に電話を切られる「ガチャ切り」をされたりすることもあります。
丁寧に対応されることむしろレアケースだと考えていたほうがいいでしょう。
電話相手の言葉を真に受けると大きなストレスを抱えてしまいます。
10回中9回断られることが当たり前だと思いながら仕事をすることがコツです。
テレフォンアポインターのやりがいは?
テレアポはやりがいが大きい職業です。
なぜなら成果が数字に表され、目に見えるので、成果を実感しやすいからです。
例えば、断られ続けた中で契約を獲得して成約件数が増えると、自信がついて暴言を吐かれても動じない強さも持つことができます。
給料面でも成果報酬(インセンティブ)が入ると、「もっと電話しよう!」と感じるようになり、断られることに対して何も思わなくなります。
厳しい言葉を言われることは働いていると一度は発生します。
特に若いうちにテレアポを経験していれば、ビジネスシーンに必要な電話スキルや営業トークが身につき、高時給なので生活の質もあげることができるでしょう。
テレフォンアポインターは未経験でもなれる?
結論、テレアポは未経験でなれます。
ただし、正社員の求人はほとんどありません。
コールセンター業務自体が正社員の募集があまりないのが現状です。
正社員を目指す場合、最初はアルバイトや派遣社員で”非正規社員”として入社して、経験と成果を積み上げて、正社員登用を目指すといいかもしれません。
正社員になると、SV(スーパーバイザー)など、ステップアップを目指すこともできます。
またテレアポになるには特別な資格や学歴は一切必要ありません。
未経験かつ特別な資格や学歴が必要ないので、テレアポになるためのハードルはかなり低いと思います。
正社員だと企業によってはボーナスが支給されるところもあります。
コツコツと成果と経験を積み上げ、正社員登用を目指すことも視野に入れておくといいでしょう。
テレフォンアポインターのいいところ/イマイチなところ
ここまでテレアポの情報について述べてきました。
テレアポも世の中にあるたくさんのお仕事の中の一つです。
いいところもあれば人によってはイマイチなところがあって当然です。
一般的な視点から見た、テレアポのいいところとイマイチなところを整理しましょう。
テレアポのいいところ |
・給料が高い ・成果報酬がもらえる ・未経験でもなれる ・特別な資格や学歴は必要ない |
イマイチなところ |
・電話を切られる(断られる)ことがほとんど ・電話でのコミュニケーション力が必要 ・正社員の求人が少ない |
テレアポは断られ続けるに加えてノルマも課せられることがあります(ペナルティは無いケースがほとんど)。
しかしたった一つでも成約を決めると成果報酬や自身の大きな評価につながるので、断られたりガチャ切りされても「こんなの当たり前!」とある意味開き直って仕事を進めるといいでしょう。
テレフォンアポインターにオススメな人
結論、一人で仕事がしたいけど人と話すのが好きな人です。
テレアポは決して一人で仕事をするわけではありませんが、一人一人にノルマが課せられたり電話の掛け方や話し方は人それぞれです。
コールセンター業務は高時給ですし、その中でもテレアポは成果報酬(インセンティブ)がもらえる、高収入を目指せる職種です。
それに加えては対面で顧客対応をしないので、企業によっては服装や頭髪の自由度が高いです。
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