富士通のコールセンター求人はおすすめ?給与や待遇を紹介

国内トップクラスの総合エレクトロニクスメーカー・富士通で、コールセンター業務はどのように行われているのでしょうか?その業務内容からメリット・デメリットや評判までを紹介していきます。

富士通のコールセンター業務の募集先は?

富士通のコールセンター業務の募集先ですが、コールセンターの仕事は富士通コミュニケーションサービスが請け負っています。ここからは、富士通コミュニケーションサービスについて、情報およびコールセンターとしての主な業務内容を確認していきましょう。

富士通コミュニケーションサービスとは?

富士通コミュニケーションサービスでは、コールセンター業務をメインとしたあらゆるサービスを提供する組織です。そして主な業務は大きく以下の2つに区別されています。

1つ目は、富士通従業員の負担軽減を図りつつ、エンゲージメント(従業員の会社に対する思い入れや愛着)を築きながら業務の効率を図って、安心して仕事を継続できるように勤める「富士通の従業員に対する業務」です。従業員向けのコールセンター業務といえます。

そしてもう1つは、顧客に対するコールセンター業務があります。顧客の期待やニーズのさらに上をいく質や体験を提供し、商品価値を磨きながらロイヤルティ(顧客がサービスや商品に対して抱く信頼や愛着)を強化していくことが目的です。

コールセンター業務を通して顧客との関係性を永続的に結び、富士通そのもののビジネスを拡大していくことを目指しています。

富士通のコールセンターの業務内容

富士通のコールセンター(富士通コミュニケーションサービス)で実際に行われているコールセンター業務内容を詳しく見ていきましょう。「富士通従業員に対するコールセンター業務」と「顧客に対してのコールセンター業務」に大別し、さらに細かく解説しています。

富士通従業員に対してのコールセンター業務

富士通従業員に対しての業務は「コーポレートサービス」と呼ばれ、ヘルプデスク業務・業務サポート・フィードサポート業務の3つが挙げられます。1つ1つをしっかり理解しましょう。

ヘルプデスク業務

企業の従業員が仕事を効率的に進められるよう、会社が個別に抱える問題を可視化し、ソリューションをオーダーメイドで提供します。また、コールセンターを通して従業員とのコミュニケーションをとることに重きを置いて、質の良い対応で応えるのも特徴です。

加えて、アカウントやサーバー、ネットワークやセキュリティの管理、問い合わせへの対応や申請対応など、部署によって多岐に渡る業務をこなします。

業務サポート業務

業務改革および、各部署の担当者が本来の仕事へ集中できるよう、人事・採用・総務・経理などの業務を全般的にサポートします。

フィールドサポート業務

機器の導入を始め、運用や管理、修理や廃棄といった業務で必要なことを全般的にサポートする業務も行います。担当者の業務上の負荷を軽減できるよう、支援することが目的です。

顧客に対してのコールセンター業務

顧客に対しての業務は「顧客コンタクトサービス」と呼ばれ、カスタマーサポート業務・テクニカルサポート業務・マーケティングサポート業務があります。

カスタマーサポート業務

カスタマーサポート業務とは、商品やサービスに対する問い合わせや相談窓口において、顧客の悩みやクレームなどに対応するものです。

カスタマー(既存顧客)のサポートを行う業務ですが、富士通コールセンターでのカスタマーサポートは個人向けの製品に関する問い合わせ・法人向け製品に関するソリューションやサービスの問い合わせおよびサポート・富士通のことについての問い合わせなど幅広く対応しています。

テクニカルサポート業務

IT関連に強いのであれば、製品の知識や操作方法の技術を活かせる業務です。テクニカルサポートでは主に、富士通のIT製品(ソフトウェア・ハードウェア)の操作方法や故障時の対処法などのテクニカル(技術的)な側面での相談にコールセンターで対応します。

コールセンターへは顧客からの問い合わせが電話やメールで入るので、迅速かつ相手が理解・納得できるように説明する技術が要求される仕事といえるでしょう。

また「インターネットが繋がらない」「パソコンがウイルスに感染したかもしれない」といった相談の場合、富士通では「PC家庭教師」と呼ばれる訪問スタッフによる出張サービスがあります。ケースによってはPC家庭教師の手配も必要なので、コールセンターにおける適切な判断が求められます。

マーケティングサポート業務

富士通のコールセンターでは、セールスサポートやオフィスバックサポートを含む「マーケティングサポート業務」も行います。

マーケティングサポートは顧客分析を綿密に行い、顧客との接点を高密度化させて、企業のセールスサポートを実施する業務です。

売上の拡大やリピーターへの適切なサービス、新規顧客獲得のためのサポートを企業に対して行うことを目的とした業務のため、マーケティングや経営の知識と豊富な経験を必要とします。

富士通のコールセンターの3つのメリット

ここでは、富士通のコールセンターで働くことで得られる3つのメリットを紹介します。誇りをもって働ける要素が満載です。

大企業の看板を持って働くことができる

大きなメリットは、やはり大企業の看板を持って働けることでしょう。富士通は1923年に創業されて以来、長い歴史の中で数多くのコンピューター製品や携帯端末などの製品を生みだしてきました。

今や日本が誇る総合エレクトロニクスメーカーであり、総合ITベンダーです。電気製品の製造だけでなく、通信システムや電子デバイスの販売や関連サービスなども行い、ITサービス提供企業では国内1位、世界で2位の売上高を誇ります。

そんな富士通のコールセンターで働けることで、自信と使命感、やりがいを抱くには充分なのではないでしょうか?

従業員向けの業務がある

コールセンター業務の1つであるコーポレートサービスのように、従業員向けの業務があることも富士通の強みです。

例えば働き方改革をきっかけに、社員の声をアンケートで集めて施策に反映するなど、社員に寄り添う取り組みを実施しました。

次いで、従業員に合わせた環境を整えたり、ずっと地元で働きたいという者の思いを組んで「転勤なし制度」を取り入れたことも大きな改革でしょう。

こうして、コーポレートサービスをはじめとする会社側の取り組みにより、結果的に富士通のコールセンターの離職率は圧倒的に改善されたという実績もあります。

ワークライフバランスがしっかりしている

富士通のコールセンターは2021年3月に、健康経営優良法人2021「ホワイト500」に認定されました。

時短勤務制度や産休・育休制度といったサポート体制が整っていることでも知られており、仕事とプライベートを両立させながら働いている人がたくさんいます。

コールセンター業務が未経験でもしっかりとした教育制度が設けられており、安心して入社できるのも特徴です。少々のパソコン業務があるため、ある程度パソコンに触れたことのある人ならほぼ大丈夫でしょう。

従業員1人1人の事情に寄り添う環境整備や保障に前向きな所も、富士通コールセンターで働くメリットといえましょう。

例えば、子供の小学校・中学校の入学祝いに「スマイル子育て支援金」として、一時金が支給されます。

また介護休業も、法定基準の日数より長めに休みが取れるような制度も実施中です。育児や介護に手厚いケアやサポートがあり、仕事との両立がしやすい職場です。

特に女性の場合、ワークバランスがしっかりしているおかげで、気持ち良く働きやすい仕事環境なのではないでしょうか?

富士通のコールセンターのデメリット

メリットがあればデメリットもあります。富士通のコールセンターで働くにあたって、注意点として頭に入れておきましょう。

新卒を含めて正社員での採用がメイン

富士通のコールセンターでは、新卒も含めて主に正社員での採用がほとんどです。そのため、期間限定のアルバイトやパートタイマーとしての雇用形態を望む人にとってはデメリットとなってしまうでしょう。

しかし、契約社員でのコールセンター求人も無いというわけではありませんので、よく確認することをおすすめします。

テレワークができる部署とできない部署がある

実際に働いている人や元従業員の声をネット上で確認する限り、次のようなコメントが非常に多いことが分かりました。

  • 部署によってはテレワークができるようだが、自分のプロジェクトはコロナ禍にも関わらず出社しなければならない
  • 部署によってはテレワークができるが、プロジェクトやクライアント次第

すなわち、テレワークができるかどうかは部署や関わるプロジェクトによりけりだということです。

残業をすることができない

富士通は働き方改革の実践に積極的なため、できるだけ従業員に残業をさせない方針で運営されています。

繁忙期となるとさすがに残業はあるみたいですが、勤務時間は入社時に提示されたものが基本は守られているようです。つまり残業代を稼ぎたい人にとっては、残業ができないことがデメリットになってしまいます。

富士通のコールセンターの評判

総合点は5点中3.1と、まずまずな評価となっていました。某Webサイトにて、従業員や退職者が書き込んだ口コミをまとめると、内容以下の通りです。

【多かった口コミ】

  • 残業がほぼなく、休みもしっかり取れる方だと思う
  • 休暇は2か月前に申請が必要で、3日以上の連休は長期休暇扱いになり申請しなければならない
  • 体調不良や家族の病気などは優先して休ませてもらえる
  • 職場の雰囲気に不満はないが給料は低い
  • 福利厚生はちゃんとしている方だと思う

など。

まとめ

富士通のコールセンターの仕事は、従業員へ向けた業務と顧客へ向けた業務があり、それらがさらに細分化されて幅広いサービスを提供しているのが特徴です。働き方改革を機に、従業員に寄り添う制度も充実させて更に働きやすい環境となっていることも伺えます。

大手企業なのでそれなりの責任の重さは伴いますが、誇りをもって働きたいならぜひ、応募してみてはいかがでしょうか?