テレフォンアポインターのことをアポインターと呼ぶことがあります。
アポインターの仕事は、お客様に電話をかけることですが、具体的にどのような電話をかけるのか、どのような人に向いている仕事なのか気になっている人もいるでしょう。
ここでは、アポインターの仕事について徹底解説します。
アポインターの仕事内容とは?
テレアポと略して呼ばれることもあるアポインターの仕事は、個人のお客様や企業に向けて商品やサービスを提案し、注文や契約に結びつくように促すことです。
アポインターの仕事の場合、電話をかけることがメイン業務となっているため、電話を受ける仕事はほぼありません。
アポインターの仕事の中には、電話でのアンケート業務といったリサーチや、営業訪問前の確認電話というようなものも含まれます。
既存のお客様に電話をする際は、ご利用いただいている商品やサービスの満足度なども伺いながらお悩みも聞き出し、それに適した商品やサービスを提案していくというようなことも行っていきます。
これにより、継続して商品やサービスを利用してもらうことにも繋がるのです。
アポインターの仕事は、営業電話が中心ですが、外出することはないため、すべての業務をオフィスで行います。
アポインターに向いている人の5つの特徴
アポインターの仕事は、発信業務が中心となっていることから、営業に近い仕事です。そのため、向いている人もいればそうでない人もいます。
そこで、ここではアポインターに向いている人の5つの特徴を紹介します。
気持ちの切り替えが早い
アポインターの仕事は、営業電話になるので、お客様によっては煙たがられる場合があります。
面倒だと感じてすぐに電話を切られてしまう、話を聞いてもらえないというようなこともあるでしょう。
そのようなことが続いてしまうと、辛いと感じるかもしれません。
電話をかけるのが嫌だと思ってしまう人もいるようです。もしそういったことがあっても、気持ちをすぐに切り替えることができる人はアポインターの仕事に向いています。
自分のなかで分析して改善できる
アポインターの仕事は、ノルマが課せられていることがあります。
1日に何件電話をかけなければいけないというようなことが決められている場合、かけ終わるまで業務を終了することができません。
そのため、効率よく電話をかけるにはどうしたら良いのか、アポイントを獲得するためにはどうしたら良いのかなど自分で分析し改善方法を見つけていける人には向いています。
商品への理解が徹底している
アポインターの仕事では、商品やサービスについてお客様から質問を受けることもあります。
商品やサービスを紹介・提案する仕事をしているのに、商品やサービスについて理解ができていないと、お客様から質問を受けても回答することができません。
すると、お客様はこの担当者は信頼できないと感じてしまうのです。
アポインターの仕事は、マニュアル通りに電話をかけるだけでなく、商品やサービスについてしっかり学ぼうとする姿勢がある人に向いています。
自分のペースで話すことができる
自分のペースで話すことができる人は、アポインターに向いています。
アポインターは、受電業務ではなく発信業務となるので自分から話を進めていかなければいけないからです。
受電業務の場合は、お客様から話をしてくれますが、アポインターの場合は、自分から話題を作って会話していく必要があります。
相手の状況と課題を話から推測できる
商品やサービスの提案をするにあたり、そこに繋げていくための会話が重要です。
まずは、お客様の状況や現在抱えている問題点などを話の中から推測していきます。
そして、それらを解決するためには自社の商品やサービスが最適であることをアピールします。
アポインターの仕事は、相手の話をよく聞いて、最適なアドバイスができる人に向いています。
アポインターとして成功する3つのコツ
アポインタ―の仕事で成功するためにはどのようなことに気をつけると良いのでしょうか。
ここではアポインターとして成功するコツを紹介
数を多く打つ
アポインターの仕事は、電話をかけなければ始まりません。
また断られてしまうかもと思って電話をかける本数が減ってしまっては、成功にも結びつきません。
最初は断られることが当たり前だと思って、どんどん電話をかけましょう。
数を多く打つことで、当たる可能性も出てきます。また、アポイントが取れなかったとしても、落ち込む必要はなく気持ちを切り替えて次の電話をかけるようにしましょう。
件数をこなしていくと、どのように会話を進めていけば良いのか、断られてしまうのはどういったパターンの時なのかというような流れやコツもつかめてきます。
コツがつかめてくると電話をするのも楽しくなっていくでしょう。
成功している人のトークスクリプトを真似する
アポインターの仕事では、どのように会話を進めていくのかという点が、結果に繋がります。
トークスクリプトは、受電業務の場合は決められたものが用意されていますが、発信業務の場合は、オリジナルで話をしなければいけないことも出てきます。
成功している人がどのように話をしているのか教えてもらい成功者の真似をしていくのがおすすめです。
例えば、成功している人は、話し方も工夫しています。
新規のお客様に電話をする場合、営業の電話だと警戒されやすいです。
まずは警戒心を解かなければ次の会話に進めることができません。
そこで、警戒心を解くために、自分がどのような人物なのか伝え、今から話をすることを簡単に伝えます。
この電話にどのようなメリットがあるのか、お客様に伝えることができれば話を聞いてもらえます。
また、警戒心を解くためには、声の高さや話をするスピードも大切です。
電話線を通すと、人の声は普段よりも低く聞こえてしまいます。そのため、できるだけ明るい声色と柔らかい口調で会話を進めていきましょう。
ここに成功者のトークスクリプトも加えれば、アポイントを獲得できる確率はさらに高まっていきます。
製品の特徴ではなく課題を解決する方法を提案する
商品やサービスの特徴を紹介しても、お客様が関心を持っていない場合、魅力を感じてもらえないことがあります。魅力を感じないものを利用しようとはしないでしょう。
そこで、商品やサービスの特徴を説明するのではなく、お客様の抱えている問題を解決できる可能性があるということを提案するといいです。
そのためには、まずはどのような問題があって何を課題としているのか聞き出すことが必要になります。そこから、「○○を利用することで、○○の解決に繋がります」と提案していきます。
お客様は、抱えている問題や課題が解決するかもしれないと思うと興味を持ってくれるのです。
アポインターとして働くメリットとは?
アポインターとして働くメリットにはどのようなことがあるのでしょうか。
メリットをみていきましょう。
インセンティブがある
アポインターの仕事は、受電業務と比べると給料が高めに設定されています。さらに、結果を出すことができれば、インセンティブを受け取れることも多いので、収入が増えます。
頑張りに対してきちんと評価してもらえるので、モチベーションにも繋がるでしょう。
営業スキルを身につけることができる
アポインターの仕事は、電話で行う仕事ですが沢山の人と話をします。これは営業としての経験を積んでいるのと同じような効果を期待できます。
アポインターの仕事を続けることで、コミュニケーション能力を身に付けることが可能です。
電話は相手の姿が見えないため、声だけで判断し、伝えていかなければいけません。
どのような声の高さ、スピードで話をすれば良いのか、どのように話すと伝えたいことがしっかり伝わるのか普通に会話するよりも奥が深いのです。
研修で社会人として基礎的なマナーを習得できる
アポインターの仕事をする場合、実際の仕事を始める前に研修が行われます。
研修では、正しい敬語の使い方や、電話のマナーなど丁寧に指導してもらえるため、社会人としての基本マナーが習得可能です。
数字という明確な指標で評価される
アポインターの仕事は結果が明確に出ます。
即効性があると言われる営業方法のひとつで、お客様が、興味を持ってくれれば、商談に繋がります。
未経験からアポインターの仕事を始めた場合でも、1ヶ月くらいでアポを取れるようになります。
売上に貢献できれば、数字でしっかり結果を残すことができ評価されます。
目に見える結果なので、評価も分かりやすいです。
自分のペースで働くことができる
アポインターの仕事は、自分のペースで働くことができます。
受電業務の場合は、お客様からかかってくる電話に出なければいけないので、自分のペースで進めることができません。しかし発信業務の場合は、トイレに行きたい時にトイレに行けますし、お茶を飲みたい時に飲むこともできます。
リストに沿って順番に電話をしていけば良いので、他の人と連携することも少なく、マイペースで仕事をしやすいでしょう。
マーケティング知識も身につく
アポインターの仕事では、市場調査を行うことも多いです。
今、どのようなサービスが必要とされているのか、どのような商品が売れているのか、どういった業界で勢いがあるのかということをアポインターとして仕事を通して知ることができるのです。
まとめ
アポインターの仕事内容や特徴、そしてアポインターに向いている人についてご紹介しました。
アポインターの仕事は、コミュニケーション能力や営業スキルも身につけることができるため、スキルアップにも適した仕事です。
高時給、高待遇の仕事も多いので、自分に合う求人を見つけてみてください。